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入学・入社の季節

気仙沼高校と気仙沼西高校が統合して新しいスタートをきった新・気仙沼高校の開校式が4月9日(月)に行われました。4月10日の三陸新報がその様子を伝えています。


統合

三陸新報4月10日記事の一部イメージ


3月2日の河北新報によれば、気仙沼西高校は1985(昭和60)年4月に開校し、卒業生総数は4418名。3月1日におこなわれた最後の卒業式には108名が臨んだそうです。旧 気仙沼高校(男子校)と旧 鼎が浦高校(女子校)が再編統合されたのは2005年4月です。それから13年後に気仙沼西高(男女共学)も統合されたことになります。

新気仙沼高校のスタートを伝える記事の隣には、4月9日に行われた唐桑小学校と小原木(こはらぎ)小学校の統合式の記事がありました。両校が統合されて新しい唐桑小学校に。さまざまな議論を経ての今回の統合ですから、両校の良き伝統や校風を受け継いでさらによい小学校になって欲しいですね。

この記事の隣は新入社員紹介シリーズ記事の1回目。気仙沼向洋高校を卒業して斉吉商店さんに入社した〈期待のフレッシュ〉さんを紹介していました。学校への入学とは違い、新社会人としてのスタートですから、希望と不安のいりまじった日がしばらく続くことと思います。でも、みんなが経験して乗り越えてきたことですからね、3カ月もすれば慣れることでしょう。

この3つの記事は、いずれも新しいスタートを伝えるものですが、その裏側には3月末でなくなった学校がありますし、定年退職で会社を去った人達もます。どうも歳のせいか(おかげさまで3月下旬に66歳となりました)、そっちのほうが気になってしまいます。たとえば小原木小学校や気仙沼西高の卒業生の皆さんの心情といったこと。

そしてもう一つ付け加えれば、統合式で〈唐桑小と小原木小を統合し、唐桑小学校とする〉と宣言した齋藤益男(ますお)教育長の心情について。両校統合によって得られることと失われることをよく知ったうえで、児童の将来のためには両校統合を進めるべきと確信し、関係者と協議や準備を進めてきたはずです。多くの苦労があったことと思います。それだけに、多くの皆さんの協力を得て統合の日を迎えたことに万感の思いを感じたことでしょう。益男君とは気仙沼高校で同じ美術部だったものですから、その気持ちをつい想像してしまうのです。

三陸新報の記事をながめながら、感じたことを記していたら、ちょっと長くなってしまいました。良い週末をお迎えください。

2014年7月2日ブログ「気高と西高を統合」
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テーマ : 東日本大震災支援活動
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼気仙沼高校気仙沼西高

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気中20/小田

Author:気中20/小田
このブログは、東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/71~72歳)たちを支援する首都圏在住者「気中20回生支援会」ブログとして始めました。いまは、気仙沼出身東京在住者による気仙沼情報ブログとして、魚町育ちの小田(気中3年8組)が書いています。

Twitter: @kechu20

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