9代横綱「秀ノ山」
小学館の雑誌『和楽』(わらく)6・7月号の特集は、〈くらべてみるとこんなに楽しい!「マティスと日本美術」〉でした。たしかに楽しかったし面白かったのですが、日本美術との比較がちょっと〈むりくり〉だったかな。
そんなナマイキな感想をもちながらページをめくると、つぎのテーマが「相撲の美学」でした。リードには〈海外の文化人までもその独自の世界に魅せられた。格式の高さと美しさを兼備した日本の粋がここに!〉と。
マティスのつぎは相撲か、なかなかだねと余裕かまして開いたつぎのページで驚かされました。そこに「気仙沼」の3文字があったのです。
〈江戸庶民を熱狂させた人気力士5〉というなかに、陸奥国/むつのくに(宮城県気仙沼市)出身の9代横綱として「秀ノ山」が紹介されていました。誌面はこんな感じ。

雑誌『和楽』2023年6・7月号より
「人気力士5」の筆頭は、4代横綱の谷風(たにかぜ)です。仙台出身ですね。そして、谷風の人気を受け継いで相撲を発展させた名横綱として4人をあげています。9代秀ノ山(ひでのやま)、10代雲龍(うんりゅう)、11代不知火(しらぬい)、13代鬼面山(きめんざん)。
秀ノ山の説明文を引用します。
小柄ながら気迫と怪力で頂点に立つ
◎秀ノ山
陸奥国(宮城県気仙沼市)出身の9代横綱。海上運輸を担う家の長男で、元力士の荷揚げ人に相撲を習う。力士を目ざして江戸へ上るも、背の低さから相撲部屋に入門できず、努力を重ねて力士となる。怪力と闘志で頭角を現し、横綱となる。(引用は以上)
画像のキャプションは「香蝶楼豊国『秀ノ山雷五郎 横綱土俵入之図』錦絵 江戸時代・19世紀」。
秀ノ山雷五郎が気仙沼の階上(はしかみ)出身であることは皆さんご存じのこと。当地の岩井崎にはその銅像があります。しかし、秀ノ山が『和楽』で紹介される時代がくるとは。ご本人もおどろいていることでしょう。
雑誌『和楽』をどのように紹介したらよいのだろうと思いネットで調べていたら、「和楽web」があることを知りました。そのなかに、9月6日配信記事として、この相撲特集記事が掲載されていました。
「和楽web」9月6日配信記事
和楽webは、雑誌本体と同じく、とても贅沢なグラフィカルな編集となっていますね。秀ノ山の錦絵画像も大サイズで楽しめます。
マティスの世界に触れようと開いた「和楽」で、秀ノ山雷五郎さんに出会うとは思ってもみませんでした。その驚きをお伝えしたく。報告は以上です。
そんなナマイキな感想をもちながらページをめくると、つぎのテーマが「相撲の美学」でした。リードには〈海外の文化人までもその独自の世界に魅せられた。格式の高さと美しさを兼備した日本の粋がここに!〉と。
マティスのつぎは相撲か、なかなかだねと余裕かまして開いたつぎのページで驚かされました。そこに「気仙沼」の3文字があったのです。
〈江戸庶民を熱狂させた人気力士5〉というなかに、陸奥国/むつのくに(宮城県気仙沼市)出身の9代横綱として「秀ノ山」が紹介されていました。誌面はこんな感じ。

雑誌『和楽』2023年6・7月号より
「人気力士5」の筆頭は、4代横綱の谷風(たにかぜ)です。仙台出身ですね。そして、谷風の人気を受け継いで相撲を発展させた名横綱として4人をあげています。9代秀ノ山(ひでのやま)、10代雲龍(うんりゅう)、11代不知火(しらぬい)、13代鬼面山(きめんざん)。
秀ノ山の説明文を引用します。
小柄ながら気迫と怪力で頂点に立つ
◎秀ノ山
陸奥国(宮城県気仙沼市)出身の9代横綱。海上運輸を担う家の長男で、元力士の荷揚げ人に相撲を習う。力士を目ざして江戸へ上るも、背の低さから相撲部屋に入門できず、努力を重ねて力士となる。怪力と闘志で頭角を現し、横綱となる。(引用は以上)
画像のキャプションは「香蝶楼豊国『秀ノ山雷五郎 横綱土俵入之図』錦絵 江戸時代・19世紀」。
秀ノ山雷五郎が気仙沼の階上(はしかみ)出身であることは皆さんご存じのこと。当地の岩井崎にはその銅像があります。しかし、秀ノ山が『和楽』で紹介される時代がくるとは。ご本人もおどろいていることでしょう。
雑誌『和楽』をどのように紹介したらよいのだろうと思いネットで調べていたら、「和楽web」があることを知りました。そのなかに、9月6日配信記事として、この相撲特集記事が掲載されていました。
「和楽web」9月6日配信記事
和楽webは、雑誌本体と同じく、とても贅沢なグラフィカルな編集となっていますね。秀ノ山の錦絵画像も大サイズで楽しめます。
マティスの世界に触れようと開いた「和楽」で、秀ノ山雷五郎さんに出会うとは思ってもみませんでした。その驚きをお伝えしたく。報告は以上です。
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