海賊とよばれた男

5月9日、朝日新聞朝刊の全面広告「ニッポンに、エネルギーを」。
〈60年前の今日。日章丸は、この国の未来を運んだ〉。1953年のこの日、出光のタンカー日章丸が、川崎港に帰港したというのです。

4月9日には、全国の書店員が選んだ一番売りたい本「2013年本屋大賞」に、百田尚樹(ひゃくた なおき)さんの「海賊とよばれた男」(講談社)が選ばれています。これは、出光興産の創業者 出光佐造をモデルとした伝記的な小説です。そして、この小説のクライマックスが、60年前の「日章丸事件」。イギリス海軍の海上封鎖を突破し、石油資源の国有化を宣言したイランから直接石油を日本へ輸入するという、出光佐造の国際石油資本
へのまさに挑戦でした。9日の企業広告も、ベストセラー「海賊とよばれた男」があってのことでしょう。

このブログでも昨年6月につぎの写真とともに出光佐造さんについて書きました。

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見学会記念写真(クリックで拡大)

これは、1966年12月11日、私たち気仙沼中学3年生が、横浜での巨大タンカー出光丸の見学会に招待されたときの記念写真。小説「海賊とよばれた男」でも、この全国からの中学生招待が書かれています。国岡丸(出光丸)に招待した子どもたちを見ながら主人公の国岡鐵造(出光佐造)はつぎのように語ります。

〈この子どもたちが21世紀の日本を支えるんだ〉

出光興産のウェブサイトの社史にも、(出光佐造は)「次代の日本を背負う若い人たちに日本民族の優秀性と世界的使命を教え、高く尊い夢を与えたい」と、全国から1万5000名の中学生を招待しました」との記述がありました。

「ニッポンに、エネルギーを」。この時期をとらえての出光興産のメッセージ、なかなかよくできています。一方、当時中学生だった私たちもすでに61〜62歳。記憶力の衰えもはなはだしく、〈21世紀の日本を支えている〉というよりも、〈次代の日本を背負う若い人たち〉の足をひっぱっているような気もしないではない、今日この頃です(笑)。

出光興産ウェブサイト「出光の百年」の見学会記述
2012年6月4日ブログ「出光丸の見学会」
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tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 海賊とよばれた男 出光興産 出光丸

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東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

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