港町の防潮堤計画

林小春さんの受賞に関する記事が掲載された三陸新報5月14日(土)の一面トップは、気仙沼市港町地区の防潮堤に関する記事でした。

 5月14日港町防潮堤
三陸新報5月14日記事の一部イメージ

リードの部分を引用します。

〈宮城県が気仙沼氏の港町に計画している防潮堤建設を巡り、市との協議が平行線をたどっている。「船が見えなくなる」と地元住民が強く要望する景観対策として、県はアクリル窓の設置を提案しているのに対し、市は起立式(フラップ)ゲートの採用を求めているためだ。昨年3月の住民説明会以降、具体的な進展がなく、解決の糸口が見つかっていない。〉(引用は以上)

防潮堤が計画されているのは、魚市場北桟橋〜お魚市場付近までの臨港道路沿い(延長約500m)。いわゆる〈出港岸壁〉です。防潮堤の高さは海抜5mで、道路かさあげによって見た目は3.2〜3.6mになるそうです。お魚市場から魚市場までの道路からは海が見えなくなるわけで、異論や反論が続出するのも当然でしょう。

宮城県側は、防潮堤にアクリル窓をたくさん設ける対応案を提示していますが、窓をのぞいて海をながめてどうするよ。菅原市長も〈「県が提案する窓は、議論のテーブルにも乗らない」と一蹴。16日から自ら県庁を訪れ、フラップゲートの採用をあらためて要望する〉とのこと。

私からすれば、フラップゲートもなしにして高さを低くして欲しいのですが。県としては、一部でそんなことをすれば、県内各地区で進む防潮堤の高さの根拠が失われるのでそれはできないということでしょうが。

震災から5年たって、国の防潮堤の高さに関する考えはさほど強制力のあるものではなかったとの報道も目にします。一度決めた国や県の方針であっても、見直すべきことは見直すという姿勢であって欲しい。三陸新報の見出しにある〈直談判〉という言葉はあまり好きになれませんが、菅原市長には、ねばり強い交渉をぜひお願いしたいと思っております。
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テーマ : 東日本大震災支援活動
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tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 防潮堤を勉強する会 防潮堤

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堤防は1cm 1m でも高い方がもしかしたら助かる命が増えるのでは…と思います
正直景観についてはいざ地震がきたら気にする余裕は全くありません体験したした自分からしたらですが…もしかしたら明日地震がくるかもしれないのに… なんて不勉強ですみません

Re: タイトルなし

防潮堤に関してのコメント、ありがとうございました。その高さに関して誤解を与えてしまったようでごめんなさい。私は、5年前の経験を踏まえて一定の高さでの防潮堤は必要だと思っています。しかし、限られた予算という前提にたてば、その高さを追求するよりも背後の避難道の整備とか他の方策を検討すべきと思っています。しかし、それも18歳で気仙沼を離れた者にとってのきれいごとなのかもしれませんね。私としては、防潮堤の高さや大津波に対する備えに関しての賛成や反対の声がもっとストレートに語られててもいいのになという思っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

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