海を望める高さに

9月3日(土)の三陸新報が、気仙沼の内湾地区の防潮堤の高さ引き下げに関する記事を掲載していました。県が地盤隆起分を低くすることを検討しているというのです。

9月3日内湾防潮堤
三陸新報9月3日記事

南町・魚町地区の防潮堤の高さは当初、海抜6.2mで計画されましたが、その後の住民要望などもあり5.1mに引き下げられました。そしてその内の余裕高1m分は起立式のフラップゲートが採用されますので、平時の高さは4.1mとなります。また、市が背後地を2.3mまでかさあげするため、見た目の高さは1.3mとなるというのがこれまでの計画です。

今回の設計見直し検討は、これまでの計画からさらに地盤隆起分だけ低くしようというもの。詳細は検討中ということですが、確認されている隆起分は25cmといいます。菅原市長は「内湾にとっては仮に25cm下がるだけでも、見た目には非常に大きい。子供でも海を望める高さになるだろう」と歓迎しているとのことです。

わかりにくいのは〈地盤隆起〉についてです。震災前からよく言われてきたのは、気仙沼は〈地盤沈下〉の影響で、大潮などのときには陸上への浸水があるということ。これに対して最近いわれているのは〈地盤隆起〉です。どうなっているのだろう。

この疑問は、9月3日の河北新報の配信記事で解決しました。震災後の県内の防潮堤建設計画は、国土地理院が2011年10月に改訂した水準点に基づき進められているのだそうです。そして今年2月時点では20cm前後隆起していると。つまり、震災前までは沈下傾向だったが、その後は隆起しているということでしょう。

しかしなあ、この地盤隆起があって新しい防潮堤がこれまでよりも高くなり漁業関係の仕事がしにくくなったという指摘は以前からなされていたはず。沈下と隆起についての問題は市議会でもとりあげられました。今回の内湾防潮堤は県の事業ですが、市が主導する防潮堤計画においてこの問題がどうなっているのか。ちょっと気になるところです。

と、いろいろありますが、内湾の防潮堤が菅原市長のいう〈子供でも海を望める高さ〉になるというのは良いニュースと思いご紹介しました。

河北新報9月3日配信記事
スポンサーサイト

テーマ : 東日本大震災支援活動
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 防潮堤

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

最近の記事
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新コメント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
RSSリンクの表示