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共徳丸の「廃船」

雑誌「芸術新潮」9月号の頁をめくっていて「おっ」と目が止まりました。共徳丸か。

不染鉄
雑誌「芸術新潮」2017年9月号より

結論から申しあげれば違いました。〈幻の画家〉とも呼ばれた不染鉄(ふせん・てつ)の『廃船』という作品とのこと。

不染は明治24年に東京の浄土宗の寺の子として生まれました。紹介されている作品を見ると、日本画というカテゴリーを越えた自由な作風と画境を感じます。不染は23歳のときに伊豆大島にわたり、3年ほど漁師をするなどして暮らしました。生涯にわたって海や漁村を描いたそうです。84歳で亡くなっています。

紹介した作品『廃船』は78歳の頃の作品。雑誌の2頁見開きで見ると相当に大きな絵を想像しましたが、横幅は約1m。

気仙沼の鹿折(ししおり)地区にうちあげられた第18共徳丸が解体されたのはいつだったか。このブログ内を検索してみると、2013年10月28日に三陸新報の記事を紹介していました。第18共徳丸の解体作業が27日で終了したとの内容。〈崩れた擁壁の跡などが、そこに重量330トンの大型船があったことを物語るのみとなった〉。

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三陸新報2013年10月28日記事の一部イメージ(クリックでブログにジャンプ)

そうか、もう4年たつのか。解体は9月9日に開始されました。約2カ月かけてその姿が小さくなっていったのでしょう。

〈廃船〉と題された不染鉄の絵を見て、様々な思いや記憶を喚起する圧倒的な存在感をはなっていた第14共徳丸のことを、久しぶりに思い出したのです。
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tag : 気仙沼気仙沼中学第14共徳丸不染鉄

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Author:気中20/小田
このブログは、東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/70~71歳)たちを支援する首都圏在住者「気中20回生支援会」ブログとして始めました。いまは、気仙沼出身東京在住者による気仙沼情報ブログとして、魚町育ちの小田(気中3年8組)が書いています。

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