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村井知事のお詫び

一昨日9月4日のブログで、9月3日に宮城県のホームページに掲載された「県民の皆様へ」と題する村井知事名での文章と7つの資料についてご紹介しました。ブログタイトルとした「いわれのない批判」は、知事の文章中の〈地域の皆様が,全く非がないにも関わらず,いわれのない批判を受けているとのお話を頂戴いたしました〉から引いたものです。

4日のブログで、私は三陸新報記事の〈県がHPで謝罪〉という見出しはちょっと違うと記しました。知事文章のタイトルは〈県民の皆様へ〉であり、主旨は県民からの気仙沼住民に対するいわれのない批判を払拭するために、ミスの経緯を公表するというものです。もちろん、内湾地区住民や県民にお詫びもしていますがそれはあくまで付帯的なもの。

このようなことをあらためて記すのは、三陸新報の記事を見てから、知事の文章を読んで〈これでは、お詫びになっていない〉と反発する人もいるのではないかと思ったからです。新聞記事の見出しとするならば、〈県がミスの経緯を公表〉あたりでしょうか。

県からの村井知事名でのお詫びとお願いは、9月3日公表の資料7のPDFファイル「魚町地区防潮堤工事施工ミスの県の対応に関する協議会としての見解」に対する県からのお詫びとお願い」です。8月14日付けで、内湾地区復興まちづくり協議会に示されていますが、広く公表されるのは今回が初めてです。この内容が内湾地区住民にどのように共有されたのか、されなかったのかについてはわかりません。

そんなことで、本日はこの8月14日付け「お詫びとお願い」文書を以下に引用させてもらいます。

お詫び

  8月14日付けの「県からのお詫びとお願い」一部イメージ


内湾地区復興まちづくり協議会の皆様へ

「魚町地区防潮堤工事施工ミスの県の対応に関する協議会としての見解」に対する県からのお詫びとお願い

 この度の気仙沼漁港魚町地区防潮堤の建設に当たりまして、地域の皆様が幾度もの協議を経て、苦渋の選択をされ、現在の計画を受け入れていただいたにもかかわらず、県における不手際により防潮堤の高さを間違えるという、あってはならない事態を引き起こしたことに対しまして、深くお詫び申し上げます。

 また、その後の地域の皆様との話し合いにおいて、私の発言等によりお気持ちを傷つけましたこと、私どもの対応の至らなさにより大きな疑念と不信感を招く結果になりましたことについても、重ねてお詫び申し上げます。

 今月7日の貴協議会の記者会見資料を拝見させていただきましたが、「防潮堤不要論から苦渋の選択をし現在の計画を受け入れた住民と同じ想いを共有した上での発言がみられない」、「知事の発言及びその後の対応はあらためて被災地の地域住民に精神的な苦痛や心労を与える」、「説明会や運営会議では、県の不誠実、不親切な説明姿勢であった」など厳しいお叱りの言葉を頂戴いたしました。
 今後は、皆様からのお言葉一つ一つを真摯に受け止め、信頼関係を回復していただけるよう努力してまいる所存であります。

 今回、施工ミスに関わった設計業者、施工業者については、県の基準に基づき適切に処分を行ってまいります。県職員についても同様です。また、今回の対策にかかる費用についても、各業者に責任に応じた負担を求めてまいります。
 なお、このことについては、進捗状況を9月に報告させていただきます。

 現在、県が提案しているかさ上げ案について、県の対応に不信感が募る中であったにもかかわらず、皆様で御検討いただいたことにお礼申し上げます。

 「土地区画整理事業が2週間程度確実に遅れる」との御懸念については、土地区画整理事業を実施する気仙沼市と密に調整し、宅地完成に遅れを生じさせないことはもとより、一日でも早く宅地引き渡しができるよう、県としても全力を尽くしてまいります。

 「道路との格差が最大で75cmにもなるところ」については、段差が市で計画している70cmから追加のかさ上げに伴い75cmに拡大する宅地のことだと思われますが、段差が拡大する片浜鹿折線側から車両の乗り入れを御希望の場合は、建築計画、駐車場計画などをお聞きし、対応策を御相談させていただきます。

 「土地が狭いところの対処」については、車両の乗り入れに支障のないよう、かさ上げを行わないこととしておりますが、同様に御希望に応じて対応策を御相談させていただきます。

 「私有地境界同士の高低差が広がること」については、現在、追加のかさ上げを行わないこととしている宅地についても、御希望があれば、かさ上げを行うことで、高低差が広がらないようにいたします。

 道路から各宅地への乗り入れ等についても、市と協力しながら、個々の土地利用や建築計画に応じた対応を行ってまいります。

 かさ上げ案による「不必要な段差を生むことで、不利益を被る住民が出ること。そのことによって地域の分断を生む可能性があること」という御懸念については、かさ上げにより市の計画から段差が拡大する宅地ではその擁壁の増加費用について、県が費用負担を行うことといたします。

 県といたしましては、貴協議会における御懸念を踏まえて、かさ上げ案について上記の改善を図っていくことといたしますので、再度、説明の機会を賜りますようお願い申し上げます。

平成30年8月14日

宮城県知事 村井嘉浩  (引用は以上)

引用元ファイル:公表資料(5)「魚町地区防潮堤工事施工ミスの県の対応に関する協議会としての見解」に対する県からのお詫びとお願い(資料7 [PDFファイル/136KB]

県はこの文書を8月14日にまちづくり協議会に提示し、再度、説明の機会をつくって欲しいとお願いしています。また、設計業者、施工業者、県職員などの処分や対策に関する費用の業者負担についての進捗状況は9月に報告するとのこと。

県としては、これらのお願いへのまちづくり協議会の返答を待っている状態だと思うのですが、9月3日の宮城県ホームページでの県民への経緯公表の主旨が誤解され、魚町住民の新たな反発を招いている可能性もあるのではないかと心配しています。

この問題は、5月18日(金)の内湾地区復興まちづくり協議会で、協議会が決めた方針に対し、その場で村井県知事が施工ミスのまま工事を進めるとの方針を示したことに始まりました。その強硬な知事の姿勢に住民が反発したのです。これについては5月21日のブログに記しました。このときと同様に、村井知事が住民会合に急ぎ駆けつけて、心からのお詫びを伝えていれば、ここまでこじれることはなかったのにと。とにかく残念です。

5月21日ブログ「住民意見採用せず」

 
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ジャンル : 地域情報

tag : 気仙沼 防潮堤 施工ミス

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

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