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やがて震災が襲う

見てますよね、〈あまちゃん〉。今日が第55回目でした。9月28日まで全156回の予定ですから、まだ3分の1。さてこの先はどのように展開するのか。

コヤマ菓子店の〈はまぐりもなかくっきー〉が紹介されていた週刊文春の5月23日号。その中に、阿川佐和子さんとNHKドラマ『あまちゃん』の脚本を書いている宮藤官九郎さんの対談が収録されています。宮藤さんが監督・脚本をつとめた『中学生円山』をめぐる話が中心なのですが、最後に『あまちゃん』について語られていますので紹介します。

阿川対談
週刊文春5月23日号 誌面イメージ

阿川 放映はまだ序盤ですけど、脚本はどのへんまで……?
宮藤 あと4週分なので、そろそろ終わりが見えてきてます。
阿川 今は大河ドラマ(『八重の桜』)もそうですけど、東日本大震災の被災地を舞台にした物語が多くなっていますよね。『あまちゃん』もそれは意識されたんですか。
宮藤 うん、結局そうなんですね。
阿川 宮藤さんご自身も宮城のご出身だし。
宮藤 はい。でも、もともとは2年前、普通の女の子が町のアイドルになる話をやりたいってところから始まったんですよ。で、何かないかな〜と考えているうちに海女さんというアイデアが出てきて、そういえば岩手にも海女さんがいるなって。ただ、岩手、しかも三陸となると震災を避けて通れない。どうしようかと思いました。
阿川 ええ。
宮藤 で、最初は「今は震災を描くのはやめておこう」と思ったんです。でも、時間による気分の変化ってすごいなと思うんですけど−−−。
阿川 考えが変わってきた?
宮藤 一年経って、いざ描き始めるとなったとき、震災を描かないのも嘘だなと。もちろん『あまちゃん』はフィクションですけど、だからといってすべてをなかったことにするのも違うんじゃないかって考えたんですね。やがて震災が襲う町で明るく暮らしている人たちが、震災を乗り越えてまた明るい日常を取り戻す、そんな話にできればいいなと思って、それで震災の3年前を出発点にして書き始めたんです。
阿川 なるほど。
宮藤 でも書き始めたときと今とでは、また気持ちは違いまして、今は2013年から始まる『あまちゃん』もありだったかなとも思ってます。
阿川 08年から始まるんだじゃなくて。
宮藤 そうです。だから実は、もっと書きたいなとも思ってるんです。「その後」の話を。
阿川 エ〜ッ、それはぜひNHKに言いましょうよ。まだ続きます、『おしん』みたいに一年にしてくださいって。
宮藤 いやいやいや、さすがにそこまでは……。今、ようやくゴールが見えてきたところなんで(笑)。

引用は以上です。

〈やがて震災が襲う町で明るく暮らしている人たち〉。そうか、あの北三陸の町も津波に襲われるのか。気仙沼のように。そう思って見ると、毎日楽しみにしているあのドラマの中の日常が、ちょっと違った深さを持ってくるように感じられるのです。

4月29日ブログ「宮藤官九郎さん」
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テーマ : 東北地方太平洋沖地震義援金、災害援助
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 宮藤官九郎 あまちゃん NHK

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プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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