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「海見えず怖い」

朝日新聞4月30日付朝刊の社会面に被災3県の防潮堤計画に関する記事が掲載されていました。

朝日新聞
朝日新聞4月30日記事のイメージ(クリックで拡大)

同記事のデジタル版配信

見出しは「防潮堤 再建開始3割〜用地取得が難航」。防潮堤を高くするための用地取得が難航していることや住民の反対も影響しているというのです。そして〈高さ4倍計画、住民「海見えず怖い」〉との見出しで気仙沼の防潮堤計画について次のように。

「防潮堤のかさ上げに抵抗感を抱く住民は少なくない。集団移転で住民が減る地区での再建に疑問もある。住民の声を受け、計画を見直す自治体が出てきた。
宮城県気仙沼市唐桑町の鮪立(しびたち)地区。「本当にそんな高さがいるのか」。防潮堤を震災前の2.4mから9.9mに引き上げる県の計画に反発する住民は多い。
住民らのまちづくり委員会が地区の約260世帯に2月に実施したアンケートで、4割が現行計画に反対した。カキの養殖や定置網漁が盛んで、海と暮らしてきた住民が多い。震災で約13メートルの津波に襲われ、約100世帯が流されたが、「高い防潮堤ができて海に何が起こっているか見えなくなるほうが怖い」との声が根強い。
県は「安全のため」として計画を譲らないが、住民の一人は「話しながら妥協点を見いだしていくのが住民合意」と批判する。
同市の内湾地区でも、6.2mの防潮堤を造る計画を立てた県に、住民が反対の声を上げた。地区には古い町並みや国内有数の漁港があり、「景観が損なわれ、観光にも影響する」と心配したからだ。
市の公募にゼネコンが提案したのが、津波警報が出た時だけ海面上に姿を現す「浮上式防潮堤」。多くの住民が支持したが、県や市は「津波の時に実際に動くのか信用しきれない」と指摘し、実現しなかった。
県は昨年末、初めて防潮堤の高さを1メートル引き下げることを提案したが、住民は複雑だ。「満足ではないが、防潮堤が決まらないためにまちづくりが進まないのも困る」との声が漏れる。
住民向け勉強会を続けてきた有志「防潮堤を勉強する会」の発起人、菅原昭彦さん(51)は「高い防潮堤を造ることに、海沿いの工場が守られると賛成する人もいれば、海とともに暮らしてきた生き方が奪われると反対する人もいる。地域ごとに違う事情を踏まえるべきだ」と話す。」

記事の引用は以上です。

防潮堤計画についての全国紙の動きがにぶいと感じておりましたが、2月の毎日新聞に続いて今回の朝日新聞。つぎは読売かと思って調べてみたら3月8日にすでに唐桑町鮪立地区をとりあげて記事にしていました。こちらもご覧ください。

2013年3月8日読売新聞:住民合意 意見分かれる「防潮堤」
2月8日ブログ「復興が「人質」に」(毎日新聞記事紹介)
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テーマ : 東北地方太平洋沖地震義援金、災害援助
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 防潮堤を勉強する会 防潮堤

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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