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魚町防潮堤説明会

気仙沼市魚町地区の防潮堤が、県のミスで22cm高く施工されてしまったことに関する住民や地権者への説明会が市役所ワンテン庁舎で開かれました。内湾地区復興まちづくり協議会(菅原昭彦会長)の主催で、5月1日の昼夜と2日の計3回。1日は魚町関係者、2日は南町関係者ということのようです。河北新報によれば、1日は昼夜2回の合計で約50人が出席とのこと。両日の様子を三陸新報はそれぞれつぎのように報じています。

説明会2

三陸新報5月2日記事の一部イメージ


説明会1

三陸新報5月3日記事のイメージ


説明会で県から示された対応案は3つです。①造り直し(費用2〜3億円)②背後地を22cmかさ上げ③22cm高いままとする代わりに地域振興策を検討。三陸新報をはじめ各紙の報道を見ると出席者の反応は、①の造り直しか③のそのままとして地域振興策のいずれかということらしい。

気になったことがあります。河北新報によれば、説明会に参加していない住民への聞き取り調査も実施する予定とのことですが、〈アンケート〉ではなく〈聞き取り〉なのでしょうか。本当にそうだとするとちょっと心配。第三者的な調査員の聞き取りであれば別ですが、各地区の人が調査を担当するのであれば、住民の率直な意見を引き出すことはできないでしょう。

それと、説明会出席者各人への聞き取りが行われていないとすれば、不参加者からだけではなく、参加者も含めた聞き取りにするのが調査としての原則だと思います。そうしたことを考えると、もし調査を実施するとすればですが、県が示した3案に対するアンケート形式による悉皆(しっかい/全員)調査が現実的でしょう。その回収率がたとえば20%程度の低いものだったとしても調査としては成立すると思います。記名か無記名かについては、どちらかといえば無記名としたほうが調査をスムーズにおこなえるような気がします。

まちづくり協議会としては5月中旬までに意見をまとめる考えとのことです。この日程がどういう事情によるものかわかりません。しかし、説明会で聞き取り調査の実施をすでに表明しているのであれば、必要な調査期間を確保した上で結論を得るようにして欲しい。

すでに住民の意見は大別/二分されています。いずれの結論になっても、自分は反対の意見だったという人がかなりいることでしょう。それだけに、住民や地権者の意見はこうだったという一定の調査データを得たうえで、協議会としての方向性を定めて欲しいなと思っております。

それにしても今回の宮城県の失態は本当に残念。まちづくり協議会関係者の皆さんの苦渋は想像を超えたものでしょう。しかし今しばらく、気仙沼内湾/魚町・南町地区のより良き復興のためにもうひとふんばり。どうぞよろしくお願いいたします。

(追記)
本日5月4日の三陸新報によれば、協議会は〈来週中に再建予定者を中心に個別のヒアリングなどを行い、20日ごろまでに一定の方針を決めたい考え〉とのことです。今後は、複数の会合を経ながら早ければ今月中にも全体会議を開き、住民に方針を示すことにしていると。なお、上記の2日間3回の説明会出席者は、案内を出した232人のうち約3割にとどまったそうです。協議会は2日中に欠席者に向けて資料などを送付したと三陸新報は伝えています。

河北新報5月1日配信記事
仙台放送5月1日配信ニュース(ヤフー/動画あり)
NHK東北5月1日配信ニュース(動画あり)

4月25日ブログ「まちづくり協議会」
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テーマ : 東日本大震災支援活動
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 防潮堤 内湾地区復興まちづくり

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/66~67歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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