松圃虎舞の皆さん
9月16日におこなわれた「目黒のさんま祭」の話の続きです。
開会式がおわって、焼きサンマの提供がはじまったころ、会場脇に行くと気仙沼市唐桑の松圃(まつばたけ)虎舞メンバーが出番を待っていました。何時からですかとたずねたついでに写真撮影をお願いしたら快諾してもらえました。

松圃虎舞保存会と気仙沼市立中井小学校の皆さん(クリックで拡大)
松圃虎舞保存会と気仙沼市立中井小学校の皆さんです。左のほうに衆議院議員の片山さつきさんもうつっていますが、無理矢理はいりこんで来たわけではなく、近くを通りかかったのでこちらから声をかけました。
この写真を撮ったときには気づかなかったのですが、気仙沼に移住して気仙沼のまちづくり活動を展開している一般社団法人まるオフィスのメンバーがずいぶんうつっています。代表の加藤拓馬さんや根岸えまさんなどのメンバーがうつる復興庁のポスターは、7月10日のブログで紹介しました。まるオフィスの拠点は松圃にあり、虎舞保存会の活動に参加していることも知っていたのですが、目黒で皆さんに会えるとは思っていませんでした。驚いた。
私がうれしく思ったのは、気仙沼の外から移住してきてくれた人たちが、こうして地元の民俗芸能継承の力になってくれているということです。なかなかできないことでしょう。上の写真を見ればわかると思うのですが、なんていうんだろう、一体感というか仲がよさそう。
気仙沼市唐桑町松圃地区は、唐桑半島の南西部です。そして中井小学校は、半島の中央から少し東寄りにあります。唐桑町の小学校はいま、唐桑小学校と中井小学校のふたつで、中井小の学区は唐桑地区南部といってよいでしょう。
いま、気仙沼市は小中学校の統合計画を進めています。2018年度に計画されていた「小原木小→唐桑小」は統合を完了しましたが、「月立小→新城小」「水梨小→松岩小」は地元の反対などで統合が延期されました。
中井小は2021年度に唐桑小への統合が計画されています。2018年度の同小の児童見込み数は全校で64名。小原木小が統合された唐桑小は99名です。旧唐桑町地区の2校合計が163名ですね。
参考まで申し上げれば、わが母校の気仙沼小学校は243名です。3000人以上の時代を知っている身からすると〈すっかりちゃっこくなってしまって〉という印象。市内で児童数最多は松岩小の329名。ついで九条小の309名です。
2018年3月13日ブログ「小中校児童数見込」
話が小中学校統合問題にとんでしまいましたね。話を戻しましょう。今回の中井小学校の皆さんを(そしてたぶん保存会の皆さんも含めて)目黒区民まつり/目黒のさんま祭に招いてくださったのは目黒ユネスコ協会さんです。
同協会は2012年から毎年、地元民俗芸能の伝承に取り組んでいる気仙沼の小学校児童を招待してくださっています。私なりにまとめるとつぎのとおり。演技場所はさんま祭会場だったり区民ホールだったりといろいろです。雨天で変更を余儀なくされることもありました。
2012年:月立(つきだて)小/早稲谷鹿踊(わせやししおどり)、2013年:水梨小/羽田神楽、2014年:新城小/廿一(二十一)I田植踊り、2015年:月立小、2016年:馬篭小/馬篭(まごめ)ばやし、2017年:月立小、2018年:中井小/松圃虎舞
これらの小学校のうち、馬篭小は2017年に津谷小に統合されていますが、月立小や水梨小の統合は上述したように延期されています。今後、統合が進められても、各地区の伝統芸能の継承については各統合校で進めていくとの市教育委員会の方針も伝えられています。是非そうあってほしい。さんま祭で撮影した写真にうつる松圃の皆さんの元気な笑顔をあらためてながめ、そんなことを考えておりました。
最後になりましたが、目黒ユネスコ協会さんの継続的なご支援に対し、心から御礼を申し上げます。今度ともどうぞよろしくお願いいたします。
開会式がおわって、焼きサンマの提供がはじまったころ、会場脇に行くと気仙沼市唐桑の松圃(まつばたけ)虎舞メンバーが出番を待っていました。何時からですかとたずねたついでに写真撮影をお願いしたら快諾してもらえました。

松圃虎舞保存会と気仙沼市立中井小学校の皆さん(クリックで拡大)
松圃虎舞保存会と気仙沼市立中井小学校の皆さんです。左のほうに衆議院議員の片山さつきさんもうつっていますが、無理矢理はいりこんで来たわけではなく、近くを通りかかったのでこちらから声をかけました。
この写真を撮ったときには気づかなかったのですが、気仙沼に移住して気仙沼のまちづくり活動を展開している一般社団法人まるオフィスのメンバーがずいぶんうつっています。代表の加藤拓馬さんや根岸えまさんなどのメンバーがうつる復興庁のポスターは、7月10日のブログで紹介しました。まるオフィスの拠点は松圃にあり、虎舞保存会の活動に参加していることも知っていたのですが、目黒で皆さんに会えるとは思っていませんでした。驚いた。
私がうれしく思ったのは、気仙沼の外から移住してきてくれた人たちが、こうして地元の民俗芸能継承の力になってくれているということです。なかなかできないことでしょう。上の写真を見ればわかると思うのですが、なんていうんだろう、一体感というか仲がよさそう。
気仙沼市唐桑町松圃地区は、唐桑半島の南西部です。そして中井小学校は、半島の中央から少し東寄りにあります。唐桑町の小学校はいま、唐桑小学校と中井小学校のふたつで、中井小の学区は唐桑地区南部といってよいでしょう。
いま、気仙沼市は小中学校の統合計画を進めています。2018年度に計画されていた「小原木小→唐桑小」は統合を完了しましたが、「月立小→新城小」「水梨小→松岩小」は地元の反対などで統合が延期されました。
中井小は2021年度に唐桑小への統合が計画されています。2018年度の同小の児童見込み数は全校で64名。小原木小が統合された唐桑小は99名です。旧唐桑町地区の2校合計が163名ですね。
参考まで申し上げれば、わが母校の気仙沼小学校は243名です。3000人以上の時代を知っている身からすると〈すっかりちゃっこくなってしまって〉という印象。市内で児童数最多は松岩小の329名。ついで九条小の309名です。
2018年3月13日ブログ「小中校児童数見込」
話が小中学校統合問題にとんでしまいましたね。話を戻しましょう。今回の中井小学校の皆さんを(そしてたぶん保存会の皆さんも含めて)目黒区民まつり/目黒のさんま祭に招いてくださったのは目黒ユネスコ協会さんです。
同協会は2012年から毎年、地元民俗芸能の伝承に取り組んでいる気仙沼の小学校児童を招待してくださっています。私なりにまとめるとつぎのとおり。演技場所はさんま祭会場だったり区民ホールだったりといろいろです。雨天で変更を余儀なくされることもありました。
2012年:月立(つきだて)小/早稲谷鹿踊(わせやししおどり)、2013年:水梨小/羽田神楽、2014年:新城小/廿一(二十一)I田植踊り、2015年:月立小、2016年:馬篭小/馬篭(まごめ)ばやし、2017年:月立小、2018年:中井小/松圃虎舞
これらの小学校のうち、馬篭小は2017年に津谷小に統合されていますが、月立小や水梨小の統合は上述したように延期されています。今後、統合が進められても、各地区の伝統芸能の継承については各統合校で進めていくとの市教育委員会の方針も伝えられています。是非そうあってほしい。さんま祭で撮影した写真にうつる松圃の皆さんの元気な笑顔をあらためてながめ、そんなことを考えておりました。
最後になりましたが、目黒ユネスコ協会さんの継続的なご支援に対し、心から御礼を申し上げます。今度ともどうぞよろしくお願いいたします。
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