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西城健一「大都会」

三陸新報に〈ひだまり〉という詩文欄があります。6月22日の同欄に、気仙沼高校の同級生だった西城健一君の詩が掲載されていました。

西城健一
三陸新報6月22日掲載記事より



意識して詩を読む機会があまりない私ですが、この西城君の詩/ことばには感ずるものがありました。

西城君が〈不透明な未来の明りを探しに〉来た大都会は東京でしょうか。そこで彼は〈大きなエネルギー〉を感じます。〈大都会の力〉。そして〈未来へ挑戦する力が 嵐の海へと飛び込む心が 沸いてきた〉と。

私はとても新鮮な印象を受けました。気仙沼から大都会に出かけ、その喧噪に疲れ、やはり気仙沼の我が家がサイコ〜というのがよくある話です。あるいは、いつもは高層ビルのなかで働く人が、スローな時の流れる気仙沼を訪れ、疲れていた心が癒やされましたとか元気をもらいましたとか。

健一君がここに記しているのは、それとは違う、真逆ともいえる心情ですよね。その率直さに驚いたし、うたれた。

こうしてブログを書きながら思いついたのですが、この〈大都会〉がニューヨークだとしたらどうなるか。私は勝手に東京だろうと想像しましたが、実はNew Yorkだったと。気仙沼から久しぶりにNYを訪れた健一君。そんな読み換えをしてみるのも面白い。

また、〈日々野山に囲まれて〉という部分を削除あるいは言い換えれば、東京で暮らす私がニューヨークを訪れて記した詩文としても成立するかもしれません。しかし、そうした読み換えや言い換えをしても、結びの文は変わらないでしょう。〈不透明な未来は自分が作っていた 殻を破り脱皮し続けるのだ〉。

この三陸新報の掲載の西城君の詩は、霧笛129号からの転載です。詩誌「霧笛」の再出発については2017年4月のブログに記しました。気仙沼中学同級生の熊谷康雄君(3年5組)のことなども。康雄君が亡くなってそろそろ4年が経ちますね。

そんないろんなことを思い出させる西城健一君の「大都会」でした。

2017年4月17日ブログ 再出港の「霧笛」
2018年4月24日ブログ 「西城健一君の詩集」
 
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テーマ : 気仙沼
ジャンル : 地域情報

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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