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再び防潮堤の件

6.2mもの高い防潮堤計画については、9月27日と10月14日にこのブログにも書きました。これは、市によるものではなく宮城県と国の計画案です。そしていま気仙沼は、市としての計画案に対する方針決定を迫られています。

10月28日(金)の朝、午前9時頃だったかな、テレビ朝日の朝の情報番組「モーニングバード」で気仙沼の防潮堤のことをとりあげていました。オダクン、モットハヤグ シゴトサ イガイン(笑)。

まずは大島の東側で11.8m、西側でも7.6mの防潮堤が計画されていることを紹介。島をあげての反対の声をとりあげるのかと思っていたら、まずは「漁のためには10mでも防潮堤があったほうがいい。家はそれより高いところにつくれば、海も見えるし」との漁業関係者の賛成の声。そして次に反対意見の紹介。賛否両論があるとのことでしょう。

次は場面が変わって魚町の海岸通り。ここにも6.2メートルの防潮堤計画があると伝えます。海岸通りには2週間ほど前に、6.2メートルにあたる高さがわかるように、長い布が横断幕のように張られています。三陸新報でも取り上げていました。
「絶対反対ということではなく、実際の6.2メートルの壁がどんな高さなのかを実感して欲しくてこの布を張った」との関係者の声。それと、気仙沼は観光も大きな産業なので、景観をさまたげる高い壁は大きな障害との反対意見。

私が驚いたのは、気仙沼市として防潮堤についての方針をこの2カ月ほどの間に決定しなければならないということです。生命か産業か、気仙沼の人たちはいま難しい判断を迫られています、と現地レポートは結びます。

スタジオでコメンテーターが語ります。長島一茂さん「命か産業かといったらやはり命でしょう。命のためなら10mの防潮堤もしようがない」。藤巻幸夫さん「賛成とか反対とかいうだけでなく、発想をかえてみてはどうか。たとえば、壁にアートとか。瀬戸内の直島では、うんぬんかんぬん」。なんだかなあ~と思っていると、吉永みち子さんが「命を守る方法が高い防潮堤だけとは限らない。もっと知恵を出してみては」とやんわりと反対意見。赤江アナウンサーも気仙沼を知っているせいか、計画には疑問との印象。ちょっとホッとしました。

岩手県田老地区の堅固な防潮堤でも防げなかった大津波。私はその教訓から高すぎる防潮堤には反対です。なんとかもっと逃げやすいまちづくりができないものかと。あくまで今は東京で暮らす気仙沼出身者としてですが。

それと心配しているのが、なにか地元でこの計画案に対する賛否の議論が盛んになされているようには見えないことです。復興市民委員会が県の担当者からの説明を受けたりしたり議論してくれているみたいですが、市議会はどうなっているのだろうとか。

たしかに難しいテーマ。それだけに、限られた時間のなかで、もっともっと計画案をわかりやすく公開し、新聞もそれをみんなに知らせ、充分な議論がなされるように願っています。

堤防高概略図(県計画)

10月14日ブログ「高すぎる壁」

9月27日ブログ「6.2Mの防潮堤?」

10月12日配信の河北新報記事

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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