方言アラカルト

ドラマ「あまちゃん」の人気もあって、最近は三陸地方の〈方言〉が話題になることが増えているような気がします。〈じぇじぇじぇ〉は、気仙沼では〈ばばば〉、とかね。〈もっと気仙沼弁つかうべし〉という気運が盛り上がっているのではないかと(笑)。そんなときに便利な一冊がこれ。『けせんぬま方言アラカルト』。

方言アラカルト
『けせんぬま方言アラカルト』(増補改訂版)三陸新報社刊

気仙沼市史編纂委員などもつとめた菅原孝雄さん(1928年生まれ)によるこの本は、辞書的な使い方もできますが、読みものとして実におもしろい。私は1992年の旧版発刊時に実家に頼んで購入。2006年の増補改訂版も手元にあります。

それぞれの言葉に用例が記されているのですが、それを読むとなんか一気に気仙沼中学に通っていたころにタイムスリップします。ためしに「ばばば」を調べてみましょう。次の2語が紹介されています。

◎ばぁばあ
ばやばやとも。いかにも驚いた様子。
「ばぁばあ こんなにいっぺぇお集まりいだだいで」

◎ばぁばぁばぁばぁ
前のばぁばあを繰り返す。さもおどろいたようなあいのてだが使い方が難しい。
「ばぁばぁばぁばぁ、あのマグロの値段聞いでぶったまげだや」

2例目がなかなかいいですね。〈ばぁばぁばぁばぁ〉の使い方が難しいというニュアンスもよくわかる。驚きとともに少しあきれた感じをほのかにそえる感じ。それと〈マグロの値段聞いでぶったまげだや〉(ぶっ魂消る:大変驚く)。これを読むだけで〈ないのわぎあだり〉の気仙沼のおんちゃんが眼前にあらわれるようです。〈ばぁばぁばぁばぁ、なじょしたべ〉(ありゃま、どうしたの)だと、魚町のおばちゃんが(笑)。

サンリグで売ってっから あんだも買って 読んでみらい。

三陸新報社 出版案内
『けせんぬま方言アラカルト』A5判 176ページ 2006年7月刊 定価1,300円
4月29日ブログ「宮藤官九郎さん」
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テーマ : 東北地方太平洋沖地震義援金、災害援助
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 けせんぬま方言アラカルト菅原孝雄 あまちゃん

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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