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BRT気仙沼線

今日は、JR気仙沼線の話。

被災し不通になっている気仙沼線(気仙沼~柳津)については、昨年12月にJR東日本からBRTによる復旧の提案がなされ、今年3月には具体的な運行ルート案も示されました。
「BRT」とは、Bus Rapid Transit/バス・ラピッド・トランジット=バス高速輸送のこと。バス専用道路を使うなどして、通常の路線バスよりも高速に定時運行する輸送システムです。

3月、登米市と南三陸町はこのBRTによる仮復旧に一定の理解を示したものの、気仙沼市は「鉄道による再建を確約してほしい」と反対というか、態度を保留していました。それに対し4月中旬、JRが「検討協議を継続する」としていた資料の文言を「安全が確保された鉄道の復旧」に変えるなどしたのです。そして5月7日、沿線自治体とJR東日本が仙台で開催した復興調整会議で気仙沼線のBRT導入で合意しました。

しかし、これを報じた5月8日朝日新聞朝刊の見出しは、「同床異夢」。同じ寝床に寝ていても、それぞれ違った夢を見ているというのです。

気仙沼線 5月8日朝日新聞朝刊の見出し

気仙沼市の菅原市長は〈JRの(鉄道復旧の)意思が明確に示された〉としているものの、JRは〈安全を確保するための路線変更などには多額の費用など非常に高いハードルがある〉とちょっと違うニュアンスなのです。以前の情報では気仙沼線を鉄道で復旧させると数百億円もの巨費が必要とされていました。

JR東日本は、株式会社。赤字が続いていた路線の復旧を、上場企業として株主に説明できないという立場も理解できるのです。同様に国のお金、つまりは税金を使うには法改正も必要であるし、国民の理解が得られるかどうか。

私は、このBRT導入による気仙沼線の〈仮復旧〉に賛成です。〈鉄道でなければ、わがんね〉という声が地元にあることも十分承知していますが、議論や交渉に時間をかけるよりも、少しでも早く移動手段を回復することのほうが大切ではないでしょうか。

ここはひとつ、いろんな気持ちを飲み込んで。〈異なる夢を見ながら〉でもいいから、より良き路線の実現や収益向上のための意見を出し合うほうが得策ではないでしょうか。

JRは年内にも一部で運行を始めるそうです。気仙沼線の不通区間のうちバス専用道は6割。残りは一般道を走ります。さまざまな夢をのせて。

3月6日ブログ「未来的気仙沼線」
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テーマ : 東北地方太平洋沖地震義援金、災害援助
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 JR 気仙沼線 BRT

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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