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「令和」の出船送り

きのう7月29日、渋谷パルコで開催中の写真展「幡野広志、気仙沼を撮る。」に行ってきました。パルコなら歩いたほうが早いなと思って、行きも帰りも徒歩。片道20分ほどです。

幡野さんご自身がネット上で公開している写真も多いのですが、写真展という新たな構成のなかで見るとまた別の印象を受けるのが不思議です。

すべての写真について撮影が許可されていましたので、気仙沼中学の同級生がうつっている写真を紹介しておきましょう。


出船式


ちょうど真ん中、白い羽織の女性が菅原(及川)徳子さん(3年11組)です。参考までに付け加えれば、写真左端の男性はアンカーコーヒー/オノデラコーポレーションの〈ヤッチさん〉こと小野寺靖忠さん。その右下がそのお姉様、つばき会のメンバーで漁師カレンダー企画発案者のひとり小野寺紀子さんです。

話がさらに細かくなりますが、右下の「気仙沼さ(来てけらいん)」の仙と沼の上で、福来旗(ふらいき)のうしろにうつっているのは、斉吉商店の〈ばっぱ〉こと、斉藤貞子さん。もうひとりのカレンダー発案者、和枝さんのお母様です。

写真の右下にある幡野さんの手書きによるコメントには「出船式  航行の無事と大漁を願う。」とありました。気仙沼をよく知っている人は、〈出船(でふね)送り〉の光景と思うかもしれません。しかし、ちょっと違うのです。

これは2019年4月3日の撮影。この日に同時出港したのは、勝栄丸ブログさんによれば、第35漁福丸、第8明神丸、第88清福丸の3隻です。その出船送りがおこなわれたことに間違いはないのですが、幡野さんの写真にうつっているのは、新元号「令和」のスタートにあたって、気仙沼つばき会が企画したプロモーション映像の撮影光景なのです。

写真の右端を見てください。なにか高く掲げられているものがありますね。ルノワールを思わせます。印象派絵画のカレンダーでしょうか。私の推測ですが、この裏側にはメッセージ原稿が記されていたでしょう。いわゆるカンペ。つぎのように書かれていたはずです。

〈 新元号「令和」おめでとうございます。平成、いろいろとありましたが、世界中へ「ありがとうございます」〉

それでは〈答え合わせ〉。つぎの映像をご覧ください。「WEB気仙沼さ来てけらいん」YouTube配信映像です。



昨年4月3日に撮影された映像です。このときはまだ〈平成〉でした。

幡野さんは当日の様子をすべてご存じです。ですから、この写真は単なる〈出船式/出船送り〉のワンショットではないのです。

今回の写真展にあたって幡野さんが記したコメントをもう一度ふりかえってみましょう。「出船式 航行の無事と大漁を願う。」

これは、平成から令和への〈出船式〉だったのか。そして〈航行の無事と大漁を願う〉と。

考えすぎかもしれませんが、本当におどろくばかり。これが幡野ワールドなのかと。

写真展「幡野広志、気仙沼を撮る。」は8月2日(日)まで。どうぞよろしく。

2019年4月8日ブログ「2つの祝福と御礼」
7月16日ブログ「幡野広志ワールド」
 
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テーマ : 気仙沼
ジャンル : 地域情報

tag : 幡野広志 漁師カレンダー

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/69~70歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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