カツオの初水揚げ

5月30日朝、気仙沼漁港に今年初めてのカツオが水揚げされたというニュースは、すでに皆さんご存知でしょう。東京でも、30日の読売新聞夕刊が社会面で大きく伝えていました。

かつお水揚げ
読売新聞5月30日夕刊より

読売の記事を引用します。

19年連続で生鮮カツオの水揚げ量日本一を誇る宮城県気仙沼市の気仙沼漁港で30日朝、今年初めてのカツオが水揚げされた。

 伊豆諸島・三宅島沖で操業した静岡県沼津市の巻き網漁船「第28浜平丸」(285トン)が午前 6時半頃に入港、水揚げされた約50トンが次々とベルトコンベヤーで運ばれた。「さっぱりとしていて食感が良い」と、仲買人の評価は上々で、昨年の平均取引額の倍以上にあたる1キロ763円で取引された。

 気仙沼漁協の佐藤亮輔組合長(75)は「東日本大震災があっても一丸となって復旧を急ぎ、日本一を守った。20年連続を目指したい」と力を込めた。水揚げは10月頃まで続く。(引用は以上)

この読売新聞の写真は、5月25日朝刊の徳仙丈のヤマツツジの記事と同じく、冨田大介さんの撮影でした。

読売新聞オンライン5月30日配信記事

話は変わります。同じ30日には、鳥取県の境港(さかいみなと)にも今シーズン初のクロマグロ(本マグロ)が水揚げされてニュースとなっていました。新聞でもテレビでも〈初夏の訪れを告げる水揚げに漁港は活気づいた〉と報じていますが、決して明るい話だけではないのです。漁業関係者はよく知っていると思います。

この時期のクロマグロは産卵期。一本釣りなどがマグロに産卵させるため漁を自粛するなか、大手企業の子会社などが巻き網で捕獲したわけです。6月から漁獲枠規制が始まる前にということらしい。ひどい話です。

カツオも同じ問題をかかえています。近年は、日本近海での漁獲が減少しており、その資源保護が大きな課題となっているのです。カツオも、一本釣りはまだしも、巻き網漁ではまさに〈一網打尽〉にしますからね。

これくらいにしておきましょう。要は、生鮮カツオの水揚げの20年連続トップを狙うのもよいのですが、あくまで限りある資源を守りながら漁業の持続的な発展があっての話。

気仙沼でのカツオ初水揚げの報に喜びながら、そんなことを考えておりました。
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東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

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