アウルさんの疑問

1月21日の朝日新聞「ニュースがわからん」コーナーに、防潮堤問題がとりあげられていました。この記事コーナーは、新聞やニュースで、読者からの「分からない」という質問について、記者が取材するというもの。

朝日あうる君
朝日新聞1月21日付けの記事イメージ(クリックで拡大)

今回の質問は〈被災地の防潮堤計画 疑問の声が出ているね〉というもの。後半部を紹介します。〈ア〉は質問者アウル(ふくろう)さん、〈A〉はそれに対しての答え/アンサーです。

ア:防潮堤を造るお金はどこから出るの?

A:ほとんどは国の復興予算だ。東日本大震災の被害はあまりにも大きく、政府の手持ちのお金だけでは足りなかった。そこで、法人税や所得税、住民税を増税したんだ。

ア:どうして住民の思いとは違う形の防潮堤を造ろうとしているの?

A:「災害復旧事業」だから、住民の声を聞く仕組みがないんだ。

ア:エッ、どうして?

A:ふつうの公共事業では事業に無駄がないように「費用対効果の検証や環境への配慮、住民との話し合いが行われる。でも、災害復旧事業は、こうした手続きがほとんどいらない。壊れたものを素早く直すことが重視されるからだ。

ア:震災の被害は大きかったから「壊れたものをすぐ直す」と言うほど単純じゃないわよね。

A:その通り。地域の姿が激変し、まちづくりを一から考え直す必要があるのに、防潮堤だけが急ピッチで進んでいる。生活再建に追われていた住民がようやくふるさとの将来を考えるようになり、疑問が膨らんできたんだ。

引用は以上です。巨大防潮堤に対する住民の大きな疑問があるなか、なぜ行政が計画の実施を急ぐのかという疑問に対して、このコラム記事はわかりやすかった。

しかし、その一方で〈ニュースがわからん〉原因のひとつは新聞ジャーナリズムの怠慢であるようにも思えるのですが。と、ちょっとえらそうなことを。


朝日新聞1月21日配信「ニュースがわからん」
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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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