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ホテル望洋の倒産

すでに営業を終了していた気仙沼市魚町「ホテル望洋館」の破産手続き開始が4月16日付けで決定したそうです。負債総額は約7億円とのこと。毎日新聞の4月25日配信記事を紹介します。

ホテル望洋

毎日新聞4月25日配信記事の一部イメージ

毎日新聞4月25日配信記事


記事で〈ホテル望洋館〉となっているのは、法人名だからでしょう。昨年の終業時の記事でもその記載がありとまどいました。〈株式会社ホテル望洋館が経営するホテル望洋〉ということ。気仙沼の人はご存じでしょうが、ホテルになる前は旅館〈望洋館〉でした。幼いころの記憶ですが、正面玄関に向かって左側に石を配した池があったような気がします。

毎日記事の記事を引用します。

「同社は1964に設立。同市魚町の高台にある「ホテル望洋」を経営してきた。多くの観光客が訪れたほか、地元市民の結婚式や会合の場としても利用され、1991年2月期には売上高7億6500万円の業績を上げていた。しかし、その後は観光需要の落ち込みや施設の老朽化などで減収に転じた。厳しい経営が続く中で発生した震災では、津波の被害を免れ、被災者を受け入れた。その後、復興支援関係の利用があったものの業績は回復せず、営業を終えていた。

近所に住む男性(70)によると、震災当時、同ホテルは指定された避難所ではなかったが、津波の被害に遭った住民や工場の従業員ら約100人が寝泊まりしたという。男性は「食料や衣類など救援物資の支給も受けられるように手を尽くしてもらった。ホテルの人には親切な対応をしてもらい、感謝している」と話した。」(引用は以上)

記事のなかに、震災時にホテル望洋に避難し親切な対応をしてもらった男性のコメントがありましたが、私の母もそのひとりでした。同級生の〈福寿水産〉臼井弘君(3年4組)の一家なども。母は、加藤社長らホテルの皆さんも大変だろうに、本当によくしてもらったと語っておりました。2014年には、そうして貢献が高く評価され、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会主催の第17回「人に優しい地域の宿づくり賞」で、最高賞となる厚生労働大臣賞を受賞しています。

営業を昨年でおえていたとはいえ、こうして会社としての倒産の報に接すると、あらためて残念な感じがいたします。法人設立は1964年でしょうが、ホテルの新築開業は私が気仙沼高校1年生だった1967年4月です。実家前の狭い坂道を大型バスが何台ものぼっていくなど、繁盛していた頃のことも思い出します。そうした50年以上の歴史に幕を下ろしたのですね。

約7億円の負債とのことで、関係する金融機関や企業も多いことでしょう。それはそれとして、私としては、加藤栄一社長ご夫妻にあらためてお礼を申し上げたく。ありがとうございました。

2017年6月26日ブログ「ホテル望洋の終業」
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テーマ : 東日本大震災支援活動
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 ホテル望洋 望洋館

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/66~67歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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