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藤井保のその先へ

本日も昨日のブログに続き2024年版気仙沼漁師カレンダーの撮影を担当した瀧本幹也さんの話です。3カ月前、9月13日のブログでは、瀧本幹也さんの人生を変えた一枚の写真を紹介しました。気仙沼漁師カレンダー1作目の撮影写真家藤井保さんが、1992年のJR東日本広告キャンペーン「その先の日本へ。」のポスターのために撮った写真です。

9月13日ブログ「漁師カレンダー序章」

本日紹介するのは、瀧本さんの著書『瀧本幹也 写真前夜』に記されていた20年後のエピソードです。本書は12章で構成されていますが、第2章は「自分の写真を探す/藤井保のその先へ。」です。

P020-p021の章扉になっている見開きページを見ておどろきました。


写真前夜

『瀧本幹也 写真前夜』p020-p021より


左下の説明文を引用します。

020ページは師匠・藤井保さんが撮ったJR東日本のポスター「その先の日本へ。」(1992) 派手で華やかな広告が世の中に溢れていた90年代、静かで底のしれない重みのあるこの写真がずしりと胸を打ち、藤井保写真事務所の門を叩いた。

021ページは2022年に、ある仕事で唐桑半島を訪れた際、“自分の人生を変えた写真”が撮られた場所を探そうと思いついた。岩の地形を頼りに、ついにそのカメラポジションを探りあてた。そこで記念にセルフポートレイトを撮り、おそるおそる藤井さんにメールを送った。すると、「瀧本駅長ピッタリのアングルです。しかし手前の岩を見ると30年の年月でエッジが風化して丸くなっているのがわかります。そして、私の性格も瀧本の体型も少し丸くなったかも?(笑)」と返信があった。(引用は以上)

〈おそるおそる〉送ったメールへの藤井さんの返信がとてもいいですね。

この章扉2頁に続く4頁は、生涯の師である藤井保さんとの出会いについてです。高校中退からスタジオ勤務、そして藤井さんが撮った「その先の日本へ。」の写真を見て、〈この人のもとで学びたい、と強く思った〉のです。

その後の話は、9月12日ブログ「漁師カレンダー序章」にも記しましたので略します。

それにしても、藤井保さんと同じポジションで撮影した瀧本さんの写真があったとは。本当におどろきました。この場所は気仙沼・唐桑半島のどのあたりなのでしょうか。

なお、本書名にある「写真前夜」とは、撮影の準備過程のことを指しているそうです。映像として定着するまでの瀧本さんとアートディレクターらとのやりとりが実に面白い。現在、東京の青山ブックセンター本店で開催されている「気仙沼漁師カレンダー2024写真展・瀧本幹也」でもご覧いただけることでしょう。

藤井保さんの写真ではじまった瀧本幹也さんと気仙沼のご縁。それが、10作シリーズの最終章となる2024年版漁師カレンダーとして結実したのです。まるでドラマのようです。まさに大団円。

瀧本さん、ありがとうございました。深く御礼を申し上げます。

青山ブックセンター|オンラインストア

 
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テーマ : 気仙沼
ジャンル : 地域情報

tag : 瀧本幹也藤井保漁師カレンダー

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気中20/小田

Author:気中20/小田
このブログは、東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/71~72歳)たちを支援する首都圏在住者「気中20回生支援会」ブログとして始めました。いまは、気仙沼出身東京在住者による気仙沼情報ブログとして、魚町育ちの小田(気中3年8組)が書いています。

Twitter: @kechu20

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