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県の対策案を拒否

このブログが皆鶴姫伝説を連日お伝えしているなか、魚町防潮堤が県のミスで22cm高く施工された問題で動きがありました。8月7日(火)に内湾地区復興まちづくり協議会の幹部が記者会見を開き、背後地のかさ上げで陸から見た防潮堤高を抑える県の対策案を受け入れず、再度造り直しを求める方針を示しました。7月14日のまちづくり協議会では結論を持ち越しましたが、その後の検討結果を会見で表明したことになります。8月8日の三陸新報はつぎのような記事を。

県の対応案拒否

三陸新報8月8日記事の一部イメージ


記者会見の内容については、河北新報8月8日配信記事をもとに紹介します。

再度造り直しを求める理由は、①県に対する不信感 ②かさ上げ工事に伴い市の土地区画整理事業が少なくても2週間遅れる ③区画整理事業内の土地と道路に最大75cmの段差ができる~など。協議会の菅原昭彦会長は「地権者の反対は根強く、(かさ上げ案を)認めることはできない。県の誠実な対応を待ちたい」と述べたそうです。

河北新報は、県の提案を拒んだ背景に、大震災の直後から続けてきた防潮堤高を巡る議論が無視されたことへの不満だけではなく、問題発覚後の村井嘉浩知事の姿勢などに住民が抱く強い不信感があるとみています。7日の記者会見で協議会が配ったA4判3ページの「魚町地区防潮堤工事施工ミスの県の対応に関する協議会としての見解」のうち2ページは村井知事や県への不満に割かれているそうです。その内容をつぎのように紹介しています。

村井知事が5月18日にあった協議会の会合で住民が選択した造り直しを覆し、「反対もあるがサイレントマジョリティー(声なき多数派)がいるのも事実」と述べた件や、知事会見でパネルを使って「22cm」の低さを強調した例を列挙したこと。昨年3月に職員が高さ表記の誤りに気付いていたことを県が7月2日に県議会に報告しながら、2日前にあった地元の説明会で伝えていなかったこと。それらは「事故を起こした責任のある加害者から損害を受けた住民に対しての発言、進め方として不適切」と知事の誠意を欠く対応を非難し、「県民と県との信頼関係を大きく損なう事案。深い失望感を覚えている」と結んでいるそうです。そして村井知事は「記者会見の内容については、あらためて菅原会長から話を伺った上で、県としての対応を考えたい」とコメントを出したとのこと。

記者会見には、菅原昭彦会長のほか、村上力男副会長、藤田淳逸運営会議委員が同席しました。村上さんは南町、そして藤田さんは魚町と、それぞれの地区をよく知るということでもあったでしょう。河北新報によれば、運営会議委員で魚町2区自治会の会長でもある藤田淳逸さんが「造り直しは内湾地区の総意だ」と強調したそうです。魚町住民だけの意向ではないということを伝えたかったのだと思います。

つぎのステップは県の反応。結論まではまだ時間がかかるのでしょうが、それも仕方なし。それもこれも5月18日の村井知事の発言と姿勢のせい。決して言い過ぎではないでしょう。

7月17日ブログ「結論は持ち越し」
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テーマ : 東日本大震災支援活動
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 内湾まちづくり 防潮堤

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/66~67歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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