新しい自然

昨23日の勤労感謝の日。17日のブログで紹介した慶應義塾大学SFC「オープン・リサーチ・フォーラム」が開催されていた六本木の東京ミッドタウンに出かけました。

1時からのセッション(シンポジウム)「〈新しい公共〉の可能性」には気仙沼の菅原茂市長も発表者のひとりとして出席。その発言には、国家予算の裏付けがないため市民に具体的な復興方針が示せないでいることの苦渋がにじみます。やっと成立した第三次補正予算によって、少しは進展があるといいのですが。

そのあとは原宿のドイツ車アウディのショールーム「Audi Forum Tokyo」へ。この2階で、篠山紀信さんが被災地を撮影した「ATOKATA」の小さな展覧会が開催されています。ネット情報によれば、この写真集の表紙となっているのは気仙沼市唐桑の鮪立(しびだち)の風景であるとのこと。

道路側エレベーターを使ったら、会場の入口とは逆から見ることになってしまいました。
いわゆる災害報道とは異なる不思議な風景写真。六本木でのセッションのテーマが「新しい公共」だったせいか、「新しい自然」という言葉が頭に浮かびました。
明日のブログのタイトルはこれだなと思いながら、入口のパネルに掲げられた篠山さんのメッセージを読みました。そのなかにつぎの言葉がありました。

「自然による新しい自然の創造。
それは神の悪戯でも凄惨な地獄でもなく、静謐で尊く、荘厳な光景であった。
僕は自然の力に畏怖し、畏敬をもって凝視するしかなかった」

自然による新しい自然の創造。そうだ。もうひとつの自然。
というか、これがまさに「自然」か。

「感じさせられる写真」というより「考えさせられる写真」でした。
大きく引き延ばされた写真をひとつひとつ見ていくうち、私は、5月に気仙沼へ帰ったときに歩いた鹿折地区の、あの奇妙な静けさを思い出していました。

写真集「ATOKATA」

写真展「ATOKATA」
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テーマ : 東北地方太平洋沖地震義援金、災害援助
ジャンル : 福祉・ボランティア

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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