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懐かしさと無念さ

三陸新報での川島秀一さんの連載記事「漁村を訪ねて」。第93回目となる10月21日記事のタイトルは、「紀州漁師の遺産㊤」でした。とりあげられている漁村は、高知県土佐清水市の戎(えびす)町・松尾です。


10:21川島さん

三陸新報10月21日記事より


この寄稿で川島さんは、紀州/和歌山の漁師と高知県土佐清水との関わりについて記しています。

ただし本日はその内容をお知らせしようということではありません。ということで低解像度での記事全体画像。

ご紹介したいのは、川島さんの結びの文章なのです。

川島さんは2002年に2人の元船頭に会うため土佐清水市を訪れました。そのうちのひとり植杉豊さん(昭和14年生まれ)はカツオ一本釣りの名船頭として知られたお方。そして2013年にも同市を再訪し、植杉さんと再会したのです。

つぎの結びの文章が強く印象に残りました。引用します。

〈 さて、この土佐清水市の清水港は、最初に足を踏み入れたときから、気仙沼の内湾に似た風景だと思っていた。内湾の五十鈴神社の森と同様の鹿島神社の森が、漁船が繋がれている入り組んだ湾に影を落としている。

東日本大震災後の2013年に、植杉さんと再会したときは、自宅で2人、酒を酌み交わした。少し酔ったのかもしれなかった。帰りの宿まで歩く道すがら、清水港の夜景は、以前の内湾の夜と勘違いするようだった。震災から2年目のこと、懐かしさと無念さで、涙が浮かんできたことを覚えている。〉(引用は以上)


学年こそひとつ下ですが、同じ年に生まれ気仙沼の同じ町の風景を見て育った秀一さんの心情。

懐かしさと無念さ。心にしみてきます。

2020年10月22日ブログ「日本民俗学会会長」
2018年7月27日ブログ「川島秀一 日経寄稿」

 
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テーマ : 気仙沼
ジャンル : 地域情報

tag : 川島秀一

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気中20/小田

Author:気中20/小田
このブログは、東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/71~72歳)たちを支援する首都圏在住者「気中20回生支援会」ブログとして始めました。いまは、気仙沼出身東京在住者による気仙沼情報ブログとして、魚町育ちの小田(気中3年8組)が書いています。

Twitter: @kechu20

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