八瀬の「塚沢神楽」

7月29日の三陸新報に、気仙沼市八瀬(やっせ)地区の塚沢神楽(つかざわかぐら)が紹介されていました。塚沢神楽は、気仙沼市指定無形民俗文化財に登録されており、7月29日の八雲(やぐも)神社の宵祭りで奉納されたそうです。


塚沢神楽

三陸新報7月29日記事の一部イメージ

記事によれば、塚沢神楽は1884年に奥玉村(現・岩手県一関市)から伝わったそうです。1972年に保存会が設立されてからは、八雲神社の宵祭りで演技を披露しているとのことです。

記事に〈多くの地域住民らが集い、千年以上にわたって伝承されてきた郷土芸能を楽しんだ〉とあり、見出しにも〈千年伝承の郷土芸能〉と記されていたのをみて一瞬、この塚沢神楽が八瀬地区で千年にわたって伝承されてきたのかと思ってしまいました。もちろんこれは私の早とちりで、平安時代から続く神楽の伝承/伝統のことでしょう。気仙沼市のウェブサイト/市指定文化財/無形民俗文化財のページにつぎの記述がありました。

◎塚沢神楽

神楽は、元来、法印たちが神々の姿にふんして、神話の世界を演じたもので、明治以降、民衆にも浸透し各地で演じられるようになった。塚沢神楽は、東磐井(現・一関市東山町周辺)でおこり、宮城県北と岩手県内にかけて広まった南部神楽の流れをくむ。太鼓と手びら鉦の音にのせて舞手の唱える民謡調のせりふと舞い振りによって物語が進行するのが特徴。旧暦6月14日、八雲神社祭典に奉納している。(引用は以上)

この塚沢神楽の写真を見ていると、八瀬の人たちが大事に今日まで伝えてきただろうことが強く感じられます。気仙沼市早稲谷(わせや)の鹿踊(ししおどり)の記事を読んだときにも思ったのですが、こうした奉納の踊り、祈りの舞が静かに、しかし決して絶えることなく継承されていることに驚きを覚えます。そしてうれしく思います。こうした感覚は若いころにはあまりなかった。歳をとったということなのでしょうか。

2016年8月26日ブログ「早稲谷鹿踊の伝承」
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tag : 気仙沼 気中20 八瀬 塚沢神楽 八雲神社

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東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

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