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魚町ロケット

本年7月に直木賞を受賞した池井戸潤さんの『下町ロケット』は、下町の中小企業の奮闘を描いた小説だとのこと。ご本人は「 “ 弱い立場の人間が頑張って誇りを取り戻していく” 小説にしたかった」と話しています。

私はまだ読んでいないのですが、このタイトルを見たとき、小学校のころにちょっとはやった「ロケット」遊びのことを思い出しました。

私たちのロケットの作り方はこうです。まず鉛筆用のアルミサック(キャップと呼んでいたかも)を用意します。小さいころは、鉛筆をきれいに削って、筆箱の中で芯が折れないようにサックを使っていましたね。短くなったときに使うクロームメッキのホルダーもあったな。
つぎに、学生服の襟につける白いセルロイドのカラーを細かく刻み、適量をサックに入れます。そして脱脂綿でふたをするように押さえて開口部を少しつぶします。これで完成。
このロケットを、木のきれっぱしかなんかを組み合わせてつくった台において、下からろうそくであぶるのです。すると小さな穴から煙が出てきたと思う間もなく、プシューッと飛んでいくのです。

このロケットを、私や佐々木徹君(3年1組)に教えてくれたのは、徹君の2軒となりに住んでいたマッコちゃんことオヤマ・マコトさん。4学年上でした。マッコちゃんちの1階が倉庫みたいになっており、ロケットもそこで飛ばしました。

でも私などがやってもなかなかまっすぐには飛んでくれません。とんでもない方向にいったり、へたをすると飛ばずに暴発です。でもマッコちゃんがやるとまっすぐに。すごい。
マッコちゃんにそのコツを教えてくれと言っても、「エヘヘヘ」と笑うばかりでこたえてくれません。アルミのつぶし方や穴の残し方に秘密があったのでしょう。

糸川英夫博士が23cmの「ペンシルロケット」発射実験に成功したのは1955年のことだといいます。私たちのペンシルサックロケットもその影響を受けてのことだったかもしれません。

半世紀前にそんなことをやっていたせいなのか、「ロケット」という言葉を聞くと、なにか懐かしい響きを感じてしまうのです。
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テーマ : 東北地方太平洋沖地震義援金、災害援助
ジャンル : 福祉・ボランティア

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プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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