浮上式防波堤実験

きのう3月28日午後9時からの「ニュースウオッチ9」で、和歌山県海南市で行われた「浮上式防波堤」の実験を紹介していました。

ピクチャ 1

3月28日「ニュースウオッチ9」ニュース映像

昨年おこなわれた気仙沼の「魚町・南町内湾地区復興まちづくりコンペ」でもこの浮上式防波堤を気仙沼湾に設置する案が最優秀とされました。しかし、その後に県などが現実的ではないとしたことなどで採用されなかった経緯があります。

NHKの放送内容を以下に引用しておきます。

「南海トラフの巨大地震に備えて建設が進められている「浮上式防波堤」を、実際に海上に浮上させる初めての実験が、和歌山県海南市の港で行われました。

「浮上式防波堤」は、南海トラフの巨大地震で最大8メートルの津波が想定されている海南市の和歌山下津港で、去年10月から建設が進められています。
港の入り口の水深13メートルの海底近くに、鋼管と呼ばれる金属製のパイプを埋め込み、津波が押し寄せると、海上7.5メートルまで浮上し、津波を防ぎます。
28日は、近畿地方整備局などの関係者が見守るなか、実際に鋼管を浮上させる初めての実験が行われました。陸上の操作室から海の中に空気を送り込むと、3本の鋼管が一斉に海上に姿を現しました。28日の実験では、想定どおり、7分余りで鋼管を浮上させることができたということです。
近畿地方整備局の宮島正悟港湾空港企画官は、「浮上式防波堤は船の航行を妨げないで津波対策ができる。慎重に工事を進めていきたい」と話していました。
浮上式防波堤が設置されるのは海南市が全国で初めてで、近畿地方整備局は、7年後の平成32年までに全長240メートルの防波堤を完成させる計画です」

引用は以上です。気仙沼のまちづくりコンペで、この「浮上式防波堤」の話を聞いたときには、あまりあてにならない感じがしたものの、内湾に巨大なコンクリート堤防ができるよりもいいかなと思ったりもしたものです。

しかし、国土交通省の組織である近畿地方整備局のこの計画は、いつどこで決定されたものなのでしょうか。ニュースでは、その経緯や建設予算、コンクリート防潮堤との比較などについては触れていませんでした。

気仙沼市の巨大防潮堤計画は、市民からも様々な疑問の声があがりながらも行政主導で進められています。4月6日には「防潮堤を勉強する会」が再スタートするそうです。そうした気仙沼の防潮堤問題を知っているだけに、この浮上式防波堤実験のニュースを見て、ちょっと複雑な気持ちになってしまいました。

2012年5月2日ブログ「コンペ最優秀作
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東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

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