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新世代型マグロ船

気仙沼の勝倉漁業さんの新造船「第127勝栄丸」が6月9日に建造先の新潟から気仙沼に廻航して披露されました。6月11日の三陸新報の記事を紹介します。

勝栄丸

三陸新報6月11日記事の一部イメージ


記事の写真は、魚浜町のコの字岸壁で見学に訪れた関係者や市民約200人にお祝いの餅まきをしているところです。船上に掲げられた多くの大漁旗とともに、気仙沼らしいとても景気のよい風景といってよいでしょう。

三陸新報は、6月6日の1面トップ記事でもこの次世代マグロ船の完成を伝えています。

次世代型

三陸新報6月6日記事の一部イメージ


この記事によれば、遠洋マグロはえ縄船「第127勝栄丸」は、水産庁の「もうかる漁業創設支援事業」を活用して、船齢を重ねた既存船の代船建造として、昨年8月に新潟造船(新潟市)で着工されました。総工費は7億5千万円で、同12月に進水、今年5月30日に完成しました。業界の課題である労働環境改善や安全性向上などを重点的に考慮し、最新鋭の設備を兼ね備えた次世代型のマグロ船です。

労働環境改善については、市内の遠洋マグロはえ縄船の船主らが連携し、気仙沼市やトヨタ自動車東日本の支援を受けて取り組んできた「遠洋まぐろ延縄漁業カイゼン検討会」による改善策も採用されているとのことです。

居住環境についても、居室の天井を高くしたりネット利用のための船内LANも完備。野菜を長期保存できる専用のチルド保管庫もあるとのこと。

勝倉漁業としては震災後2隻目の新造船で所属船は計4隻に。同社の勝倉宏明社長(51)は「労働環境の改善で、若い人たちが望んで遠洋船に乗船してもらえるうようなモデルとなる船になれば」と期待しているそうです。

第127勝栄丸の披露については、6月10日の「勝栄丸ブログ」に詳しく紹介されています。同ブログは、毎日更新される記事がとても充実しており、私も愛読しています。宏明社長が書かれているのだと思いますが、遠洋漁業の様々な実務や周辺の日常がやさしい語り口でつづられていて素晴らしい。こちらも是非に。

勝栄丸ブログ6月10日記事

三陸新報6月6日の記事末尾には、臼福本店も次世代型の遠洋マグロ船の建造を進めており、早ければ年内の完成するとの記述がありました。これについては、昨年のブログでつぎの記事を紹介しました。デザイナーの佐藤オオキさんに内外装のデザインを依頼したといいます。

臼福本店

三陸新報2018年11月29日記事の一部イメージ

2018年12月3日ブログ「nendoのマグロ船」

 
三陸新報の記事で勝倉漁業さんの所在地市内弁天町となっていますが、震災前は臼福本店さんと同じく魚町の海岸通りにありました。気仙沼の遠洋マグロはえ縄漁業の両雄ならびたつといった感じ。その両社による次世代型のマグロ船建造は、気仙沼の今後の漁業にとって大事な取り組みといってよいでしょう。

6月9日。コの字岸壁に集まった200人の笑顔は、この新造船竣工のめでたさとともに、気仙沼の漁業の未来をそこに感じたからかもしれません。

勝倉宏明社長はじめ勝倉漁業関係者の皆様、第127勝栄丸の竣工おめでとうございました。今後の航海の安全と大漁を祈念しております。

(追記)6月14日の河北新報も、〈マグロ新船「働き方改革」〉の見出しで同船の取り組みを紹介していました。

河北新報6月14日配信記事
 
 
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テーマ : 気仙沼
ジャンル : 地域情報

tag : 勝栄丸 勝倉漁業

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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