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港町防潮堤の続報

気仙沼市港町の防潮堤計画に関する住民説明会が12月14日(木)の夜に魚市場会議室で開かれました。その内容を12月16日の三陸新報が詳しく伝えています。


港町防潮堤

三陸新報12月16日記事の一部イメージ


記事を要約して紹介します。宮城県は説明会で、防潮堤の位置を大幅に変更し、長さも短縮する見直し案を提示しました。そして臨港道路沿いに新設する当初計画は、景観への配慮を求める住民らの意向を踏まえ、復興期間(2020年度)内の整備を見送りました。

見直し案では、海抜5mの防潮堤を魚市場北桟橋脇から臨港道路を挟み、ホテル観洋近くのがけにつなげます。長さは180m。臨港道路と市道にかかる2カ所には津波などの緊急時に自動閉鎖する〈陸こう〉(防潮堤出入り口)を設置し、通常は車が通行できるようにします。閉鎖時に、取り残された車が避難できるように乗り越し道路も岸壁側に整備するとのこと。

県が2015年8月に地元に提示した当初計画では、魚市場からお魚いちば付近までの臨港道路沿いに、防潮堤を建設する計画でした。しかし、〈海が見えない〉など、景観への配慮を求める住民の強い意向を受け、2020年度までの復興期間内に整備が完了できる案としたそうです。

14日の説明会では、これまで頑な対応を見せてきた県の大幅な譲歩案に出席者から「斬新的な案であり、賛成する」と了承する意見が続出し、難対策を十分にするなどの注文などがついたうえで最終的に合意に至ったとのことです。

県は合意を踏まえ、年度内に現地調査や測量に着手し、2020年度内の完成を目指します。総事業費は約10億円です。当初計画は長さ460mで約25億円でした。

河北新報の12月15日(金)配信記事の見出しには驚きました。「気仙沼に計画していた防潮堤建設を断念 宮城県、地元反対根強く」となっていたからです。12月12日の三陸新報は13日のブログで紹介したとおり、「位置変更で大筋合意 懸案計画が前進」としていたのです。しかし記事を読むと、「地元の反対が根強く、当初の計画を事実上断念。接続する予定だった防潮堤を山側に伸ばす代替案を示し、住民に了承された」とありました。そして、12月14日の三陸新報の記事にあった説明図を見て、やっと見直し案の全体像を知ることができたのです。河北新報の記事だけだと、ちょっとわかりにくいかもしれませんね。なお、河北の記事には、「県が2年8カ月ぶりに開いた説明会には漁業関係者や地元の事業者ら約30人が参加した」とありました。〈2年8カ月ぶり〉というのもすごい。

いろんな意見があるかとは思いますが、私は今回の計画見直しをうれしく思いました。海を望むあの景観がとりあえず守られることになったからです。関係者のご努力に敬意を表します。

ひとつ疑問が残るのは、内湾の南町海岸、つまり以前にエースポートや市営駐車場があった地域で整備が進んでいる防潮堤や施設と今回の計画見直しの関係です。K-portやかもめ食堂などがならぶあたりの防潮堤はどうなるのか。誰か教えてください(笑)。

河北新報12月15日(金)配信記事
12月13日ブログ「港町防潮堤合意へ」
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テーマ : 東日本大震災支援活動
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気仙沼中学 防潮堤 港町

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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