気仙沼の歴史復刻

先月の話題になりますが、気仙沼ライオンズクラブ(佐藤悟会長)が、結成55周年を迎え、その記念式典が11月12日に市内本郷のゲストハウスアーバンで行われました。55周年を迎えるにあたって同ライオンズクラブでは気仙沼駅前のモニュメント寄贈などの記念事業を行いましたが、その中のひとつに驚きました。「目で見る気仙沼の歴史」復刻版の制作です。

「目で見る気仙沼の歴史」は1972年(昭和47年)に同クラブが10周年記念事業のひとつとして発行しました。当時の会長は畠山孝さん。唐桑町長や県議会議長もつとめました。唐桑町鮪立の古くからの漁業家で「恵比寿棚」と呼ばれています。県議会議員の畠山和純(かずよし)さんのお父様です。

この本は妻の実家にもあり、義父が亡くなった後の蔵書整理時にもらいうけました。その南町の家は震災で2階まで津波につかりましたので、私がもらっていなければ水没していたでしょう。

こうした経緯で私の手元にわたった同書ですが、約200頁にわたって掲載されている写真はとても興味深く、このブログでもたびたび紹介させていただいております。しかし、そのたびに頁を大きく開いたりするため、背表紙がこわれかけるなど、ちょっと心配な状態になっておりました。そんなことで、クラブ会員に復刻版を配布するほか、気仙沼市教育委員会に100冊を寄贈するという記事をながめ、なんとか手に入らないものかと思っておりましたら、11月17日の三陸新報「万有流転」にグッドニュース。この復刻版を紹介した後、3千円で頒布することと事務局の電話番号が記されていたのです。すぐに電話して手配。数日後に手元に届いた復刻版を紹介しましょう。左が旧版の本体表紙、右が復刻版の函(はこ)と表紙カバー(元禄時代の気仙沼地方絵図)です。もらいうけた旧版は函もカバーも失われておりました。

気仙沼の歴史
左が旧版、右が復刻版

復刻版の内容は旧版とほとんど同じです。本体の巻頭頁上部に〈はじめに〉と題してクラブ在籍50年を超える高橋脩さん(気仙沼商会)が旧版発行の想い出と復刻版刊行の背景などを記しているほか、函への〈復刻版〉表示と、終頁の奥付(おくづけ)に〈復刻版〉の文字と発行年月日を追記しているだけ。

印刷は復刻版がほんのわずか薄く感じられるものの、写真などもしっかりと再現されています。旧版を写真撮影して製版し直すと、網点の重なりにより〈モアレ〉と呼ばれる干渉縞を生じることが多いのですが、それもありません。旧版の製版フィルムが残っていたのでしょうか。それとも最近の印刷技術によるものか。

この復刻版、やはり人気らしく残部が少なくなっているとのことでした。どうぞ気仙沼の歴史に関心をお持ちの方で入手を希望される方は、下記まで連絡の上でご確認くださいますように。

◎気仙沼ライオンズクラブ事務局
電話:0226-22-7139
mail:lions-k@dolphin.ocn.ne.jp

この本は、気仙沼の歴史を後代に伝える大変価値あるもの。それだけに、ライオンズクラブさんの素晴らしい記念事業になったと思います。最後になりましたが、気仙沼ライオンズクラブさんの結成55周年のお祝いを申し上げます。おめでとうございました。
スポンサーサイト

テーマ : 東日本大震災支援活動
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気仙沼中学 気中20 気仙沼ライオンズクラブ 目で見る気仙沼の歴史

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

最近の記事
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新コメント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
RSSリンクの表示