谷川さんの「かなしみ」

谷川俊太郎さんの詩です。


かなしみ


あの青い空の波の音が聞こえるあたりに
何かとんでもないおとし物を
僕はしてきてしまったらしい

透明な過去の駅で
遺失物係の前に立ったら
僕は余計に悲しくなってしまった



「◯月の詩」シリーズにするつもりはとくにないのですが、5月3日に谷川さんの記事を書いたときにこの詩を思いだし、機会をみてぜひ紹介しようと思っていました。

高校のときに読んで、どういうわけか今にいたるまでおぼえている唯一の詩文です。(小説の冒頭文で同じくおぼえている一節があるのですが、この話はまたあらためて)

この詩が収録された谷川さんの第一詩集『二十億光年の孤独』の発刊は1952年。私の生まれ年です。
59年目の「かなしみ」ですね。

この詩、いまもやはりいいなと。
ただ、どうしても「透明な過去の駅」というところで、いまはもうない(と一度書きましたが、駅舎がかろうじて残っている)あの鹿折唐桑駅の風景を思い出してしまうのが困りものです。

5月3日「谷川さんの言葉」
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東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

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