福寿水産の「会長」
本日1月28日、気仙沼市は、新しい市庁舎の建設地を旧市立病院跡地とすることを発表しました。これについてはまた明日にでも。
さて本日の話題。新聞の広告形式に、定型のスペースに企業名と代表者の名前が記された「名刺広告」があります。なんというか、おつきあいで出稿していますという感じもあって、地元の人はさほど興味をもたないのではないかと思います。しかし、私のように気仙沼をはなれて暮らしていると、三陸新報の名刺広告に興味をひかれることがあります。これまでも何度か紹介してきました。
本年元旦の三陸新報にも目を引く広告がありました。まずは5面下部の広告全体から。

三陸新報1月1日掲載広告より
中段中央の阿部長商店、カネシメイチ、勝倉漁業、足利本店といったならびに、福寿水産の広告が。あれっと思ったのは代表者名です。「代表取締役 臼井祐介」とあります。一昨年あたりにカネシメイチの代表が小山修司君(3年5組)から息子の克郎さんになったのは知っていましたが、福寿水産も社長交代か。そのうち、〈元社長〉の臼井弘君(3年4組)に聞いてみよう。
そう思っているうちに、1月16日。三陸新報の寄付欄につぎのような記事が掲載されていました。

三陸新報1月16日記事より
気仙沼の児童養護施設「旭が丘学園」へふかひれスープを寄贈したという記事です。これはとてもいい話なので、〈見たよ〉と伝えると同時に社長交代のことも聞いてみようとメールしました。
間もなく弘君から返信があり、それによれば、昨年2019年4月1日に社長交代をおこなったとのこと。しかし、まだ〈代表取締役会長〉役とのこと。そして、〈年賀状の類いは、私の名前も書いておかないと死んだって思われるから二人連名で出してるんだけどね〉と。この〈死んだって思われるから〉というあたりが、臼井弘君のもつ独特の味というかユーモアです。
弘君のメールは 〈いずれにしても一日も早く自由になりたいと思ってる今日この頃なのです〉 と結ばれていました。
気仙沼では家業として事業をおこなっているところが多く、会社をどう引き継いでいくか、つまり事業の承継/継承について多くの人が悩み、苦労しているところでしょう。
1月21日には、気仙沼市とみやぎ産業振興機構による事業承継セミナーがまち・ひと・しごと交流プラザで開催されました。三陸新報によれば、約80人の参加があったとのことです。
そうしたことを念頭に冒頭に紹介した広告をながめてみれば、その背景に事業承継というなかなか大きな課題が透けてみえるというか浮かびあがってくるような気もするのです。
さて本日の話題。新聞の広告形式に、定型のスペースに企業名と代表者の名前が記された「名刺広告」があります。なんというか、おつきあいで出稿していますという感じもあって、地元の人はさほど興味をもたないのではないかと思います。しかし、私のように気仙沼をはなれて暮らしていると、三陸新報の名刺広告に興味をひかれることがあります。これまでも何度か紹介してきました。
本年元旦の三陸新報にも目を引く広告がありました。まずは5面下部の広告全体から。

三陸新報1月1日掲載広告より
中段中央の阿部長商店、カネシメイチ、勝倉漁業、足利本店といったならびに、福寿水産の広告が。あれっと思ったのは代表者名です。「代表取締役 臼井祐介」とあります。一昨年あたりにカネシメイチの代表が小山修司君(3年5組)から息子の克郎さんになったのは知っていましたが、福寿水産も社長交代か。そのうち、〈元社長〉の臼井弘君(3年4組)に聞いてみよう。
そう思っているうちに、1月16日。三陸新報の寄付欄につぎのような記事が掲載されていました。

三陸新報1月16日記事より
気仙沼の児童養護施設「旭が丘学園」へふかひれスープを寄贈したという記事です。これはとてもいい話なので、〈見たよ〉と伝えると同時に社長交代のことも聞いてみようとメールしました。
間もなく弘君から返信があり、それによれば、昨年2019年4月1日に社長交代をおこなったとのこと。しかし、まだ〈代表取締役会長〉役とのこと。そして、〈年賀状の類いは、私の名前も書いておかないと死んだって思われるから二人連名で出してるんだけどね〉と。この〈死んだって思われるから〉というあたりが、臼井弘君のもつ独特の味というかユーモアです。
弘君のメールは 〈いずれにしても一日も早く自由になりたいと思ってる今日この頃なのです〉 と結ばれていました。
気仙沼では家業として事業をおこなっているところが多く、会社をどう引き継いでいくか、つまり事業の承継/継承について多くの人が悩み、苦労しているところでしょう。
1月21日には、気仙沼市とみやぎ産業振興機構による事業承継セミナーがまち・ひと・しごと交流プラザで開催されました。三陸新報によれば、約80人の参加があったとのことです。
そうしたことを念頭に冒頭に紹介した広告をながめてみれば、その背景に事業承継というなかなか大きな課題が透けてみえるというか浮かびあがってくるような気もするのです。
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