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鮎貝家煙雲館庭園

11月18日(土)の三陸新報に、きれいな紅葉の庭園写真が掲載されていました。気仙沼の松岩地区(松崎片浜)にある「煙雲館(えんうんかん)庭園」が国の名勝に指定されるというのです。

煙雲館
三陸新報11月18日記事より


この話題は、同日に毎日新聞も配信していました。その記事を一部引用します。

「 国の文化審議会は17日、気仙沼市松崎片浜の「煙雲館(えんうんかん)庭園」を国の名勝に指定するよう文部科学相に答申した。
 煙雲館は仙台藩上級家臣、鮎貝氏の旧居館。気仙沼湾を望む小高い丘に建つ。庭園は江戸時代前期の寛文年間(1661〜73年)、仙台藩茶道頭を務めた石州流二代目、清水動閑(どうかん)により造られたとされる。池の周囲に園路が配置された池泉回遊式庭園で、大きな築山を囲む池泉、背景の樹木などで構成される。気仙沼湾の大島、岩井崎を借景とし、雄大な景観をつくり出している。東日本大震災では、津波が近くまで迫ったが、ぎりぎりで被災を免れた。」(引用は以上)

鮎貝家が、明治時代の国文学者で歌人の落合直文(なおぶみ)の生家であることは皆さんご存知のとおりです。落合直文の元の名は鮎貝盛光。国学者落合直亮の養子となり姓が変わりました。13歳ごろのことと思います。また、その弟で古代朝鮮の歴史や民俗の研究でも知られた歌人 鮎貝房之進(槐園(かいえん))も忘れてはいけないでしょう。二男が落合直文、三男が鮎貝房之進、長男の鮎貝盛徳は初代気仙沼町長で、2代目の松岩町長もつとめています。

三陸新報や毎日新聞の記事では、鮎貝氏を仙台藩上級家臣としています。これは、仙台藩(伊達氏)御一家筆頭のこと。直文らの父親である鮎貝太郎平盛房は、戊辰戦争において新政府軍との戦いにも参加しました。気仙沼市史には、「安政年間に洋式軍隊の調練をした大隊長で、戊辰の役でも活躍した」との記述があります。その後、松岩村の初代村長もつとめたようです。鮎貝家については、別の機会にまとめることにいたしましょう。

煙雲館は、気仙沼小学校時代の遠足で見学に行ったはず。しかし、情けないことに〈なんか庭を見たような〉記憶しか残っていないのです。今となれば、そのお庭などを是非とも拝見したいと思っているのですが、なかなかその機会が得られません。

煙雲館は、11月18日から26日(日)まで一般公開されています。入場は無料です。どうぞ皆様、江戸時代から300年以上の歴史をもつお庭などを是非この機会に。


なお、一般公開日以外の見学は事前に連絡が必要です。問合せ先などを以下に。

◎煙雲館
所在地:気仙沼市松崎片浜197
問合せ:電話0226-22-1318
館主 :鮎貝文子さん
時間 :9:00~16:00
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テーマ : 東日本大震災支援活動
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気仙沼中学 煙雲館 落合直文

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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