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「蝉丸」と「銀行」

今日の東京もかなり暑いのですが、いくぶんカラッしているようにも感じます。

さて今日は蝉(せみ)の話。
先日、仕事で飯田橋方面を歩いていましたら、ちょっとした公園の木立から盛んになく蝉の声が聞こえてきました。重なりあうミーンミーンというかジーンジーンという鳴き声を聞いて、気仙沼を思い出しました。

気仙沼小学校のころの夏休み。家の裏から同じような蝉の声が聞こえていました。今日は気小のプールに行こうか。午前からいくか、午後からにするか、どうすっぺ。

蝉採りはお神明さん(神明神社)。一番大きい木の根元で幼虫を探しました。私はあまりうまく探せませんでしたが、鼈甲屋(べっこうや)のフジオちゃんなんかはいくつも見つけ、ある朝などは家でその脱皮を見せてくれました。なんか燐光というか蛍光というか、青白く光っていたように記憶しています。

鼈甲屋や佐々木徹君ちの2階では、百人一首を使った「銀行」もよくやりましたね。ひとりが「銀行」となって4つぐらいの山に札を積み、ほかの人はそのどこかの山に札をはるんだ。この遊びで、トランプのジョーカーみたいな役目をする札が「蝉丸/せみまる」。

その歌は「これやこの 行くも帰るも分かれては 知るも知らぬも逢坂の関」。

調べてみたら、蝉丸には、天皇の子であったという説や、盲目の琵琶法師説、そして盲人ではなく単に乞食であるとする伝承などがあるようです。たしかにそうした〈謎の怪人〉的な独特の雰囲気をもった一枚でした。〈鍋っこずんつぁん〉が本当はカトリックの法王の子供であった的なね。

実は今朝、ブログに蝉の話や「銀行」のことを書こうと思いながら、地下鉄銀座線渋谷駅で電車を待っていたとき、急にひらめきました。「銀行」は「吟行(ぎんこう)」だったのではないか! 「吟行」とは、和歌や俳句などをよむための旅。百人一首の札をめくって遊びながら、和歌の世界をめぐる旅。間違いない、と思ったのですが、ネットにはそうした情報は見つかりませんでした。違ったか。もう少し調べてみます。

しかし今日は蝉があまり鳴きません。銀座に五輪メダリストのパレードを見にいったのでしょうか(笑)。

2月7日ブログ「伝説の人々」
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気中20/小田

Author:気中20/小田
このブログは、東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/71~72歳)たちを支援する首都圏在住者「気中20回生支援会」ブログとして始めました。いまは、気仙沼出身東京在住者による気仙沼情報ブログとして、魚町育ちの小田(気中3年8組)が書いています。

Twitter: @kechu20

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