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恵比寿像3代略記

気仙沼市の菅原茂市長が5月16日につぎのツイートを。


1枚目の写真は神明崎の3代目恵比寿像です。2枚目は同日の気仙沼漁業協同組合による「浦まつり」です。海上安全・大漁祈願祭とともにおこなわれました。5月17日の三陸新報によれば、神事では51船主の所有する78隻の船名が読み上げられたそうです。

この「浦まつり」は、旧暦3月27日に行われる気仙沼港の伝統行事とのこと。4月におこなわれることが多いそうですが、今年は2月に閏(うるう)月があったことなどがあり5月16日になったということです。

私が着目したのは3枚目の写真です。東日本大震災の津波により流失し、その後みつかった2代目恵比寿像です。いまは、五十鈴神社の境内社である猪狩(いがり)神社の脇に安置されていることは知っておりましたが、これだけ鮮明な写真ははじめて見ました。猪狩神社は、気仙沼に海苔養殖と製塩を伝えた猪狩新兵衛さんをまつっています。市内八日町の横田屋さんの先祖にあたります。

◎恵比寿像3代の略歴

この機会に3代にわたる恵比寿像の歴史をブログ記事の紹介をまじえ、簡単にまとめておきましょう。

まず、初代の恵比寿像は1932(昭和7)年11月の「えびす講」に建立されました。しかし、太平洋戦争中の金属回収に応じて供出されてしまったのです。その後、像の復元を求める人たちが、1988(昭和63)年12月に2代目を建立しました。しかし、その2代目恵比寿像も震災の津波で流出しました。

そんなことで3代目の建立が計画されました。次のブログでその概略を紹介しています。

2017年9月27日ブログ「恵比寿像復活計画」

そして3代目恵比寿像の制作が進行するなか、2019年11月25日に、浮見堂と遊歩道の整備工事のために水中で作業していたダイバーが海底に横たわる恵比寿像を発見したのです。

2019年12月23日ブログ「恵比寿像みつかる」

そんなこんながありましたが、現在の3代目恵比寿像は、2020年6月2日に奉納式がおこなわれています。めでたし。

2020年6月2日ブログ「新恵比寿像の奉納」

以上が神明崎の恵比寿像3代略記です。

◎竜宮丸と大海津見神

市長投稿2枚目の写真にうつる小舟は「竜宮丸」。そこに書かれている神名は、海の神様である「大海津見神」です。

五十鈴神社の主祭神は天照皇大神(あまてらすおおかみ)ですが、大海津見神(おおわたつみのかみ)と素盞嗚神(すさのおのみこと)が配祀神とのこと。

三陸新報記事によれば、当日はこの竜宮丸をコの字岸壁から御座船に乗せて湾内をはらい清めながら航行し、松崎前浜沖で海に流したそうです。

最後になりましたが、各船の航海安全と大漁を願っております。
 
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テーマ : 気仙沼
ジャンル : 地域情報

tag : 恵比寿像浦まつり

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気中20/小田

Author:気中20/小田
このブログは、東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/71~72歳)たちを支援する首都圏在住者「気中20回生支援会」ブログとして始めました。いまは、気仙沼出身東京在住者による気仙沼情報ブログとして、魚町育ちの小田(気中3年8組)が書いています。

Twitter: @kechu20

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