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市長さんへの質問

8月8日に第1回の集まりをもった気仙沼の「防潮堤を勉強する会」。先週木曜日10月18日に、最終回となる13回目がワンテンビル大ホールで開催されました。

まずは、この勉強する会に参加された多くの方々、そして会の運営にあたった発起人をはじめとする関係者の皆様に心から敬意を表します。防潮堤計画そのものについては、今後の検討をまたなければなりませんが、市民・住民がこのような形で地域の将来のあり方を考えたことは、気仙沼にとって大きな意義があったと思います。本当に素晴らしい。

さて、最終回のテーマは、これまで12回にわたる勉強会内容の振り返りと、菅原市長との意見交換でした。菅原市長との意見交換は、事前に勉強会から市長に提示した質問事項に応える形で行われました。

「防潮堤を勉強する会」のホームページに質問内容が公開されていましたので、ちょっと長いのですが、ここに紹介します。巨大防潮堤計画に対する反対運動ではない〈勉強会〉とあえてしながらも、市や県の計画に対する多くの疑問に満ちた内容になっていると感じたからです。市長がどのように答えたかは、新聞報道や勉強する会のホームページで報告されるでしょう。

◎市長さんへの質問事項

・住民の意見の反映について

1.地方自治・住民自治の観点から、もっと積極的に住民の意見を防潮堤計画(特に高さついて)に反映させる必要があると思いますがどう考えていらっしゃいますか?
2.住民の合意にもっと市は積極的関与すべしとの声がありますが、どう考えていますか?市として、どこでどの様に合意形成を図ろうとしていますか?
3.何を持って合意と判断したら良いと思われますか?
4.防潮堤計画における市の役割・権限はどのようなものと考えますか?
5.これまで市として国や県とどの様な対話をされて来ましたか?また、これからどの様な対話をしていくのか?
6.市として高さについて県に提案することは、出来ないのでしょうか?場所によっては、湾口防波堤などを用いて港の防潮堤の高さを変えるなど複数の選択肢を提案させるべきではないでしょうか?

・守るべきものについて

7.防潮堤は何を守るために建設することになりますか?防潮堤の海側にあって良いものについて、結局どう考えますか?
8.市長さんの思う防潮堤のデメリットとは、どの様に認識されていますか?
9.多様な地域の状況に対して防潮堤のあり方も多様なはずだと思いますが、どう考えますか?
10.海岸法の条項に、景観・利便性ついての記載がありますが、これについてどう思われますか?
11.防潮堤によって景観が変わる、景観や環境を売りにしてきた観光は成り立たないのではないか、という心配の声が上がっていますが、今後の観光についてどのように考えていますか?景観や自然は自分たちの命同等の当地の財産ではないでしょうか?観光客が減った場合、何らかの補償をするなど、誰が責任を持つのですか?
12.防潮堤が計画通りの高さで建設された場合の市域の全体像が見えにくいと思います。市として市民に見える形をとることは出来ないでしょうか?

・市域の防災整備計画について

13.総合的な津波防災対策について防災施設・まちづくり・防災体制の充実を三本柱で考えるとしていますが、基本的な考え方は出ているものの具体的な計画はいつ・どのような形で示されますか?
14.市としての防潮堤に関しての今後スケジュールはどうなりますか? ※港の修復の予定もこれに合わせ教えて欲しい。全く市民には見えない。
15.防潮堤を一気に作ると、人手不足、資材の高騰などにより更に生活基盤や産業の復旧が遅れるのではないでしょうか?対策は考えているのでしょうか?
16.コンクリートの耐用年数、メンテナンスの費用、老朽化した場合の再建の予算など、不透明な部分が多いと感じますが、将来に対して取り返しのつかない負の遺産を残すことになるのではないでしょうか?
17.水門の作り方、雨水側溝からの逆流対策などの問題が解決されないまま建設を決定して本当に安全なのでしょうか?
18.市長が考える「海と生きる」とはどういうものになりますか?

質問事項は以上です。当日の会の様子は、小山隆市君の長男裕隆さんのブログに写真と共に紹介されています。こちらもご覧ください。

小山裕隆さんのブログ
防潮堤を勉強する会 ホームページ

「防潮堤を勉強する会」は、市議会などとは異なり、あくまで任意の集まりです。市や県に対する強制力などはありません。それに対して、行政、特に県、さらに言えば県知事の姿勢はあまりに強硬であるように感じます。初期方針をかたくなに守り実行しようとしています。意見はちゃんと聴きました、しっかりと答えました。しかし、やはり計画どおり実行します、とならないよう願っています。だいいち、高さをのぞいて防潮堤計画の全体像さえ市民はよくわからないのですから。
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テーマ : 東北地方太平洋沖地震義援金、災害援助
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 防潮堤を勉強する会

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プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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