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小中学校統合問題

気仙沼市の小・中学校の統合問題について、きのう6月13日の第1面トップ「ニュースを追って」でも取り上げられていました。その記事では、階上(はしかみ)中と大谷(おおや)中、そして気仙沼中と条南中の統合方針について紹介しながら、〈計画と実態そぐわず〉との見出し。

なにが問題とされているのか、気仙沼を離れている人にとってはちょっとわかりにくいと思います。ということで本日は、階上中と大谷中の統合について紹介することにいたします。

まずは三陸新報6月5日記事から。気仙沼市教育委員会は、階上中学校と大谷中学校との統合を見直す方針を示したそうです。


統合見直し
三陸新報6月5日記事の一部イメージ


両校の統合を見直すとはどのようなことなのか。記事を読んでもちょっとわかりにくいのですが、私なりにまとめるつぎのようなことです。

本年4月の市議会議員全体説明会で市教委は、住民から賛否がある階上中と大谷中の統合は難しいとしていました。そして6月4日、階上中で開かれた市義務教育環境整備計画の説明会で市教委は、統合について〈計画を進める含みを残しながらも「現実的な対応」が必要〉と語ったとのこと。

この説明会は階上中と階上小5・6年生の保護者を対象に開かれ、参加者は保護者約20人でした。

統合計画を見直す理由はつぎのようなことです。

・階上中生徒は現在の103人から2033年には61人まで減り、大谷中と統合しても生徒数は105人までしか増えず、1学年3学級以上の適正規模にならない。
・さらに減少が続けば、100人を下回る可能性も出る。
・その上で、減少がゆるやかな2029年度までは1クラス30人台の規模を維持できる。
・大谷中との統合に関しては、大谷地区から津谷中との統合を望む声がある。

「1クラスのまま継続していってもいいのか」という出席者からの質問に対して、市教委は「多くの人と関わることは、生徒が成長する環境として有効的だが、統合を無理に進めることが正しいのか疑問もある」と応え、原点に立ち返って見直す方針を示したとのこと。

ニュアンスとしては、階上中と大谷中とを統合しても、将来的には津谷中との統合を検討する必要も出てくるだろうから、そのことも含めて議論するために階上中と大谷中の統合計画は見直すということなのでしょうか。とりあえずは計画どおりの早期の統合は中止すると。

この記事には、階上中の生徒数しか示されていませんでしたが、参考までに4月9日のブログでも紹介した大谷中と津谷中の生徒数を記しておきましょう。2021年4月1日現在の生徒数(見込み)はつぎのとおりです。

階上中  103人
大谷中   87人
津谷中  128人

2021年4月9日ブログ「児童生徒数見込み」

階上中と大谷中が統合したら、校舎の場所はどこになるのか。そしてさらに津谷中とも統合したらどうなる。とてもデリケートな議論になることが容易に想像されます。

というようなことを6月5日の記事を見て感じていたわけですが、6月8日の三陸新報に、市教委が説明会での発言を6月7日に訂正したとの記事が掲載されました。


訂正記事

三陸新報6月8日記事


大谷中との統合に関して、市教委は「大谷地区から津谷中との統合を望む声が出ている」と発言したが、実際は「津谷地区から大谷中との統合を望む声が出ていた」ということだそうです。

なにがなにやら。3日の説明会での市教委の発言がその場では特に訂正されることなかったというのは、それはそれで自然に受け止められたということでしょうか。


◎第3段階は目標にこだわらず

三陸新報6月5日の記事の話に戻ります。その見出しには「第3段階は目標にこだわらず」とありました。これは、すでに統合が決まった大島中と鹿折中は別として、2022年4月以降の早い段階にとしていた「めどにこだわらない」ことにしたということです。

なお、市教育委員会は、条南中と気仙沼中の統合について、6月8日に条南中で保護者への説明会をおこなっています。これについてはあらためて紹介することにいたしますが、13日の三陸新報記事では、〈市教委は計画通り進めていくとした〉と紹介しています。統合時期について10日の記事では〈現時点では回答できない〉との小山淳教育長の言葉を記していました。

6月11日には気仙沼中での説明会もおこなわれたはずです。明日あたりの三陸新報新報でその内容が報じられることでしょう。そんなこんなはまたあらためて。

本日は、階上中と大谷中の統合問題に関してのみの紹介といたします。
  
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テーマ : 気仙沼
ジャンル : 地域情報

tag : 小中学校統合少子化

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気中20/小田

Author:気中20/小田
このブログは、東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/71~72歳)たちを支援する首都圏在住者「気中20回生支援会」ブログとして始めました。いまは、気仙沼出身東京在住者による気仙沼情報ブログとして、魚町育ちの小田(気中3年8組)が書いています。

Twitter: @kechu20

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