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安田喜憲教授の話

9月22日(日)、このブログでも紹介した比較文明学会のシンポジウム「災害と文明〜東日本大震災と防潮堤問題を考える」をのぞいてきました。会場の東海大学代々木キャンパスは私の仕事場から歩いて6〜7分なのです。ただし、今週の出張準備など仕事もあるので冒頭の安田教授の基調講演だけを聴きに行きました。

比較文明会場
右下から二人目が裕美君の後姿。

広い会場に参加者は50人ほどでしょうか。決して多くはないのですが、落ち着いたいい雰囲気です。学会関係者の方が多かったように感じました。会の開始を待っていたら、菊田裕美君(3年1組)が登場。先週はさんま祭でもご一緒しました。

東北大学教授(環境考古学)の安田喜憲さんの基調講演は大変に興味深いものでした。そのメッセージは、17日のブログに紹介した毎日新聞への寄稿に語りつくされていると思いますが、聴衆を前にしての話はざっくばらんで、ある意味で〈学者らしくない〉感じ。そして巨大防潮堤計画に対する怒りに似た思いに満ちていました。

計画を進める村井知事のかたくなな態度には本当にあきれている様子。そして、河北新報などの報道姿勢に対しても、計画に反対する記者も多いのだそうですが、経営者が知事の支持者らしく、防潮堤反対の論調での記事は紙面に出にくいそうです。東北大学も同様で、巨大防潮堤に反対の人は多くとも、(ゼネコンと関係の深い工学部関係者とか)いろいろな考えの人がいることが考慮され、大学全体での反対の声にはなりにくいと言うのです。県議会でも防潮堤に疑問をもつ議員は多くとも、知事の顔色をうかがう感じがあるとのこと。しかし最近は、毎日新聞やTBSがよくやっていると語っていました。

以上は、安田教授の語ったことから受けたあくまで私のおおざっぱな記憶のメモ。正確さには欠けております。念のため。

安田教授は、最後のほうで次のようなことを語っていました。
〈負けいくさになるかもしれないが、いや、きっと負けいくさになるでしょう。しかし、今日この会場に来ているような人が、言うべきことをきちんと言わなければならない〉

私はこの安田教授の話だけで退場しましたが、裕美君はこの後のシンポジウムなど最後まで。終了後に私の仕事場に寄り、〈勉強になった〉と語っていました。会の最後では、東京大学名誉教授の伊東俊太郎さんという方が、安田教授らを激励したということです。

いま思い返してみると、安田教授は、〈学問〉ではなく〈勇気〉について語っていたように感じます。それは、学者だけではなく政治家、ジャーナリスト、そして私たちにも向けられた言葉だったのでしょう。

17日のブログで安田教授の毎日新聞への寄稿を紹介しています。
9月17日ブログ「海との共生を望む」
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テーマ : 東北地方太平洋沖地震義援金、災害援助
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 防潮堤を勉強する会 比較文明学会 安田喜憲

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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