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海とみどりの大島

今週のブログは、月曜に気仙沼大島PR映像を、火曜に水上不二の解説板と、大島の話が続きましたが、本日も気仙沼大島の話です。

このブログで2013年11月に紹介した「輝け!海とみどりの大島宣言」をご記憶でしょうか。

この宣言内容は、気仙沼市の大島地区振興協議会(柴田君子会長)の役員会で承認されたあと、2013年11月4日の「大島公民館まつり」で、大島中学1年の菊地海成さんと菅原碧さんが読み上げ、来場者の大拍手で採択が承認されました。その様子を当時の三陸新報記事が伝えています。


  大島宣言

  三陸新報2013年11月6日記事の一部イメージ


まずはこの三陸新報記事に紹介されていた宣言内容を紹介しましょう。


◎ 輝け!海とみどりの大島宣言

1.大島の海と緑を守っていきます

 大島には、詩人・水上不二がかつて「緑の真珠」と喩えたように、美しい海と緑に囲まれた自然環境があります。震災では自然からきびしい試練を与えられました。でも、そのことで自然を恨むのではなく、傷ついた海と緑の自然環境を再生し、再び美しい大島を取り戻します。再生した大島を守っていくことを私たちの使命とします。
 私たちは大島の自然再生から復興へ向けて一歩ずつ踏み出すことをここに宣言します。

2.大島を日本一安心・安全な島にします

 震災では壮絶な経験をしました。その経験を次の世代に引き継ぎ、再び自然災害が襲ってきたときには被害を最小限に食い止める知恵に活かします。震災では地域や人のつながりの大切さに気づかされました。地域ぐるみの自主防災の仕組みを作り上げていくことも大切です。震災の経験と地域のつながりを将来の防災に活かし、大島を日本一安心・安全な島にしていきます。

3.大島の人と地域のつながりを大事にします

 大島は、地域でつながった島民がお互いの家族のように支え合い、助け合ってきました。このような地域のつながりはだんだん薄れていく時代にありますが、震災はそのことの大切さを気づかせてくれました。安心・安全な島にするため、また高齢社会を支え合いによって乗り切っていくため、地域・世代を超えて人と地域のつながりを大切にしていきます。

4.大島の歴史と文化を伝えていきます

 大島には離島ゆえの古くからの歴史や文化があり、島民はそれを受け継いできました。その中には自然災害の記録を伝えるものもありました。大島の歴史と文化を守り、次の世代へ、そして大島を訪れる人たちへもそれを伝え、地域のつながりや産業の復興に役立てていきます。

5.大島をもてなしの心で元気にします

 大島の中心産業は水産業と観光です。これは大島の人と自然、大島でとれた物を好きでひいきにしてくれる人たち(ファン)がいて、成り立つものです。震災でもこれまで大島を訪れてきた多くの大島ファンの人たちに、助けられ勇気づけられました。これからも大島を訪れる人たちにもてなしと感謝の気持ちをもって、愛される島となるように努めます。そのことを通じて大島を元気にしていきます。


◎気仙沼大島未来チーム

宣言内容の検討にあたっては、大学教員や学生による〈気仙沼大島未来チーム〉の支援がありました。

気仙沼大島未来チームは、この活動をサポートしてくださった日本財団学生ボランティアセンターのサイトによれば、神戸大学、神奈川大学、信州大学、関西学院大学の4大学連携で活動をおこないました。

この「輝け!海とみどりの大島宣言」のほか、2015年度までは島内で月1回の「大島のみらいを考える会」の開催や「大島みらい新聞」発行などをおこなってきました。その後も、ワークショップの開催や、活動ホームページの作成、運営を行っています。

気仙沼大島未来チームの代表は、関西学院大総合政策学部教授で副学長のひとりでもある長峯純一さんです。長峯さんは気仙沼出身。気中26回/気高28回生で三日町にあった愛耕幼稚園/バプテスト気仙沼教会が〈実家〉のようなもの。お父様が同教会の牧師をつとめていました。

ひとつ付け加えれば、神戸大学の槻橋修准教授もメンバーのひとりです。槻橋さんは2018年に気仙沼市の復興祈念公園のコンペで優秀賞を受賞し、その提案を核として基本設計が計画されました。


◎大島の未来ビジョン

採択承認から6年半を経たいま、この宣言はどのように扱われているのでしょうか。

私は仕事で、企業ビジョンの策定をお手伝いすることがあります。ワークショップなど社員のグループワークを重ね、幹部/マネジメントとも協議して経営としての意思決定とするまでには結構な時間と手間がかかります。そして、その内容を企業の構成員全体に浸透させるためにはさらなる工夫と労力が必要です。

そうしたことを経験しているだけに、せっかく大島の皆さんが意見をかわし知恵をしぼって策定したこの大島宣言を活用しないのはもったいないなと思うのです。

5つの宣言は主文と副文からなっています。全文は上に紹介したとおりですが、主文のみにするとつぎのようになります。簡潔表示版として以下に。


◎ 輝け!海とみどりの大島宣言

1.大島の海と緑を守っていきます
2.大島を日本一安心・安全な島にします
3.大島の人と地域のつながりを大事にします
4.大島の歴史と文化を伝えていきます
5.大島をもてなしの心で元気にします

気仙沼大島ウェルカムターミナル施設のどこかに掲げられているといいな。小さくてもいいから。たとえば、水上不二さんの紹介パネルと並べてとか。

〈オダに言われなくてもとっくにやってるよ〉と叱られるぐらいだとうれしいのですが。ちょっと心配になったもので。ちょっと長くなりましたが、どうぞよろしく。今週はこれにて。

2013年11月19日ブログ「海と緑の大島宣言」

 
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テーマ : 気仙沼
ジャンル : 地域情報

tag : 輝け!海とみどりの大島宣言 気仙沼大島

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/68~69歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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