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魚町地区復興途上

7月14日の三陸新報連載〈今を見る「途上の街」〉は、土地区画整理事業がおこなわれている気仙沼市魚町をとりあげていました。見出しは〈地盤の最終形 見える〉。記事では〈高く積まれていた土が計画高まで整地されるなど、最終形が見えてきた〉と。

現状
三陸新報7月14日掲載記事より

記事によれば、地権者に引き渡された土地では建物の建設が始まり、営業を開始した店舗もあるとのこと。そして防潮堤内側の土地は今月末で地権者にすべて返される予定だといいます。

土地の引き渡しが済んだのは、魚町と南町あわせて6月末現在で84.5%。全290区画のうち106区画から土地の利用申請が出されており、住宅が11区画、店舗が45区画など。今のところ、地権者に返された土地の43%で利用が決まっているそうです。

記事には比較するために2018年8月撮影の写真も掲載されていました。かさ上げ工事中の地盤の高さが目立ちます。中央下に〈福よし〉さんの店舗もうつっています。

以前
2018年8月撮影(上記同記事より)


18歳まで魚町で暮らし今は気仙沼を離れている私にとって、魚町の現状をこうして写真で知ることができるのはとてもありがたい。

いろんな思いがありますが、そのひとつは〈すっかりきれいになってしまって〉というかなんというか。震災から8年と4か月という時間がかかったんだなあということとか。

そして、宮城県の村井知事の魚町の防潮堤が県のミスで22cm高く施工されてしまった問題。県の処分内容の公表後、地元の不満の声は沈静化したのだろうかとか。

3月28日ブログ 「施工ミス」の処分

海側の県道は7月22日(月)に全通するそうです。上の写真にもうつっている防潮堤のフラップゲート部などの詳細もあらためて紹介されることでしょう。この採用にあたってもいろんなことがありました。

2018年12月21日ブログ「 魚町防潮堤その後」
 
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テーマ : 気仙沼
ジャンル : 地域情報

tag : 防潮堤

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気中20/小田

Author:気中20/小田
このブログは、東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/71~72歳)たちを支援する首都圏在住者「気中20回生支援会」ブログとして始めました。いまは、気仙沼出身東京在住者による気仙沼情報ブログとして、魚町育ちの小田(気中3年8組)が書いています。

Twitter: @kechu20

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