造船所復興の夢

4月14日の三陸新報に、気仙沼港の造船・鉄工所の団地化構想についての記事が掲載されていました。この構想は、関連業者による復興協議会が検討しているもので、国から委託を受けたコンサルタント団体「日本能率協会」からの報告が13日になされたというのです。

造船所 4月14日付け三陸新報

団地の候補地としては、朝日町、浪板、潮見町の3地区があげられましたが、報告では朝日町地区がもっともふさわしいとされたそうです。水深などの問題がクリアされており、すぐに着工可能であることがメリットとされています。朝日町は、いわゆる〈岸壁〉がある地区ですね。あの地区にあった石油タンクは津波で流されて大きな被害を生みました。

示された団地化イメージ図には、約7万2千平方メートルの土地に造船、修繕、艤装(ぎそう)などの各スペースが設けられています。従来よりも大型船を扱え、官庁船、練習船などを手がけることも可能となります。投資規模は218億円(浪板地区の場合は117億円)。売上拡大が不可欠で、各種支援制度などをフルに活用する必要があるそうです。

巨額の投資を必要とする計画で、その実現は簡単なことではないでしょう。しかし、TPプラスなんメートルものかさ上げといった話ばかりのなかで、久々に気仙沼の〈明るい未来のイメージ〉を感じることができました。国や県の支援も受けてなんとか実現して欲しいと心から思います。

追記
本日19日の夕方、気仙沼の〈ふかひれの福寿水産〉臼井弘君(3年4組)から電話をもらいました。「朝日町地区の造船所構想は、オダ君がいうような夢のある計画でもないんだよ」というのです。

弘君の話はつぎのようなことです。朝日町は、気仙沼湾の入口にあたる地区。波もあって、造船、修理作業にはあまり向かないのではないか。また、造船作業による塗料ほか粉塵などの発生を考えると、川口町や潮見町に今後立地するであろう水産加工業への影響も懸念される。造船業の早期の復興は自分としても強く望むところ。むしろこれまでの浪板地区での団地化のほうが費用も約半分だし現実的じゃなかろうか。

以上のような話でした。なるほど。話は聞いてみるもんですね。
弘君の工場再開ですが、もう1カ月ほどでなんとかなりそうだということです。いい形で再スタートできることを願っています。
弘ちゃん、わざわざどうもね。ありがとう。
スポンサーサイト

テーマ : 東北地方太平洋沖地震義援金、災害援助
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 さんま寄席 防潮堤

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

最近の記事
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新コメント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
RSSリンクの表示