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「車屋」の新聞広告

明日はもう7月か。なんか今年も月日がとても早く過ぎていきます。本日紹介するのは5月11日の三陸新報に掲載されていた気仙沼市古町の古美術骨董店「車屋」さんの広告です。


5:11車屋
三陸新報5月11日掲載広告より


本田鼎雪さんは気仙沼に在住していましたし、白石隆一さんも妹さんの関係で気仙沼と縁がありました。順に紹介します。

①本田鼎雪「一葉観音」

「一葉観音」は、一枚の葉、つまり一葉に乗った観音菩薩です。〈いちよう〉と読むのでしょう。

曹洞宗の開祖、道元禅師が嵐にあった船の上で「観音経」をよみ祈ったところ、一葉観音が現れて波がしずまったという故事があるようです。中国(宋)への往路と帰路の両説あり。蓮華の花とか葉とかの話も。いずれにしても、航海安全の願いが込めているといってよいでしょう。

鼎雪さんについては何度も書いておりますが、つぎのブログを参考まで。

2020年5月25日ブログ 鼎雪の「渾身の鰹」

②白石隆一「まと鯛」

「まと鯛」というのはどんな魚なのか。私は知らなかったのですが「的鯛」なのですね。「馬頭鯛」(まとうだい)の別名だそうです。

白石隆一は、一関市千厩(せんまや)町の生まれですが、妹が気仙沼の人に嫁いだことで気仙沼との関係が生まれました。以前のブログで紹介した白石隆一の作品は「めぬけ」です。

この「まと鯛」がどのような経緯で描かれたのかはわかりませんが、気仙沼で釣れた、あるいは水揚げされたものと思いたい。とりあえず気仙沼の的鯛ということにしておきましょう。4号とありますから横幅が33cmほどです。キャンバス(布)ではなく板地とのこと。

2019年6月21日ブログ「千厩の白石隆一」


◎6月18日の広告

以上が5月11日の車屋さん広告の紹介ですが、紹介が遅くなっているうちにつぎの6月の広告が掲載されました。

6月広告
三陸新報6月11日掲載広告より


こちらにも白石隆一さんの作品が紹介されています。「柏崎(かしざき)」。昭和22年(1947年)作とのこと。

柏崎下の道路はできているものの、建物はまだありませんね。白石隆一さんはどこから描いたのだろう。陣山かなあ。陣山とはいっても、復興祈念公園のある場所よりも西側ですが。

上記の「まと鯛」にしてもこの「柏崎」にしても、気仙沼には白石隆一の作品が多く残されているのですね。

仙台つつみ人形「谷風」もなかなかいいですね。仙台の土人形「堤人形」です。横綱の谷風梶之助は仙台出身。この人形をみると、気仙沼の秀ノ山人形を思い出します。第9代横綱秀ノ山雷五郎。

岩井崎にある秀ノ山の銅像はみな知っているでしょうが、「秀ノ山人形」はちょっと忘れられているかもしれません。

それと、伊藤文隆先生の「定本落合直文綜合歌集」も紹介されています。古本としての扱いだと思います。

以上、5月と6月、2回分の広告内容を駆け足で紹介させてもらいました。念のために記しておくと、車屋さんから頼まれて書いているわけではありません。広告をながめていると、気仙沼にゆかりある品々、人々のストーリーが感じられ、それがとても面白いのです。

7月の車屋さんの広告にはどんな品物、作品が掲載されるのでしょう。楽しみにしています。
 
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テーマ : 気仙沼
ジャンル : 地域情報

tag : 車屋本田鼎雪白石隆一

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気中20/小田

Author:気中20/小田
このブログは、東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/71~72歳)たちを支援する首都圏在住者「気中20回生支援会」ブログとして始めました。いまは、気仙沼出身東京在住者による気仙沼情報ブログとして、魚町育ちの小田(気中3年8組)が書いています。

Twitter: @kechu20

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