森は海の恋人30年

3月5日(月)の読売新聞夕刊に、畠山重篤さんらの〈森は海の恋人〉活動が30年目を迎えるとの大きな記事が掲載されていました。

読売新聞

読売新聞3月5日記事の一部イメージ


記事はつぎのリード文で始まります。

〈宮城県気仙沼市で養殖漁業を営む畠山重篤さん(74)らが「森は海の恋人」を合言葉に植林活動を始めてから、今年で30年目を迎える。森を豊かにして海に栄養分を行き渡らせ、好漁場を作る取り組みで、植えた木は5万本以上。東日本大震災を経てもなお続けられ、植林のモデルとして国内外に広まっている。〉

その後、40年ほど前に川から流れ込む生活排水や農薬で赤潮にまみれた湾の話が続きます。多くの海水を吸い込むカキも赤く色が付き、「血ガキ」と呼ばれ、廃棄処分されたそうです。

〈「漁師は森、川、海と続く自然の中でしか生きられない」。畠山さんが出した答えは「陸(おか)に上がる」ことだった。気仙沼湾に注ぐ大川上流にある岩手県一関市の山で1989年、漁師仲間とブナやコナラなどの広葉樹を植え始めた。県境をまたいだ取り組みのため公的援助は受けられず、仲間と資金を出し合って始めた。効果は徐々に表れ、カキの収穫量が上がった。サケが戻り、しばらく湾で見られなくなったウナギも現れるようになった。〉

そして、2011年の大震災。養殖いかだが流され、活動の背中を押してくれていた母の小雪さんも亡くなりました。しかし、震災の2か月後、湾の水質を調査した京都大の研究チームが「カキが食べきれないほどの植物プランクトンがいる」と教えてくれました。その年にカキ養殖を再開すると、豊漁になったといいます。

30年目の植樹祭は6月3日。畠山さんは「人々の意識を高める、つまり『人々の心に木を植える』ことも大きな目的。次の世代に豊かな海を残すため、今後も続けたい」と話しているそうです。

記事の注釈に「森は海の恋人 」の簡潔な説明がありました。〈森の土壌に含まれる養分が川を通じて海に注ぎ、プランクトンを育てて魚や貝などに恵みをもたらすとして、1989年に始まった植林活動。2009年に同名のNPO法人が設立された。理事長の畠山重篤さんは2012年、国連の「フォレストヒーローズ(森の英雄)賞」の初代受賞者となった。〉

気仙沼の人たちは、畠山重篤さんや〈森は海の恋人〉のことをよく知っているはずです。しかし、こうした30年にもおよぶ活動の意味や価値をうまくほかの人に伝えることができるかどうかというのは別の問題。こうして読売新聞さんがうまくまとめて紹介してくれたことを大変うれしく思いました。記事をまとめてくださった中根圭一さん、ありがとうございました。

〈森は海の恋人〉活動が30年か。重篤さんが44歳のときに始めたのですね。今でこそこうして高い評価を受けていますが、活動開始初期など、決して順風に恵まれていたわけではないでしょう。逆風もあったと思う。こうした記事を読むとき、そうしたときの重篤さんらの気持ちはどんなだったのかとつい想像してしまうのです。

国連の「フォレストヒーローズ賞」受賞については、つぎのブログにて。

2012年2月14日ブログ「国連の畠山さん」

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美由紀さんの曲目

きのう3月4日(日)は、東京・めぐろパーシモンホールで「東日本大震災復興支援コンサート」でした。今年で3回目。今年も素晴らしかった。

プログラムを紹介しましょう。第1部は例年同様に気仙沼市民吹奏楽団と目黒吹奏楽団の混成楽団による演奏。そして第2部は、気仙沼市出身のシンガーソングライター畠山美由紀さんが出演。司会は気仙沼出身のフリーアナウンサー佐藤千晶さんでした。



1部の吹奏楽は、40名近くの編成のうち気仙沼市民吹奏楽団のメンバーが9名でした。そして5曲中2曲の指揮をとったのは気仙沼で吹奏楽団のリーダーをつとめる畠山広成さん。担当楽器はトランペットです。昨年もタクトを振りましたがほんの少し緊張していたようにも思えました。しかし今年は堂々とした指揮振り。演奏を終えて客席に向かい一礼したときにはホッとしたのか笑顔がありました。5曲の後のアンコール曲は「故郷」。歌唱があるわけではないのですが、歌詞が頭にうかぶものですから不覚にもグッときた。〈夢は今もめぐりて 忘れがたきふるさと〉。


2部の曲目(というと古いか。今風にいえばセットリスト)はプログラムに記されていなかったので、ここで紹介しておきましょう。私自身があとで思い出すためにも。

①Over the Rainbow(虹のかなたに) 
ミュージカル映画「オズの魔法使」でジュディ・ガーランドが歌った劇中歌。一昨年のコンサートでもこの歌で始まりました。Somewhere over the rainbow Bluebirds fly 〈虹のかなたのどこかに、青い鳥が飛ぶ場所がある〉
②風の栞(しおり)
美由紀さんの詩、中島ノブユキさんの曲。〈真夜中の嵐がわたしの街を 大好きな季節に変えていった〉
③あなたの街へ
トークのなかで、10代のとき、好きだった人に会いに気仙沼から大船渡に行ったことなども。秘話か?
④春の気配
〈思い出せそう なぜこうして 生まれてきたか 春の気配〉。トークでは若いころに遠野へ車ででかけた夕刻、神社そして白鹿が忽然とあらわれたことや風景の記憶など。
⑤カーニバルの朝
映画「黒いオルフェ」のテーマ曲。セルジオ・メンデスが日本の女性ボーカリストと競演したコラボレーションアルバム「ランデヴー」の中でも美由紀さんが歌っています。
⑥銀河鉄道999
いわずとしれた松本零士さん原作アニメ主題歌。オリジナルはゴダイゴ。
⑦伝えたくて(村上ゆき)
これはピアノとコーラスを担当していた村上ゆきさんの歌。歌もうまいし、ピアノも素晴らしい。美由紀さんとの相性もばっちりという印象。
⑧ロマンスをもう一度
小田急ロマンスカーのコマーシャルソングのカバー。
⑨わが美しき故郷よ
説明不要。トークでは、みなとまつりの話や、お父さんが高校のときにブラスバンドでサックスを吹いていたことなど。
⑩歌で逢いましょう
2014年9月発売のアルバム「歌で逢いましょう」のタイトルチューン。〈季節がめぐり 過ぎてゆくのは ほんとうにはやいものですね〉と始まり、〈懐かしく 愛おしい人たちに あの日の永遠の思い出に わたしは 歌で逢いましょう〉と。10曲目、まさに2部のエンディング曲にふさわしい選曲でした。

この後、中目黒小学校合唱団のみんなが2曲と「平和のうた」を歌ってくれました。そしてコンサートの最後は畠山美由紀さん、村上ゆきさんも加わって「花は咲く」。前回も、熊谷育美さん、岡本優子さんと中目黒小学校のみんなが一緒に歌いましたが、今回もとてもよかった。

こうして美由紀さんの歌をふりかえってみると、春の訪れをまつ季節感に望郷というか追憶というか、そんな思いを重ね合わせたという感じでしょうか。それらの曲を歌う美由紀さんの声に村上ゆきさんの絶妙のピアノ、そしていい感じのコーラスがからんで。1000円では本当に申し訳ない(笑)。

目黒区の皆様をはじめ関係者の方々に心からお礼申し上げます。そして出演者の皆様全員、司会をつとめてくれた佐藤千晶さんにも。素晴らしい時間をありがとうございました。

昨年の復興支援コンサートの様子はつぎのブログにて。

2017年3月6日ブログ「気仙沼アーチスト」

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3本の光に寄せて

今年も〈3月11日からのヒカリ〉が開催されます。気仙沼の内湾〈鼎ヶ浦〉の3カ所から「鎮魂」「希望」「感謝」の想いを込めた3本の光を放射するこの催しも今年で7回目となります。

3本のヒカリ
公式サイトの概要ページより

開催日 2018年3月11日(日)
時 間 18時30分から深夜0時まで
会 場 気仙沼市内湾(鼎が浦)
主 催 3月11日からのヒカリ実行委員会
後 援 気仙沼市 / 気仙沼商工会議所 / 河北新報「リアスの風」/(株)三陸新報社 / K-NET
協 賛 昭和42年中学卒気仙沼・仙台三陸会/気仙沼中学20回生支援会/畠山法律事務所/気仙沼サポートビューロー(順不同)
協 力 (株)内海工業 / 川印村田漁業(株)/ 気楽会 / 気仙沼観光コンベンション協会 / 気仙沼のほぼ日 / 気仙沼プラザホテル /(株)マルニシ /(順不同)

私たち〈気仙沼中学20回生支援会〉も、会長の鈴木徳一君(3年3組)や事務局 菊田裕美君(1組)と相談して、今回も協賛いたします。初回からですから7回目。皆様からお寄せいただいた浄財を活用させていただきました。先日のブログでも紹介した新宿ゴールデン街〈洗濯船〉をはじめとする募金にお寄せいただいた多くの皆様のご厚意も含まれております。

公式サイトの協賛企業・団体の欄には、気中20のほかにKSS42(昭和42年中学卒気仙沼・仙台三陸会)の名もあります。私たちと同学年の仙台地区近辺の同年会です。会長は本年2月から吉野信雄君(気中3年1組)、それまでは小山達朗君(同9組)がつとめていました。そして畠山法律事務所さん。ロゴマークが〈カクジュウ〉であることからもわかるように、以前の〈精良丸〉畠山水産の息子さんというかお孫さんというか、弁護士 畠山喜敬さんの事務所です。震災後の気仙沼復興支援の会などではよくお目にかかりました。その後、気仙沼に法律事務所を開所。元気に活躍されているようでなによりです。

以上の協賛のほか、多くの団体・企業の後援や協力で今回も3本の光が内湾にたちあがります。私たち気中20回生では、及川保規(やすのり)君(5組)と鷺(庄司)良子(よしこ)さん(8組)を失いました。そして、肉親や兄姉姉妹、子や孫などを亡くした人もいます。3月11日、天に向かって静かに放たれる3本の光が、多くの皆さまのさまざまな思いを込めたものになって欲しいとの願いから、本プロジェクトに協賛いたしました。プロジェクトの紹介とともに、当会をご支援いただいている方々へのご報告とさせていただきます。

なお、今回も例年どおり、企業団体そして個人からの募金がおこなわれています。5枚セット1500円のクリアファイルや1点1500円のポスター(A2サイズ/594×420mm)が用意されています。詳しくは募金サイトをご覧ください。

募金サイト
オンライン募金ページ
公式Facebook

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横浜での催事紹介

本日3月1日(木)から11日(日)までの12日間、横浜ワールドポーターズで「横浜・気仙沼つながりフェア」が開催されます。昨年に続き、第2回目となります。

横浜

2016年7月、気仙沼市は横浜ワールドポーターズを運営する(株)横浜インポートマートと震災復興と相互の持続的発展を目的とし連携協力協定を締結しました。今回の催事もこの協定に基づき実施されます。本日は6つの催事概要を紹介します。4日(日)には熊谷育美さんのライブ、11日(日)には堤幸彦監督の「Kesennuma,Voices.6」上映会やトークショーも行われます。

①気仙沼の美味しい食材で復興支援!

気仙沼市への義援金チャリティーにご賛同いただいた方に、気仙沼の食材を用いた振舞い。めかじき鍋(500食)ホルモン焼き(500食)の提供(なくなり次第終了)
日時:3月11日(日)12:00~15:00 
場所:ナビオス横浜前

②気仙沼食材フェア

飲食店で気仙沼産のメカジキ、いちご、フカヒレ、ホルモンなどを提供。
日時:3月1日(木)~3月11日(日)
場所:1Fハワイアンタウン

③気仙沼出身アーティスト 熊谷育美 LIVE

日時:3月4日(日)14:00~14:30/16:00~16:30
場所:2F汽車道側正面ゲート横 特設ステージ

④「Kesennuma,Voices.6」上映会 ×トークイベント

映画監督・堤幸彦が、3.11東日本大震災の被災地・気仙沼を撮影した映画「Kesennuma,Voices.6」の上映会と、復興支援を行っている方たちとのトークショー。
日時:3月11日(日)15:00開場、上映15:30~16:50、
 トークイベントは17:00~18:00
場所:6F 会議室3

⑤「気仙沼 震災、そして復興へ」写真展

日時:3月1日(木)~3月11日(日)
場所:2Fデッキストリート ヨコハマ・ポート・マーケット内「気仙沼PORT」
気仙沼PORTは、2016年7月から出店し、気仙沼物産を販売しています。

⑥気仙沼への義援金を募集

気仙沼への義援金を募集するため、募金箱を設置します。
日時:3月1日(木)~3月11日(日)
場所:2F汽車道側正面ゲート(インフォメーション側)

どうぞ横浜近辺にお住まいの方など、是非お出かけください。みなとみらい線「みなと未来」駅「馬車道」駅からいずれも徒歩約6〜7分です。

地図
アクセス地図(クリックで拡大)

2016年7月15日ブログ「祝!気仙沼PORT」

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気中のデンマーク

気仙沼がなにかとお世話になってお世話になっている映画監督、堤幸彦さんが企画・総合演出をつとめる子供ミュージカル「デンマークとさんま十勇士」が3月3日(土)に気仙沼ホテル観洋で上演されます。

チラシ

◎デンマークとさんま十勇士

3月3日(土) ①14:00~②18:00~
サンマリン気仙沼ホテル観洋 4階 ベルサイユの間
料金:1,000円(税込)
お問合せ先:気仙沼演劇塾うを座
TEL:070-1380-4558

気仙沼中学20回生にとって〈デンマーク〉といえばあの音楽の~~と、ブログに書こうと思っていたのですが、冗談にはならずドンピシャだったようです。三陸新報の2月24日(土)〈本番まで1週間〉という記事に、劇の内容がつぎのように紹介されていました。

〈舞台は1962(昭和37)年の気仙沼。キャストは公募で集まった子供たちと、気仙沼演劇塾うを座のメンバー。小学生から高校性までの10人と数人の大人が出演する。
 1962年夏、気仙沼はサンマの豊漁で、トラックに積んだサンマが荷台から滑り落ちる光景がまちのあちこちで見られていた。
ある日、気仙沼小学校に通う6年生を中心に「さんま十勇士」が結成される。気仙沼高校が夏の甲子園で活躍する様子をテレビで見ていた「十勇士」たちは、テレビに出るために合唱コンクールに出場することになった。女性の音楽の先生のもとで厳しい練習に励むのだが…… 〉

この子供ミュージカルの原案は、一年先輩/気中19回生の生島ヒロシさん。小学生のころ、同じ風景を見ていたんですね。〈さんま十勇士〉は真田幸村(さなだゆきむら)につかえる猿飛佐助や霧隠才蔵などの〈真田十勇士〉のもじりでしょう。これもとてもなつかしい。〈オレが幸村やっから、オメは佐助な〉みたいな(笑)。なお、2016年に公開された映画「真田十勇士」は堤幸彦さんの監督作品です。

2月2日の三陸新報にも、稽古での堤幸彦監督の指導風景が紹介されていました。

堤幸彦ミュージカル2:2
三陸新報2月2日記事の一部イメージ

演出は生島ヒロシさんの長男で俳優の勇耀さん、ダンス演出は次男でダンサーの翔さんです。ヒロシさんも登場するとのことです。なお、〈デンマーク〉については2011年7月29日のブログで書いております。〈ネタバレ注意〉ということでご覧ください。しかし本当に驚いた。私は見に行けませんが、生島博さん同級の気中19回生や気中歌唱班でデンマークのお世話になった方は必見。行かずばなるまい。今度の土曜日3月3日、午後2時と6時の2回です。チケットは1000円で、気仙沼プラザホテル、御誂京染たかはし(神山)で取り扱っています。どうぞよろしく。

2011年7月29日ブログ「デンマーク」
ホテル観洋/催事サイト

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tag : 気仙沼 気仙沼中学 デンマークとさんま十勇士 生島ヒロシ 堤幸彦

マル・デ・ミヤギ

きょうは東京での催事のご案内。3月1日〜2日の2日間、東京の丸ビルで開催される復興応援イベント「マル・デ・ミヤギ」に気仙沼からコヤマ菓子店も出店します。





このイベントは2014年から継続開催されているとのことなので、今年で5回目となるのでしょう。宮城県内の農産品、水産加工品、スイーツなどのほか、日本酒の蔵元15蔵の日本酒も特別価格で販売されるそうです。入場は無料。なお、会場は東京駅丸の内中央口を背にして左側に見える「丸ビル」です。右側に見えるのは「新丸ビル」なのでご注意を。

◎復興応援イベント「マル・デ・ミヤギ」
日時:3月1日(木)~2日(金)11:00~19:00
会場:丸ビル1F マルキューブ
主催:三菱地所株式会社、株式会社河北新報社

催事情報サイト

店主の小山裕隆さんも上京して売場にたつそうです。私は2日(金)に近くの日比谷でミーティングがありますので、その帰りにでも寄ってみようと思っています。ご都合の許す方はぜひお出かけください。裕隆さんに会ったことがないという気中同級生も心配はいりません。お父さんの小山隆市君(3年6組)にそっくりですから(笑)。

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カキと森と長靴と

1月20日に放送されたNHK EテレのETV特集「カキと森と長靴と」の再放送を紹介します。気仙沼市唐桑の畠山重篤さんが登場します。1月24日に再放送がありましたので、再々放送ということになります。反響が大きかったのでしょう。


アンコール

舞根

両画像とも番組サイトより

◎NHK Eテレ
ETV特集アンコール「カキと森と長靴と」
3月3日(土)23:00~(1時間)
3月10日(日本時間)にはNHKワールドでも放送されるそうですが、放送時間は未定とのこと。

番組サイトから、紹介文を引用します。

「東日本大震災で高さ20mの津波が気仙沼を襲う。海の生き物は全滅したかに見えた。絶望の海でカキ養殖を再開させたのが畠山重篤。「森は海の恋人」という名言を生んだカキ養殖家だ。震災で海は死に絶えたかのように見えたが畠山は確信していた。海は自らの力で必ず回復する、と。NHKは震災直後から養殖再開に挑む畠山を密着。海と山が融合しながら浄化していく様を、畠山のモノローグと4K撮影で映像美を追求した番組」(引用は以上)


1月20日の放送は、このブログでも紹介しました。しかし、唐桑の鮪立(しびたち)出身の気仙沼高校同級生からは見逃したとのコメントをもらいました。今度は大丈夫でしょう(笑)。

この番組の映像は実に素晴らしかった。ちょっときれいすぎるのではないかと思うほどです。どうぞ、このアンコール放送、お見逃しなきように。

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「人生 人もうけ」

〈けせもい会〉の新年会で、千葉憲二君が〈2月に本ができあがる〉といって、表紙カバーのデザインを見せてくれました。発刊されたらこのブログで紹介しようと思っていたら、三陸新報さんに先を越されてしまいました。

  
憲二君記事

三陸新報2月22日掲載記事の一部イメージ


書名は『人生 人もうけ』。憲二君らしいタイトルです。記事から紹介すると、この本は10年ほど前の『夢じたく』に続く2冊目。前回の出版時に「60歳までの目標として掲げていた東京・銀座での出店」(これは「まかない㐂いち」のことですね)を実現させるまでのエピソードや、震災後に気仙沼に同級生らと支援物資を届けたり、炊きだしをおこなった様子などが書かれています。それと、「かもめ食堂」の復活開店にあたっての土地選びなど様々な苦難なども。なお、2冊の書名を見ると、なにか梅沢富美男さん的な演歌のイメージが浮かんできて困るのですが、私が知る憲二君のイメージはPOPでありROCKです。念のため。

私が驚いたのは、同日の三陸新報の一面コラム「万有流転」でもこの本が紹介されていたこと。

万有流転
三陸新報2月22日「万有流転」の一部イメージ


一部を引用させてもらいます。

〈 千葉さんにとっては2冊目となる自伝だ。東日本大震災の話から始まっている。気仙沼市の千葉英喜さん(千葉喜商店社長)は千葉さんの兄で、震災時にヘリで救出されている。気仙沼に仲間と共に駆け付け、炊きだしをしたことなどが綴られている。亡きお父さんと歩いた思い出の港町などを目にし、跡形もなくなった姿にショックを受けた。その時の気仙沼に対する思いから、復興の手助けになるような何かをしたいと、ラーメン店「かもめ食堂」を復活させることになったという。 (中略) 題名の「人もうけ」は、金はなくても多くの応援をしてくれる友人知人こそが、最高の財産だと言っている。人の道を示唆する1冊だった。〉(引用は以上)

友人知人について、〈金はなくとも〉というのは別にして、憲二君が日頃から語っていることなのでうれしく思いました。ありがとうございます。

なお、同書の出版社は旭丘出版会、税抜き1500円です。アマゾンでは扱っていないようなので、入手方法は憲二君に聞いておきましょう。念のため申し上げておきますが、同級生だからといって〈けろ〉(ください)といわないように。そういう人は憲二君の財産ではなく負債です(笑)。

ご参考までに、同書で紹介されていることに関する、当ブログの初期の記事を以下に。

2011年4月20日ブログ「3月25日支援物資輸送レポート」
2011年4月28日ブログ「ちばき屋 憲二君の炊き出し」
2012年1月20日ブログ「かもめ食堂復活」

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隆市君おめでとう

「しごと場・あそび場 ちょいのぞき」を展開する「観光チーム気仙沼」が、復興庁の平成29年度「新しい東北復興・創生顕彰」10件に選定されました。228件の応募から選ばれており快挙といってよいでしょう。2月9日に記者発表があり、2月18日に仙台にて顕彰式典ががおこなわれています。

復興庁受賞
三陸新報2月21日記事の一部イメージ


三陸新報の記事にリーダー廣野一誠さんのコメントが紹介されていました。〈県のおもてなし大賞とのダブル受賞は大変光栄。「ちょいのぞき」事業ができるのは、気仙沼の人たちがコツコツ築いてきた「仕事」と「暮らし」のおかげ。まちの皆さんと一緒に喜びを分かち合い、事業のさらなる発展につなげたい〉。

これを読んで、リーダー廣野一誠さんの気持ちを勝手に想像してみました。まずは〈ほめられすぎだよなあ〉と。評価されるのは気仙沼のPRにもつながるのでありがたいけれど、解決しなければならないやっかいな課題を沢山知っているはずです。そして〈受賞するべきなのは自分たちではないんだけど〉と。〈おもてなし大賞〉受賞についてのブログでも書きましたが、気楽会〈観光案内課〉の活動などにはじまり、〈ば!ば!ば!プロジェクト〉への展開もありました。組織でいえば、気楽会のほかにも、気仙沼観光コンベンション協会や、以前の一般社団法人〈リアス観光創造プラットフォーム〉、そして現在の〈気仙沼地域戦略〉に至る組織の活動も。そうした継続的活動の成果がいまこうして顕彰されているのだと。

こんな勝手な想像を記したのも、先日のちょいのぞきモニターツアーで一誠さんの話を聞いたからなのです。K-portの懇親会で、ほかの方との話のなかで尊敬している先輩としてコヤマ菓子店の小山裕隆さんの名をあげていました。小山隆市君(気中3年6組)の息子さんです。うれしかった。そう考えていくと、今回のダブル受賞の原点には、隆市君らの様々な活動もありました。〈甚六鬼の会〉の海神様にしてもそうだしね。

このブログ記事を書きはじめたときは意識していなかったのですが、なんか今回の受賞は隆市君らの活動に対する顕彰でもあるのだなあという思いを強く感じてきたのです。気仙沼中学の同級生ならすぐにわかってくれるでしょう。そんなこんなの思いを込めて、天国の隆ちゃんをはじめ関係者の皆様にお祝いを申し上げます。おめでとう!

2月16日ブログ「おもてなし大賞!」

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戸羽平の政也さん

きのうのブログで、2月16日(金)17日(土)の〈ちょいのぞき気仙沼/モニターツアー〉の様子を紹介しましたが、本日2月20日の三陸新報がとりあげていました。写真は、2日目の唐桑〈戸羽平〉(とばひら)でのカキ漁師体験の様子です。

ちょいのぞき記事
三陸新報2月20日記事

記事中に大学生の北村さんのコメントが紹介されていました。モニターツアーには、彼女を含め2人の大学生が参加していましたが、どちらも地元企業のインターンとして気仙沼に滞在中です。若い人ならではの視点からの意見発表に感心するところが多くありました。

写真にうつる漁師さんは畠山政也さんで〈戸羽平〉の5代目です。政也さんは2月11日に父親の畠山政則さんと共に、新造船「第八十八海宝丸」の進水式を母港である宿舞根(しゅくもうね)漁港でおこなっています。これについてはまたあらためて紹介しましょう。なお、私たちが乗せてもらった船は、以前から使いなれている「第八海宝丸」です。

政也さんは、かき小屋〈唐桑番屋〉で挨拶時に、震災後に広島のカキ漁師さんらが唐桑の復興のために多大な協力をしてくれたことに感謝の言葉を述べていました。機会があるたびにそのことを話していると。それを聞いて大変うれしく思いました。大事なことだなと。

私たちが乗船した2月17日(土)の昼は、途中で雪が降ったりしたものの、さほど荒れた様子はありませんでした。しかし、東京に帰る新幹線の中で知ったニュースでは午後3時ごろには暴風雪警報が出たとのこと。もっと早くに嵐となれば、船での〈ちょいのぞき〉はできなかったでしょう。関係者の皆さんもホッとしたのではないでしょうか。

畠山政也さんはじめ〈戸羽平〉関係者の皆様、いろいろとありがとうございました。お礼を申し上げます。

2月19日ブログ「モニターツアー」

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「モニターツアー」

2月16日(金)17日(土)は、〈ちょいのぞき気仙沼/モニターツアーに妻と二人で参加してきました。これは、2015年から行われている〈しごと場・あそび場 ちょいのぞき気仙沼〉の来年度の展開にあたり、宿泊ツアー企画のための意見をもらいたいと一般社団法人 気仙沼地域戦略が催したものです。盛りだくさんの内容でしたので、個々の体験についての感想はあらためて紹介することにして、本日は概要のみ記しておきます。

◎1日目(2/16)

午前7:56東京発のはやぶさで10:08一ノ関着。10:30にほかのメンバーらとミニバスで気仙沼へ。プラザホテルに荷物を置いて、すぐ近くの「斉吉・鼎(かなえ)」でお出汁(だし)の料理体験です。鰹節ではない秋刀魚節のだしを使ったワカメしゃぶしゃぶや和食を味わったあとに、各メンバーからの評価や意見を発表。このスタイルはその後のプログラムでも同様です。斉吉さんでの様子は、NHKニュースでも紹介されました。下にニュースサイトの画像を。中央に私がうつっています。

斉吉

NHK2月16日配信ニュース

2:30には、プラザホテルにチェックインしての自由時間。少し休んで、南町〈マンボ〉でコーヒーかいちごババロアでもと思いましたが残念ながら準備中。マンボに向かって左側は妻の実家跡でいまは駐車場になっています。以前のおもかげはすでにありません。それでも新しくできた〈紫神社前商店街〉をはじめて見ることができてよかった。〈あさひ鮨〉をのぞいてみましたが、村上力男さんは出張中でした。

その後は、妻の親戚でもある魚町〈日山商店〉に寄ってコーヒーをごちそうになったあと、工事がさかんにおこなわれている魚町の通りを歩いて、ホテル望洋にのぼる坂の途中にあるわが実家跡へ。なつかしいレトロなタイルの浴槽だけはまだ残っていました。続いて五十鈴神社/お神明さんに参拝。

ホテルに戻ってからは、午後6時からK-portでの懇親会で各自が発表するツアー企画アイデアをまとめました。なかなか難しい。そのK-portでは、アクアラボ気仙沼さんのサメの歯を使ったアクセサリーづくりの紹介や、岡本製氷さんによる氷の彫刻のご披露などもありました。そして、参加メンバー14名による各企画アイデアの発表です。4案ほどに絞り込んでからグループに分かれてさらにブラッシュアップしてプレゼンテーション。これらが終了したのが9時。ホテルに戻って一服後、プラザホテルの〈気仙沼温泉〉につかりました。この温泉が始まるときには名称の募集がありました。私も応募して、商標登録の制約条件などに留意しての〈気仙沼温泉〉+〈○○○の湯〉という構造を提案。お招きいただいた開湯の祝典には参加できませんでしたが、宿泊券や記念品を頂戴したことなどを思い出しながら、この日のプログラムは終了です。

◎2日目(2/17)

早朝6時半、ホテルロビーに集合。素晴らしい日の出を見てから魚市場へ。私は早朝の魚市場を見るのは初めてです。出身者でもそうした人は案外多いのではないでしょうか。市場では、まず〈気仙沼魚市場 復興物語〉の説明を聞いた後、見学通路からそして場内を説明つきで見学。水揚げされていた魚種はメカジキやサメなど。フカのヒレの切り取り作業なども見ることができました。

場内見学の後は、〈海の市〉リアスキッチンで朝食。店に入る前にいただいたメカジキとタラの〈ちょい食べ〉刺身がとても美味しかった。特にタラは格別でした。

魚市場の後は唐桑に向かいます。カキ養殖を営む〈戸羽平〉(とばひら)さんでの漁師体験です。(やっくんとしておなじみの)畠山政也さんの操船と案内でカキいかだを巡りました。ある種のサプライズだったのでしょうか、事前に船にのるとは聞かされていなかったので本当に驚きました。養殖の現場体験や船上で味わうカキやホタテは最高ですね。この唐桑の漁師体験ワークショップはネットで映像としては知っていましたが、聞くと見るとでは大違い。帰港時のカモメかウミネコへのえびせん投げもなつかしかった。

港についてからは、近くの復興かき小屋〈唐桑番屋〉で昼食。これはすごかったなあ。1テーブル8人分のカキやホタテが山盛りに置かれ、ステンレスの大きなカバーをした後に蒸し焼きします。メニューには、カキ(Mサイズ)15個で1500円。あるいはカキ12+ホタテ3のミックスでも同じ値段です。自分でこじあけて食すカキやホタテは本当にうまい。またあらためて紹介することにしましょう。この唐桑のプログラム終了が2時近く。またミニバスで一ノ関まで送ってもらって、モニターツアー終了でした。

なお、このモニターツアーはNHKのほかに、仙台放送でも紹介されました。こちらにも私の後姿などがうつっています(笑)。

仙台放送2月17日配信ニュース

いまふりかえってみてもとても充実したプログラムでした。費用的には、東京〜一ノ関の往復新幹線代(私の場合は1人2万6000円)とK-portの懇親会費が自己負担でしたが、モニターツアーなので各所の費用はなし。支出に十分に見あう体験でした。しかしあらためて、この往復交通費一人2万円以上の壁は、ツアー企画においてとても高いハードルだなと感じています。

概要のつもりでしたが、長くなってしまいました。また回をわけて詳しく紹介できればと思っております。どれだけお役にたてたかわはわかりませんが、私たちにとってはとても新鮮な体験でした。お世話をいただきました「気仙沼地域戦略」そして「気仙沼観光コンベンション協会」「観光チーム気仙沼」はじめ、関係者の皆様に御礼を申し上げます。ありがとうございました。

2月16日ブログ「おもてなし大賞!」

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おもてなし大賞!

〈しごと場・あそび場ちょいのぞき気仙沼〉を展開する観光チーム気仙沼が、宮城県の「観光王国みやぎおもてなし大賞」において〈観光による地域活性化のモデルとなる最も優れた取組〉として大賞を受賞しました。市内からは初の大賞とのこと。2月13日(火)の三陸新報が伝えています。

おもてなし大賞
三陸新報2月13日記事の一部イメージ

記事の写真の右側は村井知事。左側は気仙沼観光コンベンション協会の熊谷俊輔さんだと思います。そして中央が観光チーム気仙沼リーダーの廣野一誠さん。廣野さんはアサヤ(株)の専務取締役ですが、私たちの世代には気仙沼市長をつとめた広野善兵衛さんの曾孫さんといったほうがわかりやすいかも。〈アサヤ〉も以前は大堀銀座交差点角に本店があった〈麻屋〉さんですね。

記事によれば、廣野リーダーは〈2015年の『ちょいのぞき』スタート以来、受け入れ事業者が、魅力あるプログラムづくりに向けて常に努力してきた成果。受賞は大きな励み。これまで培ったノウハウを今後に生かし、さらなる内容の充実と発展につなげたい〉と語っています。

今回は〈観光チーム気仙沼〉の受賞ですが、ここに至るまでにはさまざまな活動、努力の積み重ねがありました。このブログでも紹介してきた〈ば!ば!ば!プロジェクト〉もそのひとつでしょう。そして、もっとさかのぼれば小山裕隆さんらの気楽会〈観光案内課〉ひとめぐりツアーもあります。こうした活動の継承、継続が今回の大賞受賞につながっているのだと思います。観光チーム気仙沼をはじめ、そうしたこれまでの活動に参加してくださった方々にお礼とお祝いを申し上げます。ありがとうございます。そして、おめでとうございました。

話は変わります。きのうのブログで私が16日(金)17日(土)は気仙沼と書いたのですが、これは〈しごと場・あそび場ちょいのぞき気仙沼〉モニターツアーに参加するためなのです。16日の昼には気仙沼に、そして17日の午後2時には気仙沼を離れるというスケジュールです。そんなことで本日のブログは予約投稿といたしました。ツアーの様子はまたあらためてご報告することとします。

私にとって気仙沼訪問は2016年9月24日の〈あれから50年同年会〉以来のこと。1年半ぶりの気仙沼を楽しんでこようと思っています。見かけたら声をかけてください(笑)

2016年9月26日ブログ「同年会の記念写真」
2016年9月27日ブログ「同年会の概略報告」

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東京けせんぬま会

気仙沼市移住・定住支援センターMINATOが2月17日(土)に東京で開催するイベントを紹介します。以前のMINATOの交流会がちょこっとリニュアルして「東京のけせんぬま会」になったそうです。

けせんぬま会
MINATOイベントサイトより

◎東京のけせんぬま会
日時:2月17日(土)19:00〜22:00
会場:わたす日本橋(中央区日本橋)
参加費:2500円
定員:20名(先着順)
◎ゲスト
竹内順平氏(気仙沼漁師カレンダープロデューサー/Banboocut代表)
佐藤千晶氏(気仙沼出身/フリーアナウンサー)

竹内順平さんは、たしか〈ほぼ日〉さんでアルバイトをされた後にBanboocut/バンブーカットを設立し、漁師カレンダーのプロデュースはもちろんのこと、最近では全国の梅干しをプロモーションするなど活躍しています。私は、2016年11月の青山TOBICHIでの「漁師って、カッコいい!」展漁師トークイベントでお目にかかりました。

佐藤千晶さんはすでに皆さんご承知のとおり。最近は、文化放送の〈走れ!歌謡曲〉木曜日パーソナリティもつとめています。放送のなかで披露される千晶さんの気仙沼弁トークも大人気のようです。

MINATOは、気仙沼市移住・定住支援センターですから、気仙沼への移住・定住に関心がある方はもちろんのことですが、東京にいながら何か気仙沼との関わりをもちたいと思っている方にもご参加いただければと。私ですか?私は16日17日と気仙沼に行きますので残念ながら。この話はまたあらためて。

気仙沼市移住・定住支援センターMINATO/サイト
2017年1月19日ブログ「MINATO/湊とは」

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被災水門保存異論

2月6日のブログ「被災水門を保存へ」で、気仙沼市がお伊勢浜海水浴場の被災水門を震災遺構として保存する方針を固めたとのNHKニュースを紹介しました。その後、2月8日の三陸新報にはNHKとは違う角度からの写真と記事が掲載されていました。

被災水門

三陸新報2月8日記事の一部イメージ

記事によれば、2009年に整備されたこの水門は、用水路の出口で、震災時の引き波で海側に動いたそうです。現在は3分の1ほどが砂に埋まった状態とのこと。水門を管理する宮城県としては、国の防潮堤整備に合わせて、新たな水門を陸側に復旧するのに伴い、この水門は撤去する方針でした。しかし、階上まちづくり協議会が震災伝承に生かしたいと市に要望し、市はこれを受けて県と協議しました。そして県は、被災水門の撤去を取りやめて気仙沼市に移管することにしたといった経緯です。

この記事ではじめて知ったのですが、市としては進入できないように柵を設定するなどするものの、保存のための処置は行わずに朽ちるままにするとのこと。つまり、震災遺構として保存される旧気仙沼向洋高校舎の近くとはいえ、その整備や保存はまた別の話ということでしょう。まあ、地域の要望を受けての市の対応としてはそれもありかと思っておりましたところ、2月10日の三陸新報にはつぎの記事が。

市議会対応

三陸新報2月10日記事のイメージ

9日の市議会震災調査特別委員会で〈一部議員から「プロセスを踏んでいない」などと対応に異論の声が上がった〉というのです。9日は2月定例会が閉会した日です。細かな話は略しますが、市当局は、まちづくり協議会からの提言や復旧・復興事業に支障がないこと、震災遺構として保存する旧気仙沼向洋高校との相乗効果を挙げたそうです。市長からは、市の震災遺構は旧向洋高校以外に検討する姿勢はないということと、水門についても「自然に朽ちていくものであり、簡単な安全対策以外はやるつもりもない」と語ったとのこと。

地域住民の意向をくみ取って行政として迅速に対応したつもりが、議会からは「急な話」「手順踏め」との声があがる。私としては、NHKとは違うアングルの水門写真を紹介しようと思っただけなのですが、なにか妙な話にまきこまれてしまったような気分(笑)。〈みんなでよく話し合って、より良い解決策を探ってほしい〉としか言いようがありません。

なお、タイトル中の〈水門保存異論〉は、韻を踏んでみました。〈水門保存異論反論〉つうのも考えたのですが、〈別に反論じゃねーよ〉という声がどこからか聞こえてきたのでやめたということを記しておきます。それにしても、住民、行政、議会、そしてメディアも含め、さまざまな立場でそれぞれに大変だなあというのが実感です。

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「本吉気仙沼道路」

三陸道(三陸沿岸道路)の本吉気仙沼道路が3月25日に開通することが決定したと、2月7日の三陸新報が伝えています。

本吉気仙沼道路
三陸新報2月7日記事の一部イメージ

記事に添えられた地図を下に。

地図

記事によれば、本吉気仙沼道路は2006年度に事業化され、東日本大震災後に工事が加速したとのこと。事業費は255億円。区間7.1kmの中に設けられるインターチェンジ(IC)は、大谷海岸、岩井崎、気仙沼中央の3つです。大谷海岸と気仙沼中央は国道45号線から乗り降り可能。岩井崎は気仙沼方面への乗り降りのみ可能となっています。

記事に菅原茂市長のコメントが紹介されていました。その中に〈30年にわたり促進運動に携わってこられた皆さまの尽力に感謝申し上げるとともに〉という言葉がありました。冒頭に紹介したように、本吉気仙沼道路の工事が震災復興事業とともに加速したというのは皮肉なことですが、関係者の方々の実感なのでしょう。残るは地図上の破線部分です。この区間が実線で示される日を気仙沼の多くの人が待ち望んでいることでしょう。

なお、三陸道のうち、南三陸IC~歌津IC間4.2kmは、昨年2017年12月9日に開通しています。また、ほかの区間の開通見通しについては、2016年6月時点での三陸新報記事を下記のブログにて紹介しております。

2016年6月30日ブログ「三陸道開通見通し」
河北新報2017年12月10日配信記事

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台湾地震お見舞い

2月6日、台湾東部で発生した地震のニュースを知って驚きました。マグニチュード/M6.4。きょう8日朝の時点で、少なくとも9人の死亡や62人の行方不明が伝えられています。2年前の2016年2月6日には台湾南部でM6.6の地震がありました。同じ日というのがなんとも。

東日本大震災において、台湾の皆さんには気仙沼をはじめ多くの被災地がお世話になりました。そうしたご支援に対するお礼に東新宿にある台湾仏教慈済(ツーチー)基金会の日本分会を気中20支援会としてたずねたのは、2011年10月18日のこと。徳一君(3年3組)、恒四郎君(6組)、わたくし小田(8組)の3名で。そして、一昨年の台湾南部地震の際には、2月19日に同じメンバーで同会に見舞いにうかがいました。

こうした訪問のお世話をいただいた日本分会所属の林眞子さんに、昨日夕方つぎのようなメッセージを送りました。〈台湾の地震、大変なことが起こりましたね。気仙沼のみんなも心配していることと思います。まずは取り急ぎ、お見舞い申し上げます〉。間もなく林さんから返信がありました。台湾の慈済基金会本部は大丈夫で、6日夜からメンバーが炊き出しなど様々な支援活動をしているとのこと。そして、〈皆様のご厚意ありがたく承ります。分会から本部に伝えておきます。重ね重ねお礼まで〉と。

以上、気仙沼の皆さんへのご報告として記しました。被害がこれ以上大きくならないようにと願うばかりです。

2度の慈済基金会訪問については、つぎのブログにて。

2011年10月19日ブログ「慈済基金会訪問」
2016年2月19日ブログ「再び慈済基金会へ」

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tag : 気仙沼 気仙沼中学 台湾 台湾仏教慈済基金会

海神様の参上予定

今年の海神様は、2月17日(土)に気仙沼市内にあらわれる、との情報が三陸新報に掲載されていました。


海神

三陸新報の1月28日記事の一部イメージ


この三陸新報の記事には、〈海神様〉の来歴がつぎのように紹介されています。


〈気仙沼版“なまはげ”として、1987(昭和62)年に始まった海神様は今年で32回目。市民有志による甚六鬼の会(鈴木賢司代表)が主催する。鬼の面をかぶった海神様が「悪い子はいねえが」などと、一般家庭や保育施設に“参上”。子供たちと良い子になるように約束を交わす〉

当日2月17日は、午後2時ごろに魚町の五十鈴神社(お神明さん)を出発します。出発の様子の見学も歓迎しているとのことです。天候によって出発時刻が前後することもあるようですが、お時間の許すかたはどうぞお出かけください。

海神様の訪問を希望する家庭や福祉施設、事業所などの申し込みは、2月13日まで受け付けるそうです。問合せは下記の事務局まで。

090-5235-6641(小山)
090-9533-5429(三浦)

この〈海神様〉は、が故小山隆市君(3年6組)が友人と3人で始めたということは、私たち気仙沼中学の同級生であればみんなが知っていることでしょう。これまでの経緯は、下記のブログにて。

2016年1月18日ブログ「30回目の海神様」
2013年2月6日ブログ「隆ちゃんの海神様」

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tag : 気仙沼 気仙沼中学 海神様 甚六鬼の会

被災水門を保存へ

震災の津波で被災した、気仙沼市階上(はしかみ)地区のお伊勢浜海水浴場の水門が震災遺構として保存されるようです。本日2月6日午前4時に、NHKがニュースを配信していました。ニュース放送としては昨夜のことかもしれません。


水門
NHKニュースのツイッター画面


この水門は、震災の2年前に建設されたもの。鉄製の扉が名がされて建屋は倒壊し、再来年の海水浴場の再開に伴って解体される予定でした。しかし、地域住民から津波の脅威を後世に伝えるため現状のまま保存してほしいという要望が寄せられたことから、市は震災遺構として保存する方針を固めたとのことです。

このニュースは本日の三陸新報には紹介されていませんでした。後日、詳しい記事が掲載されることでしょう。まずは、NHKで放送、配信されたということをお伝えしたく。

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気仙沼駅の渡線橋

2月3日(土)の三陸新報に、気仙沼駅のシンボルがその役目を終えて姿を消すとの記事が掲載されていました。

渡線橋

三陸新報2月3日記事の一部イメージ

渡線橋(とせんきょう)という言葉は初めて知りました。跨線橋(こせんきょう)という言葉のほうになじみを感じます。それはともかくも、あの気仙沼駅の渡線橋の撤去工事が1月30日に始まったとのこと。

渡線橋の建設時期は正確にはわからないとのことですが、記事では、大船渡線が開業した1929年から使われている駅舎本体と同じ年代と考えられるとしています。

震災後、駅構内にBRT(バス高速輸送システム)が乗り入れるようになってからは、1、2番線がバス専用道となりました。そして、大船渡線が発着する3、4番線には横断歩道を使って往来するようになり、渡線橋は閉鎖されていたそうです。工事は3月中旬までに終了する予定。

記事には、利用者の〈思い出が多く、寂しい限り〉という声が紹介されていました。私もいろんなことを思い出します。小学校低学年のころは、夜の9時半ごろに気仙沼に着く〈むろね号〉で出張から帰ってくる父を迎えに駅に行きました。

改札出口は、駅舎に向かって右側にありました。到着時刻が近づくと、駅員さんが来て出口のチェーンをはずします。列車が到着しても、車両の向こうの降車客の様子は見えません。そのうちに渡線橋の階段を降りてくる人が増えてきて、その中に父の姿を見つけます。父が玩具などのおみやげをぶら下げていれば万々歳。構内で待っていてもらったタクシーに父を引っ張っていき一緒に家に帰ってきたのです。

こうして50数年前のことを思い出してみると、自分だけでなく、父の気持ちも想像してしまいます。降車して渡線橋をのぼり右に歩いて階段を降りていくとき、一体どんな気持ちだったのだろう。その視線の先には、笑顔で待つ幼い私がいたはずです。気仙沼駅の渡線橋は撤去されてしまいますが、あの階段を降りてくる父の姿は、私の記憶のなかにこれからも残っていくことでしょう。

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美の壺「セーター」

本日はテレビ番組紹介。きょう2月2日午後7時30分からのNHK BSプレミアム「美の壺」で、気仙沼ニッティングのセーターが紹介されます。

美の壺

番組サイトから紹介動画の一部イメージ


◎NHK BSプレミアム「美の壺」
2月2日(金)19:30〜20:00

番組サイトから紹介文を引用します。

「セーターは素材ひとつで風合いも着心地もさまざま。「繊維の宝石」とうたわれるカシミヤセーターの“ふんわり感”の秘密とは!?気仙沼で作られる予約2年待ちの手編みのセーターが登場!極上のあったかセーターを生み出す編み手の技には、港町ならではの意外なルーツが。傷ついたセーターをかわいく直せるテクニックも紹介。さらに伝統的なセーターの柄に込められた先人たちの知恵や思いをひもとく」(引用は以上)

気仙沼ニッティングさんだけの紹介ではありませんが、港町気仙沼の風景がうつるといいなと思っております。

「美の壺」の進行役は草刈正雄さん。私たちの世代は、資生堂「MG5」の広告ではじめて知りました。Wikipediaによれば1952年9月の生まれですから、私たちの一学年下になりますね。MG5のCM登場は1971年のことといいますから、気中20回生が19〜20歳のころの話。MG5の広告といえば、まずは団次郎さんと精悍な犬のポスターが印象に残っていますが、草刈さんは団さんの弟分としての登場だったようです。

若手モデルとして人気を博した草刈さんもすでに65歳。いまでは俳優としても大活躍。「美の壺」では枯れた味わいにちょっと奇妙な面白さ加えたナレーションを聴かせてくれます。

話がとんでしまいましたが、本日の「美の壺」をどうぞご覧ください。

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朝日町イメージ図

1月25日の三陸新報に、気仙沼市朝日町に計画されている漁業用燃油施設整備に関する記事が掲載されていました。1月23日に市による関係者への説明会が開かれ、異論なく計画が了承されたとのことです。記事には、東日本大震災で内湾にあった23基中の22基の燃油タンクが被災したと書かれていました。タンクから流出した油に火がつき、海が燃えているような光景をうつすテレビ画面を私も忘れることができません。

私の目を引いたのは、施設の完成イメージ図です。左が燃油施設ですが、右側に造船団地が描かれています。

1・25造船
三陸新報1月25日記事より


燃油施設は、市有地を市が整備して防災対策を講じた上で、公募決定した民間事業者が借り受けてタンク5基や桟橋を建設して運営します。

造船団地として描かれているのは、気仙沼の造船会社4社(木戸浦造船、吉田造船鉄工所、小鯖造船鉄工所、澤田造船所)と関連会社3社によって2015年5月に設立された(株)みらい造船です。同社のサイトを見ると、2018年4月の正式合併、2019年初頭の新工場開業を予定しているとのこと。

この造船団地の計画に対しては、付近の水産加工関係者などからの反対もありましたが、こうして具体的な事業計画が進んでいるようです。その造船団地に燃油施設の計画が加わった絵は、まさに〈朝日町イメージ図〉といったところでしょう。

2012年4月19日ブログ「造船所復興の夢」

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五大ニュース2017

きょうは1月31日。明日からはもう2月ですね。年末年始のことがついこの間のことのようにも思われるのですが。

きのう1月30日の三陸新報に、2017年版「あなたが選ぶ気仙沼市の五大ニュース」の結果が紹介されていました。

五大ニュース2017
三陸新報1月30日記事より

要約すれば、①気仙沼大島大橋の本体設置完了 ②サンマ記録的大不漁 ③小野寺五典氏が再び防衛大臣に ④新気仙沼市立病院がオープン ⑤生鮮カツオ水揚げ21年連続日本一といった感じ。⑤位の生鮮カツオについては、水揚げ量がピーク時の半分以下という注釈付き。②位のサンマの不漁とも合わせ、気仙沼にとってはとても気になるニュースでした。今回の投票数は2355票で、全項目的中者は震災後最多となる52人だったそうです。

「五大ニュース」以外の順位を見てみると、⑦位に〈馬籠(まごめ)小144年、小泉中70年の歴史に幕。津谷小と津谷中に統合〉の項目がありました。地域の人にとっては、もっと上位のニュースだったことでしょう。そして〈「復興屋台村気仙沼横丁」と「気仙沼復興商店街南町紫市場」が営業終了〉が⑩位です。

こうしてあらためて見てみると、2017年も人それぞれの〈五大ニュース〉があるのでしょうね。1月の終わりの日にそんなことを思っております。本日の東京は寒さはあるもののとても良い天気です。


2017年の五大ニュース候補31項目はこちらから。そして、これまでの五大ニュースはつぎのブログにて。

五大ニュース2016
五大ニュース2015
五大ニュース2014
五大ニュース2013
五大ニュース2012

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「車屋」の菅原さん

本日は、きのうのブログ「菅野青顔さんの書」の続きです。

気仙沼市古町の骨董店「車屋」さんのご主人が、私の魚町の実家に何度も来ており、父はもちろんのこと母のこともよくご存じだったというところまではお話ししました。そのご主人の名は菅原さんです。

私の父は仏像や骨董の趣味があり、出張の際などにいろいろと買い求めておりました。仕事をやめてからは出張の機会がありませんから、車屋さんをのぞくこともあったと思います。そして歳をとってからは、気に入っていたものをのぞいてずいぶんと売ってしまいました。車屋さんに引き取ってもらったものもあるのでしょう。

話のなかで私は、以前に私のブログで、車屋さんの広告を紹介したことを伝えました。本田鼎雪(ていせつ)さんの日本画を紹介したこの広告です。

鼎雪さん
三陸新報12月14日掲載広告

その話を聞いた菅原さんはとても喜んでくれて、鼎雪さんは気仙沼の人よりも焼津の人達に人気があるんだなどと話してくれました。

菅原さんは、その絵や広告に関心をもってくれた人が東京にいたということに驚いたようです。私も、青顔さんの書が結んでくれた車屋さんとのご縁を大変うれしく感じました。

住所を調べてみると、気仙沼市古町1丁目8-72とありました。気仙沼に行く機会があればぜひ寄ってみましょう。皆さんも、青顔さんの書をながめに寄ってみてはいかがでしょうか。

2016年12月15日ブログ「日本画家 本田鼎雪」
2017年2月1日ブログ「カツオがつなぐ縁」

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tag : 気仙沼 気仙沼中学 車屋 菅野青顔 本田鼎雪

菅野青顔さんの書

1月18日の三陸新報に気仙沼の骨董店「車屋」さんの広告が掲載されていました。

青顔さん書
三陸新報1月18日掲載広告


〈初代図書館長 萬有流転執筆者 菅野青顔 書〉とのこと。青顔さんの書がこうした形で紹介されるのは珍しい。しかし、この書はなんと読むのだろう。七と之と魚はわかります。記された号は〈安波山人〉でしょう。右から4文字目は〈満〉だろうか、それともさんずいに〈安〉かなどと考えましたがわかりません。

ということで、車屋さんに電話をしてみました。〈気仙沼出身で東京在住の小田と申しますが〉と。ご主人がこころよく応対してくれて、折り返しのお電話で詳しい話を聞かせてくれました。

まず書の6文字は〈萬邦七海之魚〉。萬邦とは、あらゆる国。万国と同じですね。七海は七つの海ですから、世界中の海の魚という意味でしょう。そして書をしたためた時期は、〈昭和甲牛夏〉。甲牛(きのえ うま)は干支(えと)で、昭和の甲牛は昭和29年(1954)です。

書号が〈安波山人〉とされていますが、これが青顔さんの号のひとつであることを図書館に何度か通って確かめたそうです。青顔さんの書に間違いないとの確証を得てあらたに額装したといいます。入手の経緯についても話が聞けましたが略します。

〈萬邦七海之魚〉。世界中の魚。カタカナでいえばグローバルフィッシングか(笑)。漁業協同組合などの会議室にぴったりだと思うのですが。お値段は聞き忘れました。というのも、ほかの話が長くなってしまったため。車屋のご主人は私の実家に何度も来ており、父はもちろんのこと母のこともよくご存じだったのです。この話はまた明日にでも。本日はここまでにしておきましょう。

なお、車屋さんの広告では菅野青顔さんを気仙沼図書館の初代館長としていますが正式には8代目とのこと。専任館長として初代となります。私たちの世代にとって図書館長といえば、あの青顔さんしかいないのですが。青顔さんは、三陸新報のコラム「万有流転」を昭和28年から昭和62年まで執筆されました。つぎのブログで詳しく紹介しております。

2016年5月20日ブログ「菅野青顔図書館長」

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ホヤぼーや年賀状

畠山重篤さんをとりあげた1月20日(土)夜のNHK Eテレ/ETV特集「カキと森と長靴と」は素晴らしかった。逆説的な言い方になりますが、気仙沼市唐桑の舞根(もうね)周辺の映像は、〈きれい過ぎる〉ぐらいの映像でした。見逃した方は本日24日深夜の再放送を是非に。日付はかわって25日午前0時からです。

ここからがきょうの本題。気仙沼市の観光キャラクター〈ホヤぼーや〉に年賀状を送ると、イラスト入り年賀状が返信されるという市の企画があり今季で3回目となりました。そして今年1月22日までに届いた年賀状が昨年(358通)の2倍以上の約740通に達したと1月23日配信の河北新報が伝えています。

ほやぼーや年賀状

河北新報1月23日配信記事の一部イメージ


記事には〈ホヤぼーやの10歳の誕生日を祝おうと全国各地から反響があり、今月スタートしたテレビドラマに登場したことも後押しした〉とありました。そのドラマは、このブログでも紹介したジャニーズ〈嵐〉の松本潤さん主演のTBS系列(気仙沼ではTBC東北放送)日曜劇場「99.9刑事専門弁護士 SEASONⅡ」です。

このドラマのSEASONⅡシリーズは1月14日に始まったばかりですから、その好影響というのはちょっと言い過ぎではないかなと私は思ったのです。しかし、市の観光課によれば〈ドラマを見て2枚目を送ってくるファンもいる〉とのこと。なるほど。

〈ホヤぼーや〉誕生は2007年7月のことで昨年7月に10周年を迎えています。市では、届いた年賀状の展示会を2月に開催するそうです。

10年以上になる継続的な活動で〈ホヤぼーや〉は気仙沼のキャラクターとしてしっかりと定着しましたね。ぬいぐるみの〈中の人〉をはじめ、関係者の皆様にお礼をもうしあげます。いつもご苦労さまです。これからもどうぞよろしく。

1月19日ブログ「ホヤぼーや出演!」
1月22日ブログ「アフロホヤぼーや」

テーマ : 東日本大震災支援活動
ジャンル : 福祉・ボランティア

アフロホヤぼーや

1月19日のブログで、松本潤さん主演「99.9刑事専門弁護士」の第1回目に登場した気仙沼市観光キャラクター〈海の子 ホヤぼーや〉を紹介しましたが、翌日20日(土)の三陸新報にもこんな記事が掲載されていました。

ホヤぼーやドラマ
三陸新報1月20日記事

〈「ホヤぼーや」がドラマに〉という見出しを見たときには、このブログで紹介したようなことを書いているのだろうと思ったのですが、違いました。ドラマ中の小料理屋におかれている「ホヤぼーや」のぬいぐるみが、気仙沼市の知的障害者通所授産施設「松峰園」の利用者がつくったものだというのです。気付かなかったなあと思い、あらためてTBS FREEの最新話7日間無料配信で見てみると、つぎの映像が1秒ほどうつっていました。

アフロぼーや

小料理屋「いとこんち」の厨房に面するカウンターの左側に置かれています。何度か背景としてもうつります。この店の(アフロヘアの)店長は、松本潤さんが演ずる弁護士 深山(みやま)のいとこ。そんなことで、深山は店の2階に居候(いそうろう)しているのです。

記事によれば、14日放送の視聴者から「アフロのホヤぼーやが面白い」「(アフロの)商品があるのか」などのメッセージや問合せが市観光課に寄せられているとのこと。また、このドラマ制作のスタッフが復興支援としてグッズの購入に松峰園を訪れており、前作(シーズン1)でもこのぬいぐるみが使われたそうです。

なお、「いとこんち」の店内には〈熊本大分応援募金〉箱がさりげなく置かれていました。このドラマにはちょっと見ただけでは気づかないようなさまざまなメッセージが込められているのでしょう。演出の木村ひさしさんをはじめ、関係者の心遣いをとてもありがたく感じました。

きのう21日(日)には第2回目が放送されていますが、話が長くなりますので本日はこれにて。

1月19日ブログ「ホヤぼーや出演!」

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ホヤぼーや出演!

1月14日(日)の夜、ネットではTVドラマに気仙沼市観光キャラクター〈ホヤぼーや〉が登場したと大きな話題となりました。ジャニーズ〈嵐〉の松本潤さん主演のTBS系列(気仙沼ではTBC東北放送)日曜劇場「99.9刑事専門弁護士 SEASONⅡ」です。

私はこのドラマを見ていなかったのですが、番組公式サイトで知ったTBS FREEの最新話7日間無料配信で見ることができました。

番組公式サイト

ホヤぼーやが登場するシーンは、大きく3場面です。まずは、被疑者が女性社員の伊藤さんに頼まれてインスタ用の写真を撮るシーン。〈夏まで待てない!気仙沼ホヤフェス先行イルミネーション!〉というイベント会場。そこには大きなホヤぼーやが光っています。伊藤さんは〈わたし、ホヤぼーや大好きなんです〉と語ります。

サイン

その後、型破りの天才弁護士・深山大翔(松本潤)らがその会場に行き、ホヤぼーやなどを背景に状況再現写真を撮影します。

検証12

検証2

検証3


この後、45分過ぎの再現写真をめぐるやりとりでも、〈ホヤぼーや〉の舞台/やぐらの映像がたっぷり登場します。

なぜこれほどまでに〈ホヤぼーや〉が登場したのか。その詳しい答が気仙沼プラザホテルのクルーオフィシャルブログにありました。

それによるとこのドラマを演出した木村ひさしさんが、震災前から気仙沼との関わりがあり、今に至るまでなにかと応援してくれているのです。そして、その木村さんは、堤幸彦監督の映画「自虐の詩」や「銀幕版スシ王子!」の制作スタッフとして気仙沼に来ていたとのこと。そのご縁が、今回の〈刑事専門弁護士〉にもつながっていました。

詳しい話は、プラザホテルのブログをご覧ください。〈船長〉との署名がありますが、支配人の堺丈明さんでしょう。

なお、番組の最後に流れた〈協力〉クレジットの中に〈気仙沼市産業部観光課〉の名がありました。ご苦労さまでした。

こんな形で〈ホヤぼーや〉が全国の多くの皆さんの目に触れることは滅多にないことでしょう。木村ひさしさん、そして木村さんと気仙沼の縁をつくってくださった堤幸彦さんにお礼を申し上げます。いつもいろいろとありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

なお、この第1回目の再放送があります。1月21日(日)午後2時からです。見逃した方は是非に。

2016年4月6日ブログ「堤幸彦気仙沼大使」

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tag : 気仙沼 ホヤぼーや 木村ひさし 堤幸彦 刑事専門弁護士 松本潤

調理師学校の計画

昨年末12月29日の三陸新報に、気仙沼で調理士専門学校の開校が計画されているとの記事が掲載されていました。

12:29調理専門
三陸新報2017年12月29日記事の一部イメージ

計画しているのは茨城県古河(こが)市の学校法人昂陽学園で、開校予定は2020年4月。学校名は、「気仙沼リアス調理製菓専門学校」(仮称)とのこと。昂陽学園は、日本大学通信教育部と連携協定を締結しており、通信教育で大卒の資格取得も可能と記事にありました。同学園の齋藤行信理事長(62)の親戚が気仙沼市内にいるというご縁があるらしい。

そしてきのう1月17日、三陸新報に続報が掲載されていました。学校用地が内湾地区であるというのです。魚町・南町地区の土地区画整理事業区域内にある市有地と民有地を活用する予定とのこと。

調理師学校
三陸新報1月17日記事の一部イメージ

計画されている学科は調理学科で、専門課程(昼間部2年制・定員80人)と高等課程(同1年制・40人)。初年度は各40人の定員で生徒を募集するそうです。

内湾地区のどの場所かという詳細がわかりませんが、これはグッドニュース。気仙沼の新しい街づくりにとって、食文化はとても重要で大きな可能性をもっているテーマです。まだまだ課題はあるでしょうが、無事に開校の日を迎えて欲しいと思っております。

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カキと森と長靴と

1月20日(土)午後11時からのNHK Eテレに気仙沼市唐桑の畠山重篤さんが登場します。ETV特集「カキと森と長靴と」。

ETV 1

舞根

両画像とも番組サイトより


◎NHK Eテレ
ETV特集「カキと森と長靴と」
1月20日(土)23:00〜24:00
再放送
1月24日(水)深夜/25日00:00〜

番組サイトから、紹介文を引用します。

「東日本大震災で高さ20mの津波が気仙沼を襲う。海の生き物は全滅したかに見えた。絶望の海でカキ養殖を再開させたのが畠山重篤。「森は海の恋人」という名言を生んだカキ養殖家だ。震災で海は死に絶えたかのように見えたが畠山は確信していた。海は自らの力で必ず回復する、と。NHKは震災直後から養殖再開に挑む畠山を密着。海と山が融合しながら浄化していく様を、畠山のモノローグと4K撮影で映像美を追求した番組」(引用は以上)

NHKはこれまでも畠山重篤さんをとりあげた番組を何本も制作してきました。今回は、4K撮影による映像美が加わるということですので、期待できます。我が家のテレビは4K対応ではないのが残念ですが(笑)。どうぞ、お見逃しのないように。

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tag : 気仙沼 唐桑 舞根 畠山重篤 森は海の恋人

気中46回生歳祝

1月14日(日)の三陸新報にこんな広告が掲載されていました。

気中46回生広告
三陸新報1月14日掲載広告


気仙沼中学46回生の厄払い式・歳祝(としいわい)会の案内広告です。2月10日(土)にホテル観洋にて。私たちは気中20回生ですから26下の学年です。昭和52(1977)年4月〜53年3月生まれで、現在39〜40歳。

私たちの学年もこれまで、この厄払い・歳祝をずいぶんやってきました。震災の1ヵ月前、2011年2月12日には還暦祝い(&厄払い)を。前年8月には物故者慰霊法要(物故祭)をおこなっていますが、その案内文にこれまでの経緯が記されていました。

それによれば、気中20回生は33歳、42歳、49歳、55歳の年に、厄除けや歳祝いなどをおこなってきたとのこと。厄年には男と女とで違いますし、私たちの会も回によっては前厄だとか後厄だとかの説明を聞いたおぼえがあります。また、年齢の数え方も満だとか数えだとか。いずれにしても、なにか理由を見つけては同年会を開いていたような(笑)。

気中46回生の広告には、問合せ先として3名の名が記されていました。そのなかに、〈コヤマ菓子店〉小山隆市君(3年6組)の長男、裕隆さんの名前もありました。隆ちゃんもそうだったけど、息子さんも学年のお世話役ですね。

一昨日1月14日は、隆市君の命日でした。裕隆さんのこの日のブログには観音寺の墓参りや、亡くなる直前の父子のやりとりなどが記されています。5年の月日が経ちました。

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プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/66~67歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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