世界女王/谷真海
気仙沼出身の谷(佐藤)真海さんが、オランダのロッテルダムで開催されたパラトライアスロン世界選手権で初優勝を果たしました。

サントリー公式サイト内「チャレンジ・アスリート 谷真海」より(クリックでサイトにジャンプ)
真海さんの優勝は、9月15日の日刊スポーツが記事にしてヤフーも配信していました。記事の見出しは〈 谷真海が日本人初V!結婚、出産「ド素人」から頂点 〉。なお、日刊スポーツの記事中にリンクされているゴール写真は昨年4月のアジア選手権のものです。
日刊スポーツ9月15日/ヤフー配信記事
同記事によれば真海さんは、女子PTS4クラスで、日本選手として初めて世界選手権の頂点に立ちました。この記事を読んで気になったことがありました。8月11日のブログで、7月にカナダのエドモントンで開催された世界パラトライアスロンシリーズでの優勝を紹介していたので、今回の〈初出場・初優勝〉との見出しに、アレッと思ったのです。優勝は2度目ではないのかと。
調べてみると、ITU(国際トライアスロン連合)の2017世界トライアスロンシリーズは8大会が開催され、今回のロッテルダムで行われた大会がグランドファイナル(最終戦)でした。シリーズでの成績によって最終戦への出場権が得られるのでしょう。サントリー公式サイト記事によれば真海さんは7月までの4戦を負けなしで終え、ポイントによる世界ランキングも2位で迎えた最終戦でした。
PTS4というクラスは、ITU基準のひとつです。「PTS」は肢体不自由で立位。数字は障がい程度をあらわし、2(重い)から5(軽い)まで4区分となっています。車椅子使用はPTHC、視覚障がい選手はPTVI。日刊スポーツの上記記事ではPTS4(運動機能障がい)としていましたが、昨年4月の関連記事では、PTS4(低度の下肢切断など)としていました。正確に説明しようとすると複雑になってしまいますね。最後に日刊スポーツ記事の結びを引用します。
〈2013年パラ陸上世界選手権の幅跳びで獲得した銅メダルを上回る金メダル。東京パラリンピックの実施種目は未定で、谷のPTS4が行われない可能性もあるが「私が決められることではないし、今は練習するしかない」と話す。「(転向から1年目で)順調な滑り出しができた。もっと強くなれると思うので、強くなってまた世界シリーズに戻ってきたい」と言い切った谷は「スポーツの力」を信じて泳ぎ、漕ぎ、走る。〉(引用は以上)
同記事によれば、真海さんは、今回の世界選手権大会で元世界女王のサリー・ピルビーム選手(オーストラリア)に32秒の差をつけての優勝です。2017年世界女王として谷真海さんのゴールにたくさんの拍手がおくられたことでしょう。
真海さん、世界選手権の制覇、本当におめでとうございました。気中同窓生はもちろんのこと、気仙沼の多くの人が喜んでいると思います。くれぐれも怪我や故障に気をつけて、さらなる活躍を。かげながら応援しています。
8月11日ブログ「真海さんの「復帰」」
本ブログ真海さん関連記事リスト

サントリー公式サイト内「チャレンジ・アスリート 谷真海」より(クリックでサイトにジャンプ)
真海さんの優勝は、9月15日の日刊スポーツが記事にしてヤフーも配信していました。記事の見出しは〈 谷真海が日本人初V!結婚、出産「ド素人」から頂点 〉。なお、日刊スポーツの記事中にリンクされているゴール写真は昨年4月のアジア選手権のものです。
日刊スポーツ9月15日/ヤフー配信記事
同記事によれば真海さんは、女子PTS4クラスで、日本選手として初めて世界選手権の頂点に立ちました。この記事を読んで気になったことがありました。8月11日のブログで、7月にカナダのエドモントンで開催された世界パラトライアスロンシリーズでの優勝を紹介していたので、今回の〈初出場・初優勝〉との見出しに、アレッと思ったのです。優勝は2度目ではないのかと。
調べてみると、ITU(国際トライアスロン連合)の2017世界トライアスロンシリーズは8大会が開催され、今回のロッテルダムで行われた大会がグランドファイナル(最終戦)でした。シリーズでの成績によって最終戦への出場権が得られるのでしょう。サントリー公式サイト記事によれば真海さんは7月までの4戦を負けなしで終え、ポイントによる世界ランキングも2位で迎えた最終戦でした。
PTS4というクラスは、ITU基準のひとつです。「PTS」は肢体不自由で立位。数字は障がい程度をあらわし、2(重い)から5(軽い)まで4区分となっています。車椅子使用はPTHC、視覚障がい選手はPTVI。日刊スポーツの上記記事ではPTS4(運動機能障がい)としていましたが、昨年4月の関連記事では、PTS4(低度の下肢切断など)としていました。正確に説明しようとすると複雑になってしまいますね。最後に日刊スポーツ記事の結びを引用します。
〈2013年パラ陸上世界選手権の幅跳びで獲得した銅メダルを上回る金メダル。東京パラリンピックの実施種目は未定で、谷のPTS4が行われない可能性もあるが「私が決められることではないし、今は練習するしかない」と話す。「(転向から1年目で)順調な滑り出しができた。もっと強くなれると思うので、強くなってまた世界シリーズに戻ってきたい」と言い切った谷は「スポーツの力」を信じて泳ぎ、漕ぎ、走る。〉(引用は以上)
同記事によれば、真海さんは、今回の世界選手権大会で元世界女王のサリー・ピルビーム選手(オーストラリア)に32秒の差をつけての優勝です。2017年世界女王として谷真海さんのゴールにたくさんの拍手がおくられたことでしょう。
真海さん、世界選手権の制覇、本当におめでとうございました。気中同窓生はもちろんのこと、気仙沼の多くの人が喜んでいると思います。くれぐれも怪我や故障に気をつけて、さらなる活躍を。かげながら応援しています。
8月11日ブログ「真海さんの「復帰」」
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テーマ : 東日本大震災支援活動
ジャンル : 福祉・ボランティア