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生島淳さんの本

生島淳さんの著書『気仙沼に消えた姉を追って』を一気に読み終えました。いや一気ではないな、何度も何度も胸にグッときてしまって。

淳さんは、すでにこのブログでも紹介していますが、スポーツ分野をはじめとするジャーナリスト、ノンフィクションライターとして高い評価を得ています。私たちの一学年先輩であるアナウンサー生島博さんの末弟でもあります。私たちの16学年下、気中36回生。
書名にある「姉」とは、この震災で亡くなった淳さんのお姉さん喜代美さんです。博さん、次兄の隆さん、淳さんの3兄弟は東京に出てきており、喜代美さんが気仙沼に残り、今年2月に亡くなったお母さんと同居していました。

本書は、お姉さんの思い出話だけがつづられた本ではありません。廻船問屋など気仙沼の漁業や水産業の歴史、大島の被災、高校生とその家族、そして余所(よそ)からやってきた祖父母、気仙沼で言うところの「旅の人」であった生島家の歴史が語られていきます。

18歳で気仙沼を離れてから25年。淳さんは、「そうすることで、自分と気仙沼との関係を、もう一度築き直せるかもしれない」と考えます。この本は、震災を契機にして、気仙沼と自分との心理的な距離を埋めていく過程のルポルタージュなのでしょう。

失われた大事な人や風景。それを取り戻すことはできないにしても、その記憶を文字として定着させることはできるのだな。このブログの「ベルマークの時代」で私が書いた、お姉さんの記憶の断片も引用されていました。

この気中20の仲間の多くが、気仙沼を離れてはや40年以上。そんな私たちがこの一冊を得ることができたことを、大変幸せに思いました。ひとりでも多くのみなさんに読んでいただければと。

 文藝春秋ホームページはここ

文藝春秋刊『気仙沼に消えた姉を追って』定価:1365円(税込)

7月13日ブログ「ベルマークの時代」
7月5日ブログ「街の人、旅の人」
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テーマ : 東北地方太平洋沖地震義援金、災害援助
ジャンル : 福祉・ボランティア

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プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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