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NHK一木正恵さん

6月12日のブログ「梓の木を植える」で、「森は海の恋人 植樹祭」についての河北新報記事を紹介しました。

12日のブログでは話が長くなるので触れませんでしたが、私は記事の末尾にとても興味を引かれました。本日はその話。


河北

河北新報6月9日配信記事より(画像クリックで記事へ)


その記事を引用します。

〈(前略) 来春から放送予定のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」のスタッフも視察に訪れた。気仙沼市も舞台となる。ドラマ部チーフディレクターの一木正恵さん(50)は「森から川を通じ海へとつながる水のネットワークは、現代では失われたものの一つ。ドラマの中でも感じてもらえるようにしたい」と語った。〉(引用は以上)

一木正恵(いちきまさえ)さんは、「おかえりモネ」の演出陣のひとりです。今回の「森は海の恋人 植樹祭」は新型コロナ感染防止のために関係者30人でおこなわれましたが、そのなかに一木さんがいらっしゃったということですね。

◎川、いつか海へ

一木正恵さんについて存じあげなかったのですが、ネットのテレビドラマ人名録で調べてみると、NHKのドラマで多くの優れた仕事をされている方でした。

この人名録の一木さんの情報は、2003年放送の「川、いつか海へ 6つの愛の物語」から始まります。取材スタッフとして、一木さんのお名前がありました。テレビ放送50周年記念として製作されたこの全6話のドラマは、倉本聰さん、野沢尚さん、三谷幸喜さんがリレー形式で脚本を担当しています。その紹介文のなかには、「最初のひとしずくが、大河となって海に注ぐまでの一本の川。川を流れる浮き玉が、6つの物語をつなぐ」とありました。

◎大河ドラマ、連ドラ

大河ドラマでは「義経」や「天地人」「八重の桜」、そして「いだてん 東京オリムピック噺」の演出陣のひとりです。

「いだてん」は毎週たのしみにしておりました。面白かった。すばらしかった。脚本は「あまちゃん」でも楽しませてくれた宮藤官九郎さん。細かなことはわかりませんが、一木さんは少なくとも、菅原小春さん演じる人見絹枝が登場する回や、第24回/第1部金栗四三(かなくりしそう)編最終回の演出などを担当したようです。

この第24回は、第2部田畑政治篇にきりかわる重要な回。関東大震災で甚大な被害を受けた東京で、金栗四三は神宮外苑競技場での復興運動会の開催を決意するのです。

そして連ドラ/朝のテレビ小説では、「どんど晴れ(2007)」「ゲゲゲの女房(2010)」「まれ(2015)」などの演出を担当しています。

このほか2016年には、NHK東日本大震災プロジェクト『明日へ』キャンペーン協賛の特集ドラマ「恋の三陸 列車コンで行こう」全3回をすべて演出。私は見逃しましたが、松下奈緒さんの主演で岩手県大船渡市を舞台にしたドラマです。

◎種まく人

オリコンのドラマ・映画サイトに、「サブタイトルで読み直す『いだてん~東京オリムピック噺』」というインタビュー記事がありました。その中で、第24回の演出を担当した一木さんがつぎのように語っています。

【一木】 撮影しながら「一粒の麦」という言葉が頭に浮かびました。大河ドラマ『八重の桜』に登場する新島襄も触れた、「一粒の麦は、もし地に落ちて死ななければ、それは一つのまま。しかし、もし死ねば、豊かな実を結びます」という聖書のことば。劇中ではシマが一粒の麦となったから、そこから多くの実が、実る。自分だけではなし得なくても、一粒の麦として身を捧げれば、次の世代を養うことになる。次々とバトンを託しながら少しずつ進歩していくことが伝わる回になればいいなと思っていました。(引用は以上)

「いだてん」のサブタイトルは、宮藤官九郎さんもまじえた打ち合わせのなかで、古今東西の文学・映画・音楽の作品タイトルしばりでいこうという案が出たそうです。主に各回の担当演出がネタを出して決めていったとのことですが、この第24回のサブタイトルは、なんとミレーやゴッホの絵画から「種まく人」。

6月12日のブログの結びで、「どうも私は〈種をまく〉とか〈木を植える〉といった言葉に弱いようです」と書いたばかりだったので、このサブタイトルを知ったときには本当に驚きました。

◎そして植樹祭

ドラマであればここで場面はかわって、6月7日の植樹祭当日。一木正恵さんは矢越山ひこばえの森で、梓の木を植える畠山重篤さんの姿をながめています。その脇には、「たとえ明日、地球が滅びようとも私は梓の木を植える」と記された標柱。

一木さんの脳裏には、「川、いつか海へ」そして「種まく人」など、それまで関わってきたドラマのタイトルなどがまるで川の流れのように次々と流れていきます。(勝手な想像は以上)

一木正恵さん、来春の「おかえりモネ」の放送をとても楽しみにしております。いろいろと大変なこの時期、忙しい毎日がつづくことと思いますが、どうぞ、よろしくお願いいたします。

6月12日ブログ「梓の木を植える」
5月28日ブログ「気仙沼が朝ドラに」
 
 
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テーマ : 気仙沼
ジャンル : 地域情報

tag : 一木正恵 おかえりモネ

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/69~70歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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