居酒屋「佐武」閉店

ちょっと前の話題となりますが、5月23日の三陸新報に、気仙沼の居酒屋の閉店を告げる広告が掲載されていました。

5:23sabu
三陸新報5月23日掲載広告

お店の名は〈佐武〉(さぶ)。広告には〈居酒屋〉ではなく〈酒食屋〉と記されていましたが、この呼称は不動の沢に移転してから使っていたものでしょう。震災前までは、南町〈マンボ通り〉にありました。たしか〈たくんつぁん〉(追記:「たもっつぁん」でした。たもつさんなんで)と呼ばれていたご主人は私たちの一年先輩、気中19回生。そんなこともあって、私も帰省のおりにはちょくちょく利用させてもらいました。気をつかわずにすむお店という感じでしょうか。もっともご主人の方もそれほどこちらに気をつかっていないかのような(笑)。

作家の熊谷達也さんも、気仙沼中学の教諭時代はこの店をよく使っていたはずです。〈仙河海〉シリーズ中の小説の中にも、店の名は少し変えてありますが登場します。その店主は文学好きで、なかなかの小説の読み手であると。これも佐武の主人をモデルにしての設定です。

ネットの情報では、不動の沢に移転して佐武が営業を再開したのは2011年6月14日です。ありゃま、ほぼ6年前のことか。広告のなかの〈諸般の事情により〉という記述がちょっと気になるところですが、年齢も66〜67歳になるわけですから、店を閉じても不思議ではないでしょう。

南町紫市場をはじめとする仮設商店街が閉じられたことにより、先月は閉店や再開店などの多くの広告が三陸新報に掲載されていました。そのなかにあった〈佐武〉の広告は、震災前の私の記憶を呼び起こす、ちょっと違う余韻を感じるものだったのです。
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テーマ : 東日本大震災支援活動
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 佐武

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

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