お魚タクシー現る

その時々の気仙沼の話題を追っていると、紹介しようと思いながらも後回しになってしまう話があります。この記事もそのひとつです。読売新聞の11月19日(土)夕刊社会面の真ん中に〈お魚タクシー現る〉の見出し。

読売ベクシー
読売新聞の11月19日夕刊記事

記事を引用します。

「 被災地では、安全と引き換えに港の風情が失われつつある。宮城県気仙沼市でも、灰色の巨大な防潮堤が、青々とした海原を遠ざける。
「それならば、陸に水族館を」と、気仙沼観光タクシーの宮井和夫社長(41)は「走る水族館」プロジェクトを始めた。3年で30台のうち8台を生まれ変わらせた。楽しげなマンボウに巨大なサメが描かれたお魚タクシーが通ると、子どもたちは笑顔になる。「被災地と呼ばれ、暗いままはイヤ」。海と生きる気仙沼人の誇りが、町を活気づける。」(引用は以上)

この〈LENS被災地発〉という記事は、読売新聞夕刊社会面で土曜日に連載している被災地の〈今〉を伝える写真コラムとのこと。気仙沼などの宮城県版では掲載されたのでしょうか。

観光タクシーさん(気仙沼では観光さんで通りますね)は2012年に、ハートビート(心臓の鼓動)と便利屋タクシー「BEXI/ベクシー」をつなげた〈HEART BEAT BEXI〉というコンセプトを掲げました。「走る水族館」プロジェクト/お魚タクシーも、すでに3年になるのですね。今回の読売新聞の記事は、そうした宮井和夫さんらの熱意に対する応援歌的な気持ちが感じられます。

さて、記事の写真ですが、よく考えられた構図です。お魚タクシーを前面に置きながら右後方に〈灰色の巨大な防潮堤〉、そして左後方からは、今も進行する防潮堤建設か復興工事のためのトラックが走ってくるという具合。〈写真コラム〉というだけあって批評をこめた一枚ということでしょう。

ちょっと気になったことがあります。冒頭の〈被災地では、安全と引き換えに港の風情が失われつつある〉という言葉です。〈港の風情(ふぜい)〉というのは情緒的に過ぎるのではないでしょうか。引き換えというならば、〈かなり長期的な視点での安全〉と、海と生きる気仙沼人の〈日々の暮らしの快適さ〉でしょう。そのバランスの議論であって、決して〈風情〉がどうしたということではないと思うのですが。

ちょっと話が長くなってしまった。宮井和夫さんが実行委員長をつとめる、気仙沼クリスマスイルミネーションプロジェクト「ONE-LINE」についてはあらためて。本日はこれにて。

気仙沼観光タクシー/ウェブサイト
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テーマ : 東日本大震災支援活動
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 お魚タクシー 走る水族館 気仙沼観光タクシー

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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