FC2ブログ

金額で東北一奪還

1月8日の三陸新報のトップ記事は新年にふさわしいというかなんというか、勢いのある見出し。金額で東北一奪還。昨年の全国主要魚市場の水揚げランキングで気仙沼港が東北一になったというのです。


三陸1/8
三陸新報1月8日記事の一部イメージ


気仙沼は数量で9位、金額で8位といずれも前年より順位を上げ、トップ10入りしていることがわかったとのこと。未確定市場があるために順位が変動する可能性があるものの、東北各港の集計は終了しているので金額で昨年は1位だった石巻を抜いての東北1位は間違いないようです。数量では、八戸、石巻につぐ東北3位です。

ベスト10ランキング表を拡大してみましょう。

数表

静岡県焼津(やいづ)が金額で1位、数量では2位となっています。記事によれば、2018年の気仙沼は、巻き網船の不振をカバーする形で、カツオ一本釣り船の健闘が光ったほか、数量では記録的不漁だった昨年の2倍近くとなったサンマの水揚げ実績が、全体を大きく押し上げたとしています。

まずは気仙沼にとって明るいニュースであることは間違いありませんが、気仙沼港がかかえる問題も多いのです。この記事の左側には新春座談会「どう活用する新気仙沼魚市場」の5回目が掲載されていました。出席者は、気仙沼漁協の齋藤徹夫組合長、阿部長商店の阿部泰浩社長、磯屋水産の安藤竜司社長、カネダイの佐藤俊輔専務の4氏です。

サンマは今シーズン、漁期前の5月から大型船の公海操業が始まり国内流通も始まるといいます。サンマの〈旬〉がなくなるのではないかとの懸念や、国際的な資源管理の必要性などが語られていました。ほかにもこの座談会では、気仙沼の漁業、水産業がかかえる多くの課題が毎回とりあげられています。生鮮カツオに関しては、寄生虫アニサキスへの過剰ともいえる心配から量販店での取り扱いが減少するといったこともありました。

気仙沼港が高く買ってくれなければ、ほかの港に水揚げするでしょう。そして魚を高く買えば/仕入れれば、小売り価格も高くせざるを得ませんが、それでは消費者が買ってくれません。それぞれの立場での利害が異なり、簡単には答が出ない課題が多いようです。それでもこの座談会では、利害や立場の違いを理解しつつ、気仙沼港関係者の協力などの必要性が語られるなど、有意義であったと感じています。

1月11日/第8回目の座談会記事の見出しは〈もっと魚を食べて〉。魚の消費量減少が最大の問題なのです。でもなあ、東京の店頭で感じるのは魚の価格の高さです。買いたいけど、食べたいけど高い。気仙沼のメカジキも、そりゃあ食べたいけどなかなかねと。なんかそうした私の実感が諸悪の根源のような気がしてきました。ということで本日はこれまで。
 
スポンサーサイト



テーマ : 気仙沼
ジャンル : 地域情報

tag : 水揚げランキング

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

最近の記事
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新コメント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
RSSリンクの表示