リアスのアーク

震災で閉館していた気仙沼のリアス・アーク美術館は昨年7月に一部開館となっていましたが、4月3日から全館開館となりました。そして、新たな常設展示「東日本大震災の記録と津波の災害史」も開始されました。この常設展示は,震災発生直後から取材した約3万点に及ぶ記録写真の一部と被災資料,さらに三明治三陸大津波,昭和三陸大津波を主とした津波災害についての資料を展示したものということです。

そして4月3日の朝日新聞朝刊「ひと」欄に、この展示を担当したリアス・アーク美術館の学芸係長、山内宏泰さんの紹介記事が掲載されていました。
山内さん
4月3日付朝日新聞朝刊(クリックで拡大)

山内さんは、同美術館に赴任して19年になるといいます。内湾周辺の各所に設置された観光案内パネルに描かれたイラストは山内さんが描いていたはずです。その案内パネルも津波で流されてしまいましたが、記事によれば山内さんは自宅を津波で失いました。

〈アーク〉とは方舟(はこぶね)のこと。旧約聖書に記された〈ノアの方舟〉には、ノアの家族のほか様々な動物たちのつがい(雄雌)ものせられ、大洪水のなかを生き延びました。リアス・アーク美術館も、三陸地方の文化を次世代に伝承しつつ、新たな文化を創造する拠点として設置されたのでしょう。

私はこの美術館に美術作品展示よりも気仙沼を中心とする漁業・漁労文化の歴史資料収集を期待しておりました。昨年3月まで副館長をつとめた川島秀一さんも熱心に取り組んでいました。しかし、その美術館の常設展示に〈東日本大震災の記録と津波の災害史〉が加わることを誰が想像したでしょう。津波の歴史を伝えるという新しい役割が、リアスの方舟に課せられたのですね。

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tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 リアス・アーク美術館

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東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

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