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牡蠣の本当の旬

〈牡蠣の旬はいつか〉と聞かれたら、多くの人は冬と答えるのではないでしょうか。あるいは、英語の月名にRがついている時とか。

月名の〈R〉の話は、「Rのつかない月は牡蠣を食べるな」という英国のことわざからきているようです。MAY(5月)からAUGUST(8月)はだめだよと。この期間は、牡蠣の産卵などがあって身がやせてしまうというのです。
そして、牡蠣は冬のものという季節観に対応するかたちで、宮城県漁協も以前は3月中で剥き身(むきみ)牡蠣の出荷を終えていたのです。

でも実際の牡蠣の旬はちょっと違うようです。

昨日のブログで紹介した「唐桑物語」。そのなかに、次のような記述がありました。
卵が入る寸前の牡蠣はグリコーゲンを蓄えていて格段にうまく、畠山政則さんは、「一年で一番うまい、4月と5月の牡蠣を広めたい」と前々から訴えてきたというのです。つまり、牡蠣の旬とは春、卵が入る寸前。気仙沼では4月、5月。たしか同じような話を、「森は海の恋人」水山養殖場の畠山重篤さんも著書『牡蠣礼賛』で書いていました。なお、これは、通常の真牡蠣(まがき)の場合です。いわがきの場合は夏も美味しいとか、また違ってきます。念のため。

そうした声を受けてか、宮城県漁協も昨年からやっと春の出荷を認めるようになったとのこと。しかし、政則さんが今年春の出荷用としていたイカダ4台分の二年物の牡蠣はあの大津波で海に消えました。

そんな春のふっくらとした牡蠣にちょっと小麦粉をふり、オイルで焼いて食べたらどんなに美味しいだろうか。想像するだけでたまりません。〈生牡蠣はやはりキリッと冷やしたシャブリで〉ってなことばっかり言っている方も是非お試しください。日本酒でも焼酎でもビールでも、もちろん白ワインでも。どこからでもかかってきなさい的なおいしさ、のはずです。

3月19日ブログ「唐桑物語Part4」
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tag : 気仙沼気中20唐草物語牡蠣森は海の恋人

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気中20/小田

Author:気中20/小田
このブログは、東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/71~72歳)たちを支援する首都圏在住者「気中20回生支援会」ブログとして始めました。いまは、気仙沼出身東京在住者による気仙沼情報ブログとして、魚町育ちの小田(気中3年8組)が書いています。

Twitter: @kechu20

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